この3連休。我々一家は「
苫小牧」「
豊浦」へとキャンプに出掛ける予定だったのだが、あいにくの悪天候。予定を大きく変更し、厳正なる抽選の結果、上富良野町の「
吹上温泉白銀荘」へ日帰り入浴ドライブに出掛けることにした。
朝7時に我が家を発ち、10時過ぎに中富良野町に到着。今が見頃の時期であるラベンダーを鑑賞するため、「
ファーム富田」に立ち寄る。その駐車場で、珍しい
ガーネットレッドパールのカラーを纏うBPレガシィと遭遇。
小雨模様で風も強かったためか、いつもこの時期は渋滞する国道237号も、非常にスムーズな流れであった。
だが、この悪天候にもかかわらず、観光バス等で訪れた観光客の方々が多数見受けられた。
陽光に映えるラベンダーは確かにより美しいのだが、そぼ降る雨に打たれ、しっとりとたたずむラベンダーも、それはそれで趣きのあるモノだった。
そして、寒さに震えながらも、ココでしか味わえない一品である「ラベンダーソフトクリーム」(250円)をついつい購入。
甘さ控えめで、ほのかにラベンダーが香るそのソフトクリーム。ファーム富田に寄ったならば、必ず購入すべきであろう。
そして11時少し前、上富良野町に到着。若干早いが「
手打ち蕎麦 まん作」で昼食とすることに。
数あるメニューの中から、私は前日テレビの「
旅コミ北海道」で紹介していた「冷やしたぬき」(700円)をチョイス。
待つこと数分で供されたコレに、そばつゆ・大根おろし等を全部ぶっかけていただく。
この蕎麦は結構コシがあって、しこしことした味わいである。さらには、カツオの香り漂うそばつゆが大根おろしに染み入って、非常に軽いサクサク感のある天かすとともに、華麗なハーモニーを奏でる。靴を脱いで上がる店内も清潔感があって、非常に満足のランチタイムだった。
なお、妻と娘たちは「温かいおそば」を注文していたが。そちらの蕎麦はややコシが弱いと表現していたことも、一応報告しておこう。
そして12時。最大の目的地である「
吹上温泉保養センター 白銀荘」に到着。「雲の上の温泉」といわれるココだが、この日は天候が悪かったので、さながら「雲の中の温泉」といった風情であった。
日帰り入浴料は大人600円・中高生400円・小学生200円。多彩な露天風呂とそこからの景観とを考えると、きわめてリーズナブルといっていい。
フロントから階段を下りると、その野趣溢れる種々の露天風呂に巡りあえるのだ。水着着用で入れる男女共用の浴槽もあり、一家で運動浴場として遊ぶこともできる。
男湯の場合、露天風呂は、湯温の高い順から「ぽかぽかの湯」「活力の湯」「くつろぎの湯」「のんびりの湯」の4種。「ぽかぽかの湯」は、虚弱な私の場合は、熱くてとても入っていられない。「活力の湯」はなんとか1分間は浸かっていられる感じ。「のんびりの湯」は温水プール並のぬるさといえよう。一番のんびりと愉しめるのは、私の場合は「くつろぎの湯」である。
内風呂は「ヒバ風呂」「岩風呂」「水風呂」「寝湯」「打たせ湯」と揃っており、サウナも併設されている。中でも、「ヒバ風呂」はヒバのほのかな香りが漂い、私のお気に入りである。いつも私は「くつろぎの湯」と「ヒバ風呂」にとっかえひっかえ入って愉しんでいる。
さて、入浴後の愉しみといえば、やはり
腰に手を当てて一気にいただく、牛乳である。
最近の
牛乳瓶のフタは、もはや紙ではなく、プラスティックだった!ここでも時代の流れを感じてしまう。エコの流れから行くと、時流に逆らっているように思えなくもないが・・・
この「
吹上温泉 白銀荘」は、最低でも年に一度は訪れたくなる魅惑の温泉である。いつの日か、この横に併設されているキャンプ場で、キャンプを愉しんでみたい。