今年のタイトル決定戦となったブラジルGP。いろいろと見所の多いレースだった。
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いきなりオープニングラップからスーティルとトゥルーリがアロンソを巻き込んでのクラッシュ!セーフティーカー導入となってしまう。軽いマシンでPPを獲って、序盤で逃げてマージンを稼いでおきたかったバリケロにとっては、不利な展開となってしまった。
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さらにはピットインしたコバライネンが給油ホースを引きちぎってしまい、もれたガソリンがフロントウイング修理でピットインしていたライコネンに引火!幸いすぐに火は消えて大事には至らなかったが、やはりレース中の給油はやめた方がいいと思う。この省資源の時代に、F1だけがガソリンを野放図に消費していいワケはないのだ。
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トヨタの小林可夢偉の走りにも驚いた。ウイリアムズの中嶋は彼と接触してリタイアしてしまったが、可夢偉はこれがデビュー戦で、しかも初コースなのに、完走を果たした。彼はかなり今後に期待できそうだ。ポイントが獲れなかったのは、惜しい。
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14番手からスタートしたバトンだが、今回のブラジルでは、久々に冴えたオーバーテイクを連発していた。接触してリタイアが一番彼にとっては避けたいことのハズなのだが、それをものともしない鬼神のような彼の走りに、なんとしてもチャンピオンをもぎ取ろうとする気迫のようなものを感じた。
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そして終盤。3位走行中のバリケロを、ハミルトンがオーバーテイク。その際に接触があり、バリケロはパンクでピットインせざるを得なくなり、チャンピオンシップ争いから完全に脱落してしまった。バリケロにとって痛かったのは、この接触よりも、やはり1回目のピットインの際にウェバーはおろかクビサにまで前に出られてしまったことだろう。そして、18番手スタートからここまで順位を上げたハミルトンも、やはり凄い。
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そして、フェリペ・マッサの振るチェッカーを最初に受けたのは、レッドブルのウェバーだった。
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優勝ウェバー・2位クビサ・3位ハミルトンの表彰台。それにしても、驚きは、予選8位スタートのクビサが2位に来たことである。BMWの撤退で彼の今後の動向も不透明だが、来年もスターティンググリッドに並んでいてほしいものだ。
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そして、5位フィニッシュのバトンが初戴冠である。リザルトは表彰台に届かなかったが、この日のバトンの走りは良かった。ハミルトンは、もっと凄かったけどネ・・・
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そして、お互いの健闘を讃えあうバリケロとバトン。これはこれで美しかったとして、このレースはバリケロに勝たせたかった・・・来年、彼はどこで走るのだろう。やはり、ウィリアムズかなぁ。