吉田拓郎のアルバムの中で、最も名盤だと思うのは、コレだ。前回紹介したアナログレコード「TAKURO TOUR 1979」に「TAKURO TOUR 1979 Vol.2落陽」をプラスし、3枚組みのCDとして’90年に発売された。
その楽曲たちは、まさに’79年以前の拓郎の、まさにベストといっていいモノだ。今売られている吉田拓郎のベスト盤を聴いて、拓郎を語ってはいけない。このアルバムこそが、まさに「ザ・吉田拓郎」なのだ。成績主義社会へのアンチテーゼ「知識」。「大いなる」で自分の足元を見つめ、そしてせつない片想い「流星」。さらに、企業戦士の同棲ラブソング「もうすぐ帰るよ」。ああ、もう枚挙にいとまがない・・・
だが、大変残念なことに、このCDは、今、正規ルートでは入手不可能だ。知っている方なら知っているとは思うが、例の「ペニーレインでバーボン」の差別語問題で、この名盤は廃盤となっているからだ。
現代の若者がこのアルバムに触れる機会が、奪われていることが、実に口惜しい。この間のつま恋ライブでは、拓郎は「×××桟敷」を「蚊帳の外」と歌詞を変えて歌ったそうだ。この「ペニーレインでバーボン」という曲の内容自体は、×××の人を差別した内容ではなく、単に慣用句を使っただけと思える。×××という言葉に不快感を持つ方も、確かにいるだろう。だからといってこのアルバムを丸ごと廃盤にすることは無いじゃないか!
最近、「オバケのQ太郎」を筆頭として、こういう過剰な自主規制が、やけに多くなったような気がする。手塚治虫のブラック・ジャックの文庫本のあとがきを見たことはあるだろうか。そこには「この本には世界中の様々な方が誇張されて描かれており、それが人種差別につながると指摘されている。しかし、物語の根底には人間愛や生命の尊さが描かれている。ここでこの作品を改訂するのは、この問題について考えるのに適切な処置ではない。我々は日本の文化遺産ともいえるこの作品を守るために、あえてこのまま刊行し続ける。」とある。非常に見識ある姿勢だと思う。「ちびくろ・さんぼ」も復刊した今、このCDの再発売を、私は強く望む。
「青山徹だぁ!」「松任谷だ、松任谷だぁ!」
パシフィックリーグでは、我が地元北海道日本ハムファイターズが、1位で通過し、プレーオフ進出を決めた。昨日・今日は私もテレビの前にかじりついて、発泡酒を片手に観戦していた。
で、ここでやはり、プレーオフ制度のことが頭をもたげてくる。今年のパ・リーグのように、3強が混戦の展開だと、むしろプレーオフが無かった方が盛り上がったのではないかと・・・昨年・一昨年は、ソフトバンクには申し訳ないが、プレーオフのおかげで、非常に「エキサイティングリーグ・パ!」だったのは否定できないのだが。地元の人間だから言う訳ではないが、今年はプレーオフが無いほうが良かったかなァ。
また、プレーオフで心配なのは、金村投手がいないことだ。今年の日ハムが、継投で勝ち進んできたのは、明らかなことだ。あそこで、あのような発言をするのは、気持ちは分からんでもないが、ちょっと勇み足だったように思う。だが、球団側の罰則は、やや重い気もする。ま、ここは日本だし、野球はチームプレイで戦うものだからネ。・・・サラリーマンの私も、肝に銘じておこう。
で、新庄選手の引退セレモニーにも思うことがある。プレーオフを札幌ドームでやることが確定していたのだから、引退セレモニーは、ホントの札幌ドーム最終試合でやった方が、より良かったのではないかと・・・プレーオフに新庄選手が出場しないワケは無いのだから。ねぇ。ホントに引退するのかなぁ。
はたまた、新庄選手引退の影に隠れがちだが、やはり、私は田中幸雄選手のことを思わずにはいられない。2000本安打を目前にしながら、今年は出場機会に恵まれず、今日の超満員の札幌ドームでも、ファンの前でプレーすることができなかった。20年間日本ハムの中軸バッターでありながら、今日の晴れ舞台にも登場することなく、来年プレーするかどうかも分からない。日本ハムの功労者に、こんな思いをさせていいものだろうか。日本人監督だったら、もっと彼を大事にすると思うのだが。しかし、そんな浪花節を断ち切るヒルマン采配のおかげで、今年の日本ハムが強かったのも事実である。ああ、なんとも今日はスカッと酔えない夜だ。
昨年11月まで、私の愛車は「エスクード・ノマド」だった。今回友人のニータ有恒氏の所有するエスクードを借り、久々に運転させてもらう機会を得た。
彼のクルマは、もう14万キロ近くを走破していたのだが、エンジン等の状態はすこぶる良かった。彼のクルマも5MTなのだが、トランスファーの張り出しでフットレストがないため、左足の置き場が無いのがチョットつらい。このクルマのオーナーだった頃は、大して気にもならなかったのだが、久々に乗ると、非常に違和感を感じた。
で、走り出してすぐに、その視界の良さにあらためて驚く。着座位置が高く、ウエストラインが相対的に低いため、非常に見通しがいい。ドアミラー後のウエストラインの「えぐり」がまた良く効いている。ボディがスクエアで、ボンネットの稜線がはっきり見えるので、車両感覚は非常に摑みやすい。
ぴょこぴょこと落ち着かない乗りごこちや、曖昧なステアリングフィールに時代の流れを感じるが、このスタイリングと全長4m未満のジャストサイズの大きさは、今もって魅力的だ。現代の技術で、このクルマを作ってくれたら、どんなにいいだろう。今のエスクードは、乗るといいのだけど、ちょっと大きくなりすぎた。日本国内の市場が縮小し、輸出がメインになってしまったからなのだろう。初代エスクード・ノマドのコンセプトは正しかった。大事に乗ってほしい。
ラーメンを喰った帰り道。新型ストリームのカタログ収集目的で、ホンダに立ち寄ったのだが、ついつい営業マン氏のお言葉に甘えて、試乗させてもらうことにした。素晴らしいことに、今回の試乗は「営業マン同伴無し・試乗コース自由」だったので、堪能させてもらいました。
ステアリング周りに、シビックとの強い血縁を感じさせるが、このクルマ、実はシビックよりもずっと運転しやすい。寸法が5ナンバー枠に収められていることもその一因だが、なにより、最近のミニヴァン系のクルマにつきものの「A’ピラー」が無いため、交差点の右左折時に、周囲の状況を確認しやすいのだ。
また、このクルマはとても静かである。街乗りにおいては、ひょっとしたら、私のレガシィ2.0i以上に静かかも・・・特に、ロードノイズがよく抑えられている。そして、ミニヴァンであることを感じさせず、まるでステーションワゴンのように、キビキビかつしっとりと走る。3列目に座ってみたところ、窓が小さいため、頭の周りの開放感はないが、足元は広く、十分座れる。これなら3世代でファミレスなんかに食事に行くくらいならば、実用に使える3列目席だ。
ストリーム。総じてなかなかいいクルマであった。だがしかし、最近のホンダ車のフロントマスクの強面ぶりが、どうもなじめない。オデッセイもストリームも、初代のたたずまいは知的な感じだったのだが。「強面だけどいい人」って、まるでどこかのラーメン屋さんの店主さんみたいだなぁ・・・
さて、またかと思われる方もいらっしゃるでしょうが、今日の昼食も、ラーメン。南郷18丁目の「とんでん」向かいに移転し、新装開店した「あび」を訪ねた。
前から喰いたいと思っていた「しおホルモン」(850円)。ギュッと詰まった野菜の旨みに加え、炒め野菜の香ばしさが鼻腔をくすぐるスープ。そこに、微妙にスパイスの効いたたっぷりのホルモンと、散りばめられたゴマの香りが彩を添える。やはり、ここのスープは塩味が旨いんだなぁ。ちなみに、「しおホルモン」には、例の「スープに浸してから食べなければならない極上のチャーシュー」は入っていませんので、ご留意を。
で、私も持っているスタンプカードだが、満タンカード3枚で極上チャーシュー1本プレゼントとのこと!ただし、色々と制限があり、チャーシューまでの道のりは遠そうだ。私のカードの期限は10月9日。ううっ。
移転後も、相変わらずの旨さのこの店。ただし、変わった点も2・3ある。まず第一に、料金が先払いとなったこと。そして、下の写真のメニューで抹消されているのは「カレーらーめん」と「餃子」であった。また、かつては「辛味噌らーめん900円・ただし完食できなかったら1100円」だったハズなのだが、現在は「辛味噌らーめん1100円・スープまで完食で900円」と表記の仕方が微妙に優しい方向に変わっている。そして、謎なのが、先払いの場合の、「辛味噌らーめん」の支払い代金である。「デフォルトで1100円支払って、完食したら200円キャッシュバック」なのか、「とりあえず900円支払って、完食できなかったら200円追徴」となるのかなのだ。近々取材して、その真相を明らかにします。
この日は、移転後間もないこともあってか、この店は非常に混雑していた。ラーメンを喰い終わって、店を出ようとしたところ、ご主人が「お客さん、ホントにごめんネ。ラーメン大変おまたせしちゃって」と声をかけてくれた。ここのご主人、強面だが、実はとてもイイ人のように思えてしまう。やはり、「あび」は素晴らしい。
この、混沌とした21世紀。私の知らないところで、いろいろなムーブメントが起きている。「ガッツ石松からの電話」ムーブメントにも驚いたが、「主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました」ムーブメントは知らなかった。そのようなスパムメールは、幸いにして、我が家でも、我が社でも見かけたことはないが、「ウチにも来ないかなぁ」なんて、ついつい期待してしまう私は、不謹慎な人間である。
給料日後には、やはり普段あまり食べられない、ちょっと高いラーメンを喰いたくなるのが、人情というものだ。そんなワケで、本日の昼食はめんぞう屯田店の「カレーボス」(850円)なのだ。へっへっへ。
いつも思うのだが、ココのラーメンのうれしいところは、「麺がビシッ!と熱いこと」である。具はエビやイカなどの魚介類とヤングコーン等の種々の野菜。そしてチャーシュー。そして、カレーのスープが、トロリと麺に絡み、まさに「こくまろ」な味わいのカレーが、「辛すぎず・かといって甘口ではなく」でとても旨い。カレーのルーにどのブランドを使っているのか聞くべきだったかもしれないが、他にお客さんもいたので、それは遠慮してしまった。
850円という値段を補って余りある、満足度の高いラーメンだ。チャーシュー麺をオーダーしようとしているアナタ!「カレーボス」の方がお徳かもしれませんヨ!
9月の北海道は、朝晩はたしかに冷えてきたが、地球温暖化のせいなのかどうかは謎だが、日中はまだまだキリギリスが元気よく鳴くような暑さなのだ。そんな日は、やはり「拓味のつけ麺」が恋しくなる。
この店の「つけ麺」は正油・味噌・塩の3種類あり、この日は塩味の「しおちゃん」を選択。
コシの強いツルツルでプリプリの麺と、柔らかな質感の大きなチャーシュー。冷たい麺に熱いつけダレをつけていただくと、その瞬間、お口のなかはパラダイスだ。
一面にばら撒かれたネギと、鷹の爪の爽やかな辛さのハーモニー。コドモが食べるには、ちょっと辛いかな?
ここのつけ麺は、正油(拓味のつけ麺)・味噌(ごまちゃん)・塩(しおちゃん)の三味ともややピリ辛で、大人の味(中年の味)である。コレを食すと、この店の出すメニュー一品一品が、極めて工夫と熟考の末に生み出されていることが、よく分かる。夏でなくても、並びたくなるラーメン屋が、ココだ。
9月10日に千歳で行われた「フレンチブルーピクニック」の見聞録。待ってた方も、どうでもいいという方も、お待たせいたしました。最終回はルノー編です。
4(キャトル)。シトローエン2CV同様、きわめて長寿なクルマで、90年代前半まで生産されていた。このクルマをリスペクト(←パクリと読み替えてかまいません)して、89年に受注生産されたのが、「日産PAO」だった。今思えば、ここに「ルノー・日産提携の布石」があったのではないかと勘ぐるのは、きっと、私だけだろう。
5(サンク)。フランス車といえば、こういうちょっとトボけた表情のクルマを連想してしまう。近年のフランス車のデザインも、決して悪くはないのだが、この頃のサンクのような柔和な表情のフランス車は、少なくなってしまった。
サンクの後継車たる、ルーテシア(本国名:クリオ)。初代のクリオはダイハツ・シャレードの影響を色濃く受けていたが、今のクリオはルノーらしさを取り戻しつつある。そういえば、「トゥインゴ」は「ホンダ・トゥデイ」そっくりでしたネ。
メガーヌはルノーの主力車種だけに、派生モデルが数多い。これは、旧メガーヌクーペ。
メガーヌ・セニックRX4。5MT+右ハンドル+4WD。積雪地に住み、現在「初代エスクード・ノマド」あたりに乗っている方にとっても、きっとうってつけなクルマでしょう。塗装されていないバンパーやサイドフェンダーカバーが、またヨロシイ。バンパーというのは、本来そういうモノだ。こういう部分もカラードでないと売れないように日本のユーザーを教育してしまった、国産車メーカーは罪深いと、私は気弱に思う。
現行メガーヌ。多少ラゲッジが犠牲になっているが、このつるんとしたお尻のデザインは魅力的だ。残念ながら、これの元ネタたる「アヴァンタイム」には、この日も会えなかった。アヴァンタイムが自走している姿を、私は未だに見たことがないのだった。北海道にはいないのかもネ。
メガーヌ・グラスルーフカブリオレ。ルーフは、当然のごとくトランクに収納されている。むしろ、グラスルーフを閉じたこのクルマに乗り込んで、グラスのルーフの開放感がどれだけのものなのか、一度確認してみたい。
ラグナワゴン。流麗なサイドウインドウグラフィックスが、フランス流でヨロシイ。と言いながらも、万一「レガシィツーリングワゴン」がこのスタイルで登場したならば、私は、もちろん激怒するであろう。
25(ヴァンサンク)。どでかい5ドアハッチ。フランスでは大統領がこのようなクルマに乗るが、日本の首相が5ドアハッチを公用車にすることは、まず有り得ない。お国柄の違いですネ。ちなみに、これの後継車は「ヴェルサティス」というクルマだが、日本には導入されていない。やんごとなし。
エクスプレス(上)とカングー(下)。フランス車は、商用車であっても、そこはかとなくお洒落でカッコいい。日本の商用車も、このようなカタチになってくれれば、街の風景も変わるのにねぇ。カングーに関しては、4×4の国内投入を期待しています。可能性は低そうですが・・・
グランドツーリングが多かったこともあり、納車8ヶ月にして走行距離10000kmを突破したマイレガシィ2.0i。さて、待っている人が居るかどうかは別として、恒例の8月26日~9月16日の期間の燃費レポートです。走行距離:619.9km、給油量:56.55L、満タン法燃費11.0km/Lと、相変わらず良好な数値でした。今回は、札幌~南幌町までの往復約50kmの長距離走行を含みますが、それ以外は日常的な通勤・買い物の使用パターン。エアコンは、ほとんどOFFだったことを申し添えます。ちなみに写真を撮り忘れましたが、燃費計数値は11.7km/Lを表示していたのでした。
私は2Lクラスのクルマでは、このレガシィ2.0i(5MT)はトップクラスの優秀な燃費のクルマだと考えていたのだが、調べた所、プジョー307XSi(5MT)も、相当に優秀な燃費の模様で・・・ま、レガシィ2.0iはAWDでレギュラーガソリン、307はFFでプレミアムガソリンだし、走行条件や、走り方の違い等の要件も大きいとは思うが、307の好燃費はちょっと驚きだった。他にもレガシィ2.0iよりも燃費のいい、2000ccのクルマが、ひょっとしたらあるのかもしれません。もし、あったら、私に教えてください。ううっ。
昨年、私が「アサヒ本生キャンペーン」で当てた「本生ロースト」が「クリアブラック」とその名を変えて、今、限定販売されている。
コレは、まさに「ライトな黒ビール」といった趣で、実にウマい!本物の黒ビールや黒発泡酒は、私にとっては、ちょっと重過ぎるというか、ヘヴィなのだ。この、クリアブラックは、まさに私のような貧乏グルメにはぴったりのテイストで、グイグイいける。
だがしかし、またしても限定醸造だ。アサヒビールが通年販売にしてくれるよう、これからセッセと買わなければ・・・
仕事で近くに寄ったので、その日の昼食はびっくりドンキー西野店の向かいにある「櫻島」のラーメンだ。いやあ、相変わらずの行列ぶりですな。最近は千歳にも支店ができた模様ですネ。
この日は「櫻島ラーメン(682円)」をオーダー。かつてスープは基本的にトンコツベースのこれだけだったが、現在は「鯛ラーメン」という魚だしベースのモノも登場している。これも、気になるので、次回の課題にします。
お盆に乗せて運ばれてくるラーメン。スープが丼からこぼれる程に、なみなみと注がれている。麺は九州系の白い細めのストレート麺。博多系の九州ラーメンよりかは、若干太いような気がした。麺に関しては、札幌ラーメンのイメージを捨てて、「九州ラーメンとはこういうものだ」と気持ちのスイッチを切り替えておきましょう。そして、トッピングに北海道では珍しい「高菜漬」。この辺が、「鹿児島ラーメン」たるゆえんなのだろう。そして、黒豚チャーシューと角煮のボリュームがものすごい!これは、一般的な店のチャーシュー麺以上の量である。すでに若くは無い私にとって、これを喰い切るのは、体調と気力を整えておかないと困難だ。ちなみに、チャーシュー抜きの「素ラーメン」も550円で用意されている。
トンコツベースとはいえ、決してコテコテではないスープで、チャーシューを流し込むようにして、なんとか完食。やっぱ、このようにコストパフォーマンス高く旨いラーメンを、スープの一滴たりとも残すワケにはいかない。私の、ココロがそう叫ぶ。ああ、またしてもカラダをいじめてしまった・・・
こないだの日曜、千歳で行われた「フレンチブルーピクニック」のご紹介。本日は、プジョー編です。
106。この、「山椒は小粒でピリリと辛い」って感じがイイですネ。この後継モデルの107(トヨタ・シトローエンと共同開発)は、なんだか育ちすぎの小学生のような趣で、キビキビ感を欠いてしまった。パッソやヴィッツとの競合を避けるためか、日本国内投入はないという。やんぬるかな。
1983年登場の205と1998年登場の206。サイドから見ると、15年の歳月を経て洗練されてはいるが、この2車には強い血縁関係とアイデンティティを感じる。そして、15年前のシビックと今のシビックとの変わりようを見るにつけ、なんだか悲しくなってしまう。
このプジョー新旧2車に関しては、個人的には、5ドアよりも3ドアの方がよりカッコよく、似つかわしいと思う。
206SW。L字形のテールランプの処理がステキだ。
307はとても好きなクルマだ。それも、マイチェン前のおちょぼ口のモデルがいい。妻の反対がなかったら、購入してたかも・・・マイチェン後の大口のモデルはちょっと大味だ。307CCは流麗な後姿を撮影すべきだった。ちょっと後悔。
405。きわめて端整なセダン。アコードには、この世界を目指してほしかった。
406。これのクーペはかつてのBMW6シリーズを思わせて、とても美しいのですが、残念ながらこの日は会うことができませんでした。
407SW。407シリーズでもっとも優れたデザインなのは、このSWであると思う。クロームメッキの使い方も巧い。
1007もバックシャンですね。スポーティーで、なおかつエスプリの感じられる背高ノッポさん。国産車では、まず得られない味だ。コンセプトはやや不明だが、デザインは素晴らしい。フランス車は、ホントに素敵だなぁ・・・
(・・・ルノー編につづく)
「JR千歳駅」からインディアン水車方向に向かうと、右手に見えてくるのが、この「味平」だ。私は8年ぶりにココのラーメンを食した。
いやあ、8年前と変わらず、芸能人のサインやら、垂れ幕やらで、エネルギッシュな店内である。いかにも私好みの破天荒なラーメンを出してくれそうな雰囲気が、濃厚に漂う。
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メニューは非常に数多い。「赤みそ」「白みそ」「しお」「正油」「蔵出し正油」「とんこつ」の6つの味を、それぞれ「上の写真の緑地に黒文字で書かれているバリエーション」で選べるのだ。しかもメニュー表のみならず、店内の張り紙に書かれているモノまでチェックしなければいけないので、何をオーダーすべきか非常に悩んでしまう。私はかつてココで食べた「薄野正油ラーメン」の野性味溢れる豪快な味が忘れられず、ホントはそれをオーダーしたかったのだが、どうやら、メニューからは消滅してしまった模様。誠に残念・・・
で、なるべくそれに近そうなものとして、「味平頑固ラーメン(正油味)」(680円)を注文。脂身のやや多い大き目のチャーシューが胃液を分泌させる。麺は私の好みからいくと、もう少し固くてもいいかなと思ったが、スープはニンニクの効き具合も極上で、アツアツのコイツにブラックペッパーをぶっかけて喰らう。これも旨い!かつて食べた「薄野正油」は、これに背脂っぽい様々なモノがスープの上に浮いていて、さらに下品な感じの素晴らしいラーメンだったように記憶しているのだが、この「味平頑固正油」もかなりの出来栄えのモノだ。千歳に来たなら、ぜひ立ち寄りましょう。
「フレンチブルーピクニック」というフランス車のイベントが6年前からあったなんて、全く知らなかった!私自身はフランス車オーナーではないが、「フランス車は大好き」である。今回プジョー106のオーナーである尾車親方と共に、私は嬉々として千歳に出かけた。
では、まずは旧いクルマから。やっぱ、シトローエンといえば2CVですネ。このクルマ自体は1990年まで生産されていたので、実はそんなに低年式のクルマではないかもしれませんが・・・できれば、メアリとか、アミとか、SMとか、CXに会いたかったのだが。先日のクラシックカーフェスではお目にかかれたDSも、今回は来てなかった。ちょっと残念。
だが、GS君がいた!いやあ、このテールエンドが、シトローエンだなぁ。
GSの後継車たるBX。この、カラードバンパーでありながらも、ボディと色味が相当違っているところが、フランス車的で、実に素晴らしい。このBXはサンルーフ仕様だったのだが、なぜかその屋根は、一面アルミ箔のようなモノで覆われていた。雨漏り対策なのか、それとも小粋なドレスアップだったのか、真実は藪の中である。
シロナガスクジラのような、堂々たる体躯のXM。オーナー氏のご好意で、シートに座らせていただく機会を得た。この大ぶりの柔らかなシートの感触は、まさに極上で、これがフランス車のシートってヤツなんですネ!うーん、どんぶらこ。
サクソ。一時は「シャンソン」なんて名前で売られていたこともあった。「サクソ」って音の響きが、イマイチ日本語的には美しくなかったからなのだろう。サクソはプジョー106と兄弟車といってもいい関係だ。なるほど、似ている。
ピカソ。その、8ライトのサイドウインドウグラフィックスのデザインが、ピカソたる所以なのだろうか。発表当初は、やや凡庸に見えたのだが、今あらためて見てみると、なかなか個性的である。
続いて、新世代のシトローエンたち。C2とC3は基本的には同じクルマなのだが、うまく作り分けている。とんがった感じのC2も、丸くて柔和なC3も、どちらもフレンチテイストに溢れている。
そして、C4とC5。C4はクーペのデザインも、なかなかアグレッシヴで素敵だが、やはり5ドアを味わってこそ、フランス車の真髄を知ることができるのだろう。近年のシトローエンは、とても魅力的だ。
(・・・プジョー&ルノー編に続く)