雪融けが異例に早い、今年の札幌。
道路や駐車場は雪融け水でびしょびしょ。
例年でいえば、3月中旬くらいの、感じである。
ウチのレガシィ2.0i(5MT)のカラーは本来「オブシディアンブラック・パール」なのだが、すすけてグレーになってしまった(^^;
だがしかし。洗ってもすぐに汚れるのが明白なので、路上の雪融け水が引くまでは、洗車はじっと我慢の子なのである。
妻からは、「いいからそろそろ洗いなさい!」と、激を飛ばされているのだが・・・
さて、2月7日~2月25日の間の、燃費です。
この間。道路状況も悪くなく、単身赴任地⇔自宅を3往復したこともあって、燃費計数値は13.4km/Lと、この時期としては極めて良好。
満タン法燃費は、474.5km÷37.80L≒12.6km/Lでした。
ガソリン、ちょっと上がってきましたネ。ううっ。
「麺や亀陣」から2月24日に届いたメール。
ワンコインの「チリトマトヌードル」を、本日2月28日まで提供中であるのこと!
自称チリトマトヌードルフリークである私が、コレを喰い逃すワケにはいきますまい。
11時00分。開店と同時に、入店。
「東区アクション」とは・・・
札幌市東区の人気ラーメン店が、テーマに添って一定の期間中、限定ラーメンを提供するイベントなのだそうだ。
その今回のお題は、「ワンコインのかけラーメン」。
1日15食限定の「チリトマトヌードル」を、当然ながら、注文。
11時10分、それは目前に。
むむっ・・・「かけラーメン」といいつつも、なにか、具が載ってるゾ。
パスタ用小麦の「セモリナ」配合の、自家製麺。
確かにラーメンというよりは、パスタ系の食感である。
そこには唐辛子も練り込まれており、それ自体がピリリと刺激的!
ルッコラに、レモンの皮に、ブラックペパー。
まさしくこれは、イタリアンで、シチリアーナ!
具のように見えた「一反もめんのようなこの物体」は、麺を切る前の「麺帯」と呼ばれるものなのだそうだ。
だから、これは、「具ではなく麺」なのである!?
重くてつるりと滑りやすく、箸で持ちにくいのが難点だが、そんな時はがぶりと齧ってしまえば、何の矛盾も無い。
甘味と酸味が友好的にフュージョンする、太陽の味のトマトスープ。
麺自体がピリ辛なので、スープはむしろ、まろやかにそれを包むようなテイスト。
11時18分、完食。
とても「ワンコインのかけラーメン」とは思えない、充実感あるランチであった。
チリトマトヌードル。「この麺とスープとの組み合わせ」を、何か具材入りで、定番化してほしいと、私は希望する。
鶏手羽元とか、マッシュルームとか、レタスの芽とかが、似合いそうだなぁ・・・
休暇をいただいていたその日。
妻のリクエストにより、新琴似の「タケダ製菓」に立ち寄った。
私の目を惹いたのは、この、南部せんべいの「みみ」(1袋103円)である。
せんべい好きの妻は、それも含めて、せんべいたちを、がっつりと大人買い。
その中から、私は「こわれせんべい詰め合わせ」(200円)と「みみ」を、それぞれ1袋ずつ配給を受けた。
来週の単身赴任地宅でのおつまみは、コレで決まりである(^^)
いつのまにか、「並ぶ店」となってしまった、太平の「麺や けせらせら」。
今回1年2ヶ月ぶりに、夫妻でそこの暖簾をくぐった。
開店10分前の11時20分にそこに到着したのだが、すでに行列ができていた。
開店後、幸いなことに1巡目で着席することができた。
BGMのビートルズが、耳に心地よい。
今回はちょっと贅沢に、「味噌らぁめん チャーシュー増し」(税込920円)をオーダー。
11時42分。それは目前に供された。
「わけぎ」の緑が目に鮮やかである。
小林製麺の麺は、もはや札幌ラーメンのスタンダードになったと言っても、過言ではない。
ぴちぴちと元気良く、もっちり感やスープとの絡みも、すんばらしい。
まるでポタージュのようにクリイミイな、濃厚鶏白湯スープ。
味噌味との相性も良く、まろやかデリーシャスである。
そして、ぷるんとチャーミーな、味付き煮卵。
脂身のバランスに優れた、Wバラチャーシュー。
とろとろ過ぎず、節度感のある柔らかさで、しなやかに、んまい。
とはいえ、ココのラーメンは、やはり、旨い!
夫妻ともに、120%満足の、ハートもストマックも充実した、ランチタイムであった。
その日は小樽で、妻・長女・そして私の、3人でのランチ。
12時40分に、「若鶏時代なると本店」に入店。
ちなみに、チェーン展開して道内に数店舗を有する「小樽なると屋」は、ココの暖簾分け店舗である模様。
入店すると、まず目に入るのが、種々の有名人のサイン色紙!
平日のお昼過ぎだったが、店内はアジア系観光客さん等で、非常に賑わっていた。
12時51分。我々夫妻は「若鶏・寿司セット」(1,500円)を、長女は「生ちらし」(1,000円)をオーダー。
12時58分。混んでいた割には手早く、それは供された。
傘が大きく開いた椎茸が印象的な、お吸い物。
お寿司は6貫。ネタが新鮮で、キラキラと輝いていた!
左上の黒っぽいネタの種類が分からなかったので、ご存じの方いらっしゃいましたら、ご教授くださいm(__)m。
やはりメインは、この若鶏半身揚げ。
グラマラスなそのヒップには、色っぽささえ感じる。
パリッとした皮に内包された、柔らかなその身!
骨の周辺の部分がこれまたジューシィーで、手を汚しながらしゃぶり尽くす、至高のひととき。
13時17分。骨の髄まで味わい尽くしました。
また2年後も、ここに来れたらいいなぁ・・・(^^)
日曜日。
妻の発案により、夫婦でJR北海道の「一日散歩きっぷ」を購入。
時刻表を片手に、詳細は決めずに、大まかな行程だけを決めて、「行き当たりばったりのスリルを愉しむ、ぶらり旅」に出ることに。
8時02分。札幌駅構内で、朝食として駅弁を購入。
一番人気の「海鮮えぞ賞味」(1,000円)である。
冷静に考えると、朝食で1,000円はややお高かったような気もするが、旅立ちの高揚感で気が大きくなっていたのだから、しょうがない。
協議の結果。我々夫妻があまり行ったことのない太平洋側を攻めることと相成った。
8時29分発の苫小牧行きに乗車。
8時36分。「海鮮えぞ賞味」を、開封。
海の幸たっぷりで、これで1,000円ならば納得の、良い弁当であった。
ただ、この苫小牧行き列車はボックス席が無く、いわば通勤用の対面ベンチ席のみだったため、非常に他人の視線が気になり、弁当をむさぼるにはあずましくなかったが・・・(^^;)
10時過ぎに、苫小牧駅に到着。
我々夫妻は、今まで「登別温泉」には、あまりなじみがなかった。
なので、そこに向かうこととし、10時10分発の東室蘭行きに、乗車。
11時。JR登別駅に到着。
ヒグマさんの剥製に、歓迎を受ける。
クマ牧場。休業中というのが悲しいが・・・
温泉街までは、バスで向かう。
ちなみに、このバスは、アジア系観光客の皆様方で、非常に賑わっていた。
11時40分。私が全幅の信頼を置く、野口観光グループ「石水亭」に到着。
日帰り入浴は、タオル付きで1,000円。
銀杏(いちょう)館7Fの「空中露天風呂」を愉しむことに。
ホワイティな色合いの、その温泉。
アイヌ語で「ヌプルペッ」というそれは、「登別」の語源になったとのことである。
男湯は非常に空いており、湯ったりとしていたのだが・・・
そこまで「女湯のアジア系観光客の方々のでかい話し声」が、ギンギンと響いてきたのが、なんとも(^_^;)
まあ、文化の違いなのだから、しょうがないと、思うしかない。
ひるがえって日本人も、ハワイやグアムには行くわけだし。
ココロもカラダも温まり、さて、このホテルで昼食にしよう!と思ったところ・・・
な、なんと。このホテルには「ぶらり客」用のレストランは無く、予約客以外には食事を提供していないとのこと。なんてこった!ジーサス!
このあたりは、札幌のホテルとは、大きく異なる点だ。
下調べ無しのぶらり旅というものには、こういう誤算も、起こり得るのである。
まあ、それも、いわゆるひとつの醍醐味だと、愉しんでしまえばいいのだ。
腹ペコとなった我々夫妻は、昼食を摂るため、12時35分のバスで、JR登別駅へとんぼ返り。
ああ、できれば、もっと湯ったりと、温泉に浸かりたかったのだが・・・
13時17分。JR登別駅に、再到着。
だが、駅前にも、ココロ魅かれる食事処は、見当たらない・・・
かくなる上は、区間内なら乗り降り自由の「一日散歩きっぷ」を活用し、白老で「白老牛」をいただこうではないか!
我々夫妻は、13時29分発苫小牧行きの列車に乗り込んだ。
13時53分。JR白老駅に到着。
妻がスマホで調べたところ、「牛の里」というお店が、駅から徒歩圏内であると判明。
14時05分、そこに到着。
このお店も、アジア系観光客の方々でほぼ満席状態だったのだが、なんとか我々夫妻は、席を確保することができた。
自家用車でなく、公共交通機関で動く旅の大きなメリットは、生ビールを気兼ねなくいただけることである(^^)
旅先の魔力で気が大きくなっている我々夫妻は、迷うことなく、「ロースステーキ」(税込2,808円)を、それぞれオーダー。
ををっ、久々にリアルに見た、霜降りのお肉!
薬味は、緑色が「抹茶」で、黄土色が「山わさび」である。
そして、炭火ロースター。
それはまさに、「インドア炭火BBQ」の贅沢!
その脂身は、とろけるように甘く、私が平成に入ってから食したステーキの中では、まさにベストである。
焼き加減を、自分の好みにできるところも、見逃せないチャームポイント。
まるでぞうさんのような、このお肉!
加えて、「漬物食べ放題」も、地味ながらありがたいサービスである。
15時04分。3時のお茶をいただき、我々夫妻は満足&満腹で、このお店を後にした。
そして、16時16分。白老発苫小牧行きの普通列車に乗車。
コンビニで購入の「ポッキー グレートチョコレート」と、「じゃがりこ 明太チーズもんじゃ」で、さながら修学旅行気分。
16時41分、苫小牧に到着。
ここで、16時55分発札幌・手稲行きに、乗り換え。
そして、18時12分。札幌に帰ってきた。
「ぶらり旅」とは言ったものの、JRの乗り換え時間は想像よりもタイト。
地方線は本数が少ないため、お目当ての列車を逃すと、下手をすると、帰って来れなくなる。
時刻表片手の、実はスリリングな、時間に追われる旅であった(^_^;)
毎年この時期恒例の、ふくふくクラブ会合。
早いもので、今回第13回目を迎えた。
つまり、私を含め、当初からの参加メンバーは、「13歳老けた」ということである(^^;)
会場は、いつものように、「ふくの家たなか」。
一人当たり:月1,000円×(毎月12ヶ月+ボーナス加算2ヶ月)=14,000円を使い切るために、メンバー8名はここに集結した。
数時間後に我々の胃袋に格納される運命であることを、知ってか知らずか・・・
水槽の底にのほほんと佇む、トラフグさんたち。
メンバーでの協議の結果。
今回は、いつもよりもちょっと豪華に、「白子入りとらふぐコース」(税別9,700円)とすることに。
普段は「活ふぐのフルコース」(税別7,000円)なのだが、「焼き白子」や「鍋白子」を別途オーダーするよりも、むしろお徳だろうと、判断したのだ。
まずは、「煮こごり」を肴に、ビールで乾杯!
大皿に盛られた「ふぐ刺し」。
皿の模様が透けて見えるのが、たまらなくセクシー。
模様は上手く区画割りされているので、事前協議で領有権を確認し合うのに、最適なのだ。
そして「湯引き」。
それは口中で震えるようなプルプル感。私は思わず身悶えする。
表面はしっかりしているが、内面はふわふわでクリーミィな、「焼き白子」。
衣はカリッと。中身は淡泊な鶏ムネのような上品さ。それでいて骨の周りはジューシィな、「から揚げ」。
薫りに誘われ、普段日本酒をたしなまない私でも、グイグイいけてしまう「ひれ酒」。
そして、大御所の「鍋白子」!
ポン酢・万能ねぎ・もみじおろしが三味一体となり、淡白ながらも深いふぐの身と、クリーミーな白子を、三次元に引き立たせる。
粒立ち細かい「白子酒」は、まさしく「ウインナ日本酒」!
フグのエキスがしっかりと沁み出た鍋の残り汁で、仕上げの雑炊!
もちろん、鍋の底まで、完食させていただきました。
そして爽やかなデザートのアイスで、この豪華絢爛な宴は、閉幕した。
そしてお会計は、8名で109,080円。
1名あたり13,635円なので、めでたく黒字決算である。
また、今年も、積み立てねば!
そして「ふぐひれ」は、持参のジップロックで、お持ち帰り。
今週は、自宅でふぐひれ酒三昧である。うっしっし。
サタデイ・アフタヌーンは、妻との協議が調い、ラーメンランチとすることに。
向かったのは、ホクレンビル地下の「一粒庵」である。
12時26分に到着したところ、すでに行列待ち状態であった。
12時40分。予想よりも早く、入店し着席できた。
喫茶店のようにシックな店内には、ビートルズがBGMとして流れている。
お冷がデフォルトで「麦茶」というのも嬉しいところ。
行列待ちをしていた間に、店員さんがオーダーを取ってくれていたのも、うれしい配慮。
私がチョイスしたのは、フラッグシップと思われる「元気のでるみそラーメン」。
大・中・小とあるなかで、「中」(850円・中太ちぢれ麺)をオーダーした。
12時49分。混んでいた割には、迅速にそれは供されたといっていいであろう。
「先取りオーダー受付」ゆえか、客の回転は、いい。
ネギと水菜のグリーンに挟まれた、卵白と赤黒いチャーシュー。
そして、黄金色の、スープ。色彩感も、お洒落である。
つるんとしたノド越しの、自家製麺。しなやかで強い腰の持ち主だ。
まろやかで味わい深いみそスープ。熱さも言うことなし!
卵白の泡に包まれた、豚挽肉&行者ニンニク。赤唐辛子がピリリと辛さの刺激を添える。
シャキッとした水菜は、そこに清楚な風を吹き込む。
表面の固さと身の崩れやすさが同居する、スモーキーな炙りチャーシュー。
12時58分、完食いたしました。
全体的に、品よくまとまったラーメンである。
個人的には、行者ニンニクに、もっと下品に、主張してほしかった。
だが、農学博士の西村弘行教授の研究による臭味の消える調理法を用いて、「臭くない元気のでるみそラーメン」を開発したとのことなので、これが万人向きには正解なのだろう。
美味しゅうございました。
単身赴任者の味方である素晴らしい製品、昭和産業の「レンジでチンするから揚げ粉」。
使い勝手に優れたコレを用いて、「鮭フライ」を作ってみた・
まぶして5分ほどレンジで温めるだけで、それは見事完成!
栄養バランスも鑑みて、「ニンジンのオリーブオイル素焼き」と、「ミニトマト」を添えてみた。
衣は油で揚げたように「サクッ」とはしていないものの、しっかりと身の芯まで火が通り、なかなかジューシーなお味!
昭和産業さん、ありがとう。次回はこの手法で「タコザンギ」を作ってみたい。
あまり公にしていなかったが、私は「もち」が大好きだ。
先日イオンに行った時、この「こんがり上手 角型もち焼」なる、魅惑的な製品を見つけてしまった。
なんでも、セラミック付きで、「炭火に近い焼き上がり」になるとのこと。
価格は、税込204円。これは、購入せずには、いられない。
初めての使用時には、1~2分事前加熱が必要とか。
はたまた、センサー付バーナーでは、センサー解除が必要とか。
さらに、輻射熱の影響で爆発の恐れがあるため、カセットコンロでは使えないとか。
もち以外の食材を焼いてはいけないとか。
破損の恐れがあるため、強火厳禁とか・・・
色々と制約はあるものの、こんがりとウマいお餅をいただけるのならば、そのくらいのことは、私は厭わない。
袋に書かれていた指南通りに、お餅を焼き、
しいたけは、別途、フライパンで焼き上げる。
そして、個人的にはプチ贅沢な、ディナーの完成。
外側はカリッと香ばしく、内側はもちっと柔らかく。
まさに理想的な焼き具合に、仕上がった。
餅好きにとっては、税込204円の大枚を支払った意味のある、価値ある製品であった。
先日「海幸」で700円で購入した「ルッツ三升漬け」を、おつまみに食した。
「ルッツ」とは、正式名「ユムシ」で、見た目は太ったミミズのよーなモノ。
大しけの翌日に海岸に打ち上げられる、幻の珍味なのだ。
ぬるりとしながらもコリッとした、その食感。
私が過去に食したもので言えば「ホヤ」に近い印象だが、それよりもむしろ、クセは無い。
唐辛子の辛さと麹の甘味が、切なくフュージョン。
この三升漬け。いも焼酎に、激しく似合う!
この1瓶。1週間は保たせようと思っていたのだが、2日で空けてしまった。
もしも入手可能であれば、また買おう。
レヴォーグ登場以降、日本国内においては、やや存在感を失いつつある、スバル・レガシィ。
昨年10月にフルモデルチェンジされているのだが、友人の尾車氏は、それを知らなかったという(^^;)
だいぶ時間は経ってしまったが、レガシィ乗りのはしくれとして私は、実車を確認すべく、スバルディーラーさんに向かった。
新型レガシィは、ツーリングワゴンが廃止され、セダンの「B4」と「アウトバック」の2本立てとなった。
BN系と呼ばれる、6代目レガシィ・セダン。
全長4795mm×全幅1840mm×全高1500mmの、堂々たる体躯。
だが、フロントマスクは目元がキリッとして、先代BM系よりもむしろ引き締まって精悍に見える。
そのリヤエンドは・・・
スバル車というよりは、何か日産車のように、見えないでもない。ううっ。
試乗させていただいたのは、BS系と呼ばれる、新型アウトバックである。
グレードは「Limited」で、税込車両本体価格は340万2000円。
2.5リッターDOHCフラットフォーを縦に積む、AWD車。
トランスミッションは、スバルが「リニアトロニック」と呼ぶ、CVT。
JC08モード燃費は14.6km/Lと、私のBPレガシィ2.0i(5MT)よりも、優秀な数値だ。
ちなみにスリーサイズは、全長4815mm×全幅1840mm×全高1605mmとなっている。
品質感のある、自発光メーター。
大きくなったとはいえ、低めのウエストラインとイイ角度で立ったAピラーにより、車両感覚が掴みやすいのは、昔から変わらぬスバル車の美点である。
「浮遊感」がシトローエンの身上だとするならば、「接地感」がスバルの味。
4輪がしなやかに路面を捉え、ジェントルに加速する。
大きな背中の父親に、背負われているかのような、絶大なる安心感がある。
スバル躍進の立役者と言える、「アイサイト」。
最近は他社でも「自動ブレーキ装着車」が増えてきたが、その流れを生み出したのは、スバルのこの装置であろう。
幸いにして、今回の試乗で、私がこの装置に叱られることは、なかった(^^;)
先代BR/BM系では省略されていた「Aピラー内側の植毛処理」が、今回復活。
インテリア全般の質感は、スバルのフラッグシップにふさわしいレベルに、向上した。
空調コントロールを、今流行の「タッチスクリーン」ではなく、ダイヤル&プッシュボタンとしているのも、スバルの見識である。
だがしかし。残念なのは、時流に逆らえず、ついに「スペアタイヤ」を、廃止してしまったこと・・・(涙)
ブログ開設以来、私はいつも「スペアタイヤの必要性」について説いてきたのだが、その声はスバルさんにも、届かなかったようだ。ううっ。
とはいえ。新しいアウトバックは、やはり素晴らしいクルマであった。
次のクルマとして、レヴォーグを選ぶか、アウトバックを選ぶか・・・私には、決められない。
妻に、決めてもらうことに、しよう。
シトロエンC4ピカソは、以前から着目していた、垂涎のクルマだった。
この度。我々取材班は、2代目に進化したC4ピカソを、試乗させていただく機会を得た。うっしっし。
7シーターの、「グランドC4ピカソ エクスクルーシブ」。
税込車両本体価格は、385万6000円。
2段構えのそのヘッドライトは、現行ジープ・チェロキーを思い起こさせるデザインテイストと言えましょう。
ステアリングコラムから細く立ち上がったシフトレバーは、1955年登場の「初代DS」へのオマージュ。温故知新である。
さて、走り出してみる。
発進の瞬間。シートベルトがぐぐっと引き込まれ、まるでクルマが「今日も安全運転でネ!」と、注意を促してくれているかのようだ。
基本的に先代の「BMWミニ」と共用の、1.6リッター4気筒DOHCターボエンジンを積む、このクルマ。
だからといって加速に痛痒は感じないし、静粛性も満足すべきレベルにある。
アイシン製の6速ATは、極めてスムーズ。
アイドリングストップのマナーも自然で、カタログ上のJC08モード燃費も14.6km/Lと、決して悪くない。
シートはかつてのフランス車のように柔らかく沈み込むタイプではなく、低反発枕のように面で体を支えるタイプである。
何よりも印象的なのは、その浮遊感のある、ライドフィール。
空飛ぶ絨毯で雲の上を滑空するかのような、その乗り味!
先代のリヤサスペンションはエアスプリングだったが、新型はコンベンショナルなトーションビームに変更されている。
だがしかし。私には、先代の乗り心地との大きな違いを、感じ取ることは、できなかった。
まあ、先代に乗ったのも、6年も前のことなので・・・(^^;)
このクルマのハイライトは、やはりこの「スーパーパノラミックフロントウィンドウ」に尽きる。
この開放感というか爽快感は、オープンカー以上かもしれない。
コレを味わえるというだけで、このクルマを買ってしまいたくなるほどだ。
加えて、「パノラミックガラスルーフ」は、後席の住人にも、光のシャワーを降りそそいでくれる。
センターメーターに、タッチスクリーン式の空調&オーディオ操作パネル。
どちらも私の嫌いなアイテムだが、シトローエンだったら、許せる(笑)
実際、試乗中に室内温度がやや暑くて、温度設定を下げたかったのだが、運転しながらでは直感で操作できず、あきらめた(苦笑)
また、時代の流れとはいえ、「CDスロット」が無いのも、CDソフトを多数所有している私にとって、残念なところ。
感心したのが、「パークアシスト」である。
シフトチェンジとアクセル&ブレーキ操作はドライバーが行う必要があるが、ステアリング操作は、四方のカメラを駆使して、クルマが自動でやってくれるのだ。
実際に試してみたが、なかなか実用的で、バック駐車に課題を抱える私にとって、有益な装備に思えた。
何年か前に、トヨタのプリウスの同じような装置を試したことがあったが、今回のシトロエンの装置の方が、ずっと良く出来ている。
シトロエン グランドC4ピカソ。
極めてアヴァンギャルドで、魅力に溢れている。
近年のシトロエンは、唯我独尊な感じを取り戻し、絶好調に見える。
嬉しいニュースは、このC4ピカソ。2代目からは、5シーターの方も正規輸入されるようになったのだ!
「エクスクルーシブ」の税込車両本体価格は、364万1000円。
リヤサイドウィンドウ周りのメッキモールのあしらい方が、絶妙だ。
私が買うんだったら、5シーターの方である。
そしてもちろん、スペアタイヤは、標準装備。
このあたりも、私のハートを鷲掴みにし、がっちりと捉えて離さない。
まったくもって、ウハウハの、試乗会であった(^^)