昼食に名古屋の壇渓通にある味噌煮込みうどんの「まことや」に行った。座敷も入れてテーブルが9、いす数は36ほどしかないので、はやっている「まことや」には行列ができる。30分は寒い外で待った。
古びた一軒家で、一家で経営しているらしい。板場では、おじいさんが揚げ物と出汁をとる係り、お父さんがうどんをどんどん打っている。息子さんがせっせと味噌煮込みうどんを煮ている。おばあさんが洗い場にいて、お母さん、お嫁さんがフロア係。ほんとうのところは、どうかわからないけれど、そんな家族関係を想像するような仕事運びである。お勘定が終わると、おじいさんの「ありがとうございました」という渋い声がかかる。
さて、味は、とてもお勧め。わたしは、名古屋にはよそ者で、あまり味噌煮込みうどんは食べないが、そういうよそ者にも、この味は、なかなかと思わせる。また、この店はカルトな名古屋の味噌煮込みファンでもおそらく一目おく店である。
まず、打ち込みの麺は細うちなのだが腰がある。お父さんがどんどん打っていく。打ちたて、煮込みたて、なのである。赤味噌の味は色が濃い割りに鹹くない。結構薄味と言ってもいいだろう。
また、メニュー構成もカルトである。要素は「かしわ」、「卵」、「えび(のてんぷら)」、およびそれぞれがない場合をふくむ四種の順列組み合わせが並ぶ。これに「みそ」と言うのがつく。AllAboutのメニューをごらんあれ。ちょっと今度試そうかと思ったのが「すましにこみ」(醤油味)というやつ。できたら「卵」を落としたいのだけれど、こういうトッピングありなのかどうか、なにしろ、初めてのうえ大混雑の中では質問することもできなかった。
普通のうどんを頼む人には、あと30分はかかるよと恫喝めいた主人の声がかかり、ほぼ百パーセントが味噌煮込みと思われる。
行くべし!近くに山本屋総本家というこれまた老舗だがチェーン店展開している味噌煮込みの店があるが、そっちの店は大きく、駐車場も大きいが、心なしか、「まことや」に負けている感じがする。
AllAbout Japan:まことや:http://allabout.co.jp/gourmet/udon/closeup/CU20050228A/
東京神田の「まつや」と「神田藪」のセイロを食べ比べた。蕎麦の香りとそばつゆ、いずれも「まつや」が勝ち。そばつゆは、きりりとしていて、出しのかおりが高い。神田藪のそれは甘く感じる。蕎麦湯も「まつや」の方がおいしかった。これは、蕎麦の種類が違うから蕎麦湯の出方も違うのだけれど。
今日は日曜で、予定が入っていなかったので、ドライブにアデレード北方のワイナリーで知られるバロッサバレーに出かける。ワイナリーを見てまわったけれど、なにしろ、車だから、テイスティングもほどほどの気分になってしまう。
昼になったのでどこかないかとパンフレットを見たら、Krondorf Caféというのがよさそうだったので、そちらに向かった。ワイン畑の中に建てられていて、今風オーストラリアの波型鋼板製の外壁、窓が多く建てられていて、内部にはギャラリーもしつらえられている。Kabminye 醸造所のテスティングとセールスの場所もかねている。見晴らしのいい気持ちのいい場所が気に入ったので、ここにする。
ローストビートルートとヤギのチーズの温野菜(ビーツを一口大に切って焼いてあって、ヤギのチーズが添えてある。これらのうえにチコリが乗せられている。ドレッシングとしては、オリーブオイルと甘めのビーツの汁)
ローストダック、レモンとラズベリー、りんごのソース、ハッシュドポテト添え(レアにしてくれというのに、どちらかといえば、ウェルダンに近いミディアム。オーストラリアの常とあきらめる。肉がややぱさぱさになってしまっていて、残念。また、ハッシュドポテトも焦げ目がついていて焼きすぎ。ちょっと残念な結果)
ホテルをチェックアウトして、まずは、唐戸市場へ。予備知識がなかったので、海産物が並ぶマーケットと思い込んでいたのだが、いわば、これは、レストランコンプレックスのようなものだ。寿司や焼き物など沢山の食品がディスプレイされており、客は選んで発泡スチロールの皿にのせてもらって、通路に置かれたテーブルと椅子を使ってこれを堪能するというしかけだ。
失敗だったのは、ホテルで朝食を取ってしまったことだ。とはいえ、ビールを飲みたくなるような品揃えなので、朝食向きでないものが唐戸市場に並んでいるのだが。
仲間の一人が二階にあがって、食堂街があるのを見つけたようだ。食事を取るのは二階、つまみ食いするなら、一階と言うところか。
市場から水族館にかけてプロムナードが続いており、対岸の門司レトロと言う施設との間で渡船もあって、水族館も含め、海峡を挟んで一日を過ごすと言うのもなかなかいいと思う。
唐戸市場:http://www.axis.or.jp/~karato-grk/
今日は創立記念日と言うことで、休日。
ふだん土日は人出が多かろうと敬遠して来た名古屋港のイタリア村と水族館に行くことにした。イタリア村のコンカドーロで昼食。牛肉のカルパッチョ、豚ミンチとほうれん草のフェトチーネのパスタ、カジキマグロのソテー。
悪くはないと思う。でも、この施設、ベネチアのゴンドラも、ほんの50メートルほどの距離しかなく。ちょっとどう?イタリア食品のマーケットも品揃えはよいが、決してやすくはなく、わざわざ出かけることもなかろう。ましてや、ここは、金券500円を入場券のように買うので、ますますコストがかかるわけで・・・。
この後、水族館に行った。イルカやシャチ、ウミガメは他館には少ないので悪くなかろう。赤ウミガメの産卵を館内で実現しているのは、たいしたものだ。ほんの小さな砂浜だが、足跡が残されていた。
コンカドーロ:http://www.nannini-caffe.com/ristorante/nagoyako.html
休日の昼食は、久しぶりに「ブランパン」に行こうと言うことになった。バゲットのブリー・サンドイッチを食べたが、おいしいけれど、ちょっとサイズが大きいような。
その後、星が丘三越、星が丘テラスに行く。駐車場で若い同僚夫妻とばったり、店をめぐっているうちに卒業一期生の夫妻ともばったり。後の方の夫妻とお茶を飲みにDog Garden Cafeにはじめていく。犬を連れたお客はベランダで犬とともにすごすことができる。われわれは犬を連れていないが。今日はバーニーズのオーナーたちのオフ会があったようで、バーニーズを五頭も見た。ほかにも、シュナウザーやダックス、コーギーなどが。ま、それにしても、素人くさい店で、飲み物がなかなか出てこない。たぶん店の大きさと従業員の数と技術がマッチしていないと言うことなのだろうが。
ブランパン:http://www.blanc-pain.com/
Dog Garden Cafe:http://www.hoshigaoka-terrace.com/shop/DOG_DEPT/index.html
前夜の宿の朝食もなかなかこっていた。干物を中心としたものと五穀粥を中心としたものの二種から選ぶことができる。
朝食後、近くの橋立吊橋までのガイドツアーがあって、それに加わった。小雨が散っていたが、林の中のウォーキングだったのであまり気にならなかった。海岸に出ると雪をかぶった三原山のある大島や利島、式根島?が見渡せた。帰路、杉の大木の樹皮が根元に散らかっていることに説明が入り、タイワンリスが皮をかじるとのこと。もともと、大島のリス園に飼われていたものが脱走して渡船でわたって住み着いたとのこと。カラスや野良猫がかれらの天敵となり、また、雑食性のタイワンリスが昆虫や小鳥の巣を襲うとの話で先日書いた池田清彦氏の『環境問題のウソ』を思い出していた。タイワンリスも土着化を始めていて、おそらく、環境の重要な一要素になっているのだろう。
ツアーが終わってタンポポコーヒーの接待があり、宿を出た。
近くの「伊豆高原・蕎麦砂場」で昼食。ここは、チェーン店化している様子だけれど、細打ちの「せいろ」や「鴨せいろ」はそう悪くなかった。
今日は、寒の戻りで、箱根は雪とのことで、伊豆スカイラインを経て箱根峠で静岡県側に折、山ろくを回って御殿場に出てアウトレットモールに出てちょっと買い物。
伊豆にドライブして、蕎麦の食べ歩き。まずは、韮山反射炉の奥にある「笊蕎麦・三つ割り菊」。「翁」で修行した主人が開いた店とか。メニューは、「せいろ」と「田舎」の二種。あとは、「焼き味噌」。「せいろ」は細引きで香りよく、なかなかの味。「田舎」は太めで歯ごたえがある。出汁はかつおが効いて、辛くもなく甘くもなく、なかなかよろしい。おすすめ。
「笊蕎麦・三つ割り菊」:http://www.mituwarigiku.com
さて、その後が悪かった。ネットで見て、今夜の泊まり方面の「伊豆高原・藪蕎麦」を目指したのだが、ここは、いけません。「せいろ」は、「藪」の名前に値しない。「神田藪」から暖簾わけしたというのだが、「神田藪」が怒るだろう(いや、そういうことではないか?名前を広めてもらってよい?)。ま、ひょっとしてこの店のウリの「古式そば」(田舎そばをベースに、辛味大根汁をベースに食べるらしい)が売り切れていたので、これだったらよかった、ということにしておこう(でも、たぶん・・・)。
伊豆高原・藪蕎麦:http://www.ntv.co.jp/burari/040424/info05.html
修善寺の「朴念仁」に行くのが正解だったようだ。ここは、お勧め。
修善寺・朴念仁:http://www.jalan.net/kanko/SPT_171139.html
今朝、思い立って、温泉につかろうと思った。その時思い出したのが、若い友人たちお薦めの、東海道五十三次は関宿の「萌へ井」。ふらりと家を出たのが10時頃。そして、10時半発の名古屋駅発鳥羽行きの快速「みえ」にのったと思ってください。あまり、JRの連絡を考えずに乗り、それがそれ、伊勢方面に向かう快速は「伊勢鉄道」を経由するのに気がつかなかった。その結果、四日市で下車することに。次の亀山行き(関には直行列車はない?)まで、約55 分の時間待ち。乗り継いで、亀山で約25分の時間待ち。到着は12時50分頃となった。
今日の気分は、いつもならクルマを出そうと思うところであったが、昼食にビールもほしいと思ったし、ぼーっと過ごして、本を読み、うたた寝をすればいいと思ったから、時間待ちもさほど苦痛ではないのだけれど、目の前に停車中の貨車を見ているうちに、時節柄、民営化問題に想いをはせることになった。それは、あらためてふれることにする。
関駅からすぐのところに、「萌へ井」がある。古い家を改装して蕎麦屋にしたもの。入り口のすぐ右手に蕎麦打ちの部屋がある。お薦めもあって、カウンターに座った。厨房の脇にあるので、仕事がよく見える。蕎麦は、ぐらぐらゆがき、ほんの数十秒(のように思えた)、さっと冷水にとって、さっと出てくる。天麩羅も、悪くない。たぶん、問題があるとすると、ワサビか?からすぎるところを見ると、たぶん、本ワサビではないらしい。添えられた大根おろしも、辛くない。
厨房のおくから、新人教育の声が聞こえてくる。蕎麦は60人前を単位に打つので、それを知っておくようにと。そういえば、私の蕎麦は、60人の最後の方であったようだ。きっと、最初だともっと香りがいいのだろうな。また今度。
さて、そのあと、関宿を散策する。とんでもなく蒸し暑い。宿場町の町並み保存は、なかなかのもので、電力空中線は皆無。空が大きかった。蕎麦屋は横町にあるのだが、街道に出たとたん、右を見ても左を見ても人っ子ひとり見えず。シーンと静まりかえった街道に、脇道からちょんまげのおやじがひょこっと出てきそうな感じであった。ちょっと得した気分。
ひとしきり歩いた後、14時24分の上りにのって、亀山を経由、津で近鉄線に乗り換える。榊原温泉口駅からタクシーを使う。「湯元榊原館」の外湯施設(といっても、入り口が違うだけの大浴場のようである)に入る。入湯料込みで千円。浴衣を貸してくれる。百円でタオルが買える。コインがリターンするコインロッカーに靴や荷物、衣類を入れて、浴衣に着替えて浴場に行く。このスタイルはいいな。
この源泉は泉温32度とやらで冷たいというか、ぬるいという感じであるが、浸かっていると、肌がぬるぬるしてくる。源泉に入っている人たちは、なかなかでてくれなくて、でてくるのを待って交替で入れてもらう。
入ってわかった。ぬるくて気持ちがいいのだ。みんな長湯だ。でも、さすがに長く入っていると、からだが冷え加減になってくる。それで、沸かし湯のほうに入る。
湯から上がって、地ビールをいただく。ところが、ここでも、最後だったようで、途中まで入れたところで、サーバがカラになってしまった。おばさんは優しい。その一杯はおまけにしてくれて、結局、一杯半飲んだ。
タクシーを呼んでもらって、榊原温泉口に向かう。くるときに乗ったタクシーの運転手さん。とばしてもらって、17時過ぎの特急に乗り、中川で乗り継いで名古屋まで帰ってきた。
ちょっとした小旅行。なんと言うことなく、楽しかった。
富士見町の村おこしの蕎麦屋。二八蕎麦だと思うが決して悪くない。ふれこみではあるが、付近の蕎麦を使っているとのこと。また、乙事村の伝統の味でもあり、この村で生まれた女性は誰もが蕎麦打ちができるのだという。調理場でも女性たちが立ち働いているのが垣間見えた。
判りにくい場所にあって、探しあぐねた(店に置かれている店の紹介の地図も間違っていた)。せいろ蕎麦と蕎麦がき、しるこ(蕎麦がきの入ったもの)しかないメニュー。せいろと蕎麦がきを食す。国産蕎麦を石臼で自家製粉し100%蕎麦粉で作るのだそうだ。しっかりした歯ごたえと蕎麦の香りがなかなかであった。薬味もわさびと大根とさらしねぎ。
前日、富士見町の「にしむら」(富士見3679-18、0266-62-7078)に行ったが、ここもわかりにくく危うく見過ごすような場所であった。こちらも、100%蕎麦粉をうたっていたが、さほど蕎麦の香りは強くなかった。
「しもさか」の近くにもたくさんの蕎麦屋があって、入りたくなりそうな店がほかにも数軒。あらかじめ調べておいたのだけれど。
茅野市蓼科高原2-112 0266-67-2682
東京都新宿区西落合3-19-17 03-3951-4837
今日は連休最後の日、名古屋市立美術館にいった(別に書く)。その途中、昼食をとろうと、はじめて「サンシャイン栄」に行った。そして、6Fの「Cina Hiro」で昼食。悪くなかったので、記録しておくことにする。
棒々鶏、からすみと冷製ビーフン、汁なし担々麺、フォアグラ丼。どれもなかなかエキセントリックな味付けになっていて、美味しかった。昼食時なので、子ども連れがいたのだが、子どもが食べるようなメニューではなさそうなのだが・・・。夜はライトダウンし、子ども連れはいないとのこと。
今度、夜に来てみようか。
この店は、東京青山のRistorante Hiroの中華版とのこと。
http://www.r-hiro.com/