Utopia: The Genius of Emily Kame Kngwarreye
オーストラリア博物館(キャンベラ)で「Utopia: The Genius of Emily Kame Kngwarreye」展を見た。私にとっては、同じ作品を、大阪、東京とあわせて、三都市で見たことになる。
展覧会の規模としては、キャンベラが最も小さいようである。また、これまでの巡回展の様子などが、ビデオ画像として紹介されている。
作品についてはともかく、会場については、東京が最もよかった気がする。そのひとつは、会場にゆとりがあって、導線がよくわかったこと。また、大阪は、圧迫感があった。キャンベラは、会場の壁面の色彩がかなりの部分が「利休鼠」で、作品の色合いとあっているというのか合っていないというのか。壁面が白の方がよかった気がするし、日本での展示がEmilyの作品の変化がよくわかるようになっていたが、導線もあって、キャンベラはよくわからないかもしれない。もちろん、観客が十分に知っているのであればよいのだが。
会場を同僚と回って、議論したのは、この展覧会は「美術展」(グローバルな美術というものがそんざいするとすれば)なのか、それとも、「アボリジニ美術展」であったのかどうかという点だ。Emilyの作品が抽象画であるというのが日本での(あるいは、世界での?)評価であろうが、果たしてどうであるのか。二つの文化のであうところに新たな美が見出されるエンカウンター理論も言えるかもしれないが、市場至上主義も含めて、芸術論を改めて考えてもよいと思う。
読書と夕食:6月6日:国立新美術館「エミリー・ウングワレー展」:http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/a61dce812dd52c2fbc6b16738ffbec2f
読書と夕食:2月25日:国立国際美術館「エミリー・ウングワレー展」:http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/111d88f9e512888632420542a370b636
National Museum of Australia: Utopia: The Genius of Emily Kame Kngwarreye:http://www.nma.gov.au/exhibitions/utopia_the_genius_of_emily_kame_kngwarreye/
展覧会の規模としては、キャンベラが最も小さいようである。また、これまでの巡回展の様子などが、ビデオ画像として紹介されている。
作品についてはともかく、会場については、東京が最もよかった気がする。そのひとつは、会場にゆとりがあって、導線がよくわかったこと。また、大阪は、圧迫感があった。キャンベラは、会場の壁面の色彩がかなりの部分が「利休鼠」で、作品の色合いとあっているというのか合っていないというのか。壁面が白の方がよかった気がするし、日本での展示がEmilyの作品の変化がよくわかるようになっていたが、導線もあって、キャンベラはよくわからないかもしれない。もちろん、観客が十分に知っているのであればよいのだが。
会場を同僚と回って、議論したのは、この展覧会は「美術展」(グローバルな美術というものがそんざいするとすれば)なのか、それとも、「アボリジニ美術展」であったのかどうかという点だ。Emilyの作品が抽象画であるというのが日本での(あるいは、世界での?)評価であろうが、果たしてどうであるのか。二つの文化のであうところに新たな美が見出されるエンカウンター理論も言えるかもしれないが、市場至上主義も含めて、芸術論を改めて考えてもよいと思う。
読書と夕食:6月6日:国立新美術館「エミリー・ウングワレー展」:http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/a61dce812dd52c2fbc6b16738ffbec2f
読書と夕食:2月25日:国立国際美術館「エミリー・ウングワレー展」:http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/111d88f9e512888632420542a370b636
National Museum of Australia: Utopia: The Genius of Emily Kame Kngwarreye:http://www.nma.gov.au/exhibitions/utopia_the_genius_of_emily_kame_kngwarreye/