数週間前の日経日曜版、たしか、Styleのコラムで読んだ”Bosch”、面白そうだったので、ここ数週間はまってしまった。ビデオは、シーズン7まで、シーズン7を除き、毎シーズン50分を10回、シーズン7は、第8回が最終で、このシリーズは終了した。好評だったようで、”Bosch: Legacy”というタイトルで今年からシーズン1がはじまった。
コラムにも書かれていたが、主人公のBosch 刑事の家が、ハリウッドの丘の上にあって、毎回、LAの夜景が印象的に映される。シーズン5か6で、ボッシュの家の通りの名前と番地がわかったのでGoogle Mapで調べてみたら、なんと「Bosch House」という写真もアップされていて、撮影場所(1870 Blue Heights Dr.)まで特定できた。すごいリアリティを感じる。
物語は、殺人あり、暴行あり、ハラスメント、虐待、レイプあり、裁判の訴訟上の技術を駆使して無罪をかちとったり、誘導尋問やブラフで犯人を追い込む。さらには、警察内の人間関係が権力争いや忖度、部内恋愛、などなど魑魅魍魎!救いは家族や親子関係(たとえば、Boschの)だが、しかし、単純ではなく、離婚、殺人がまぎれこむ。人間嫌いになりそうではあるが、Boschの正義感(ただし、手段はかなりきわどい)が共感を呼ぶ。
そして、主人公はJazzが好きで、作品ごとに異なるプレーヤーのJazzの名曲が流れ、飼い犬にはコルトレーンという名前をつけている。
原作は、
マイクル・コナリーの「ボッシュ・シリーズ」で1992年から邦訳も次々と出ている。かつて、警察小説に凝りそうなときもあったが、このシリーズは見落としていた。しかしまあ、原作者も制作に絡んでいるこのビデオシリーズをみることで我慢しておこう。
[追記:20221207]続きの"Bosch: Legacy"では、「Bosch House」が売られようとしている.