去年まで金魚を飼っていました。5年前に三匹飼い始めたのですが、2匹、1匹と減っていき、最後の1匹が昨年いなくなりました。猫も飼っていましたが婆様は大の猫嫌いでした。そのため、夏も冬も外飼いせざるをえず老猫となり4年ほど前に往生をとげました。
飼っている動物がいなくなったため、今回また金魚を飼うことにしました。比較的丈夫な和金三匹にしました。ついでに、濾過機,光源,そして砂を新しくしました。光源は今はやりのLEDです。水槽とタイマーは以前使っていたものを使います。タイマーを使うことによって昼だけ点灯します。
我家に新たにやって来た、和金の三匹
子供達が小さい頃、たくさんの小動物を飼っていました。水槽も10個位あったように思います。ほとんどの魚は近所で捕まえてきたものです。フナ、ドジョウ、ホトケドジョウ、ナマズ、メダカ、はや、魚ではないですがオタマジャクシ、ザリガニ、カニなども飼っていました。ウサギ,ハムスター,そしてハツカネズミも飼っていました。昆虫も飼っていました。団地に住んでいながらミニ水族館のようでした。思い出しましたが、偶然助けたカモを二週間ばかり飼っていました。また、網にかかったインコ、スズメ、鳩なども短期間飼っていました。小動物が大好きな私ですが、私以外の家族はなぜだかみな動物嫌いなのです。婆様の言うことには「心が寂しい人が動物に癒しを乞う。」のだとか。
餌を探す金魚 水を循環する濾過機 明るいLEDの光源
今年もたくさんのカブトムシが我家に飛来しています。昼間は見かけないのですが、夜になると大きな羽音をたてて窓にぶつかります。そこで、窓を開けてやると勢いよく部屋に飛び込んできます。そして、その勢いのまま障子や壁にぶつかります。その後また、羽を広げて部屋内を飛び回ります。ただ飛ぶだけならよいのですが、あちこちに当たるため、埃が舞い上がります。たまらず、カブトムシを捕まえて外に放り出します。カブトムシをめぐる、我家の夏の風物詩です。ところで、飛来するのはまだ雌ばかりです。雄は何処にいるのでしょうか。そのうち我家に飛び込んでくると思います。
我家に飛んできた雌のカブトムシ、掴むと足先の爪で引っかかれ痛い
カブトムシはよく飛来しますが、ここ2,3年クワガタはあまり飛来しません。たまに、雌が飛んでくるだけです。クワガタが育つ環境が減ってきたからではないかと思います。カブトムシはどこにでもある落葉で育ちますが、クワガタは朽木でしか育ちません。その朽木が減っているのかも知れません。ところで、カブトムシがよく集まるクヌギの樹に行ってみました。すると、窪みにカブトムシがいました。
クヌギの幹 捕まえた雄のカブトムシ 雌のカブトムシ
我家には落葉の吹き溜まりがあります。その落葉が堆積した堆肥場には、たくさんの雄のカブトムシの死骸があります。どのカブトムシも頭だけなのです。堆肥場でメスを待っている間にイノシシにお腹だけ食べられたのでしょう。もしかして、角が無いメスは頭ごと食べられるのでしょうか。堆肥場はイノシシに掘り起こされていました。今日探すと、4匹分の雄のカブトムシの頭がありました。カブトムシも生きるのは楽ではないのですね。
掘り起こされた堆肥場 4匹分の雄のカブトムシの頭
数ヵ月間前から、キジバトが郷土館の玄関前をうろうろしている事に気が付いていました。餌をやっている訳ではないのに不思議に思っていました。実は、玄関横の庭木に巣を作ってヒナを育てていたのです。半年前に弱った伝書鳩を保護しましたが、今回はキジバトのヒナを保護することになりました。私が近づいたのを察知してか、なんとそのヒナは道路の反対側の灌木に飛んでいきました。ヒナなので充分な飛ぶ力がありません。灌木に近づいて保護しました。そして、巣の近くに放しました。しばらくして、親鳥二羽がやって来て無事を確認するかのように鳴きあっていました。やれやれ、ほっとしました。
保護した後、巣の近くに放したキジバトのヒナ
鳩の成鳥は羽が綺麗ですが、鳩のヒナはあまり綺麗ではありません。今回保護したヒナは、羽が生え変わりつつある段階でした。聞くと、あと1週間ほどすれば巣立ちするほど育ったヒナとのこと。ところで、私が東京に住んでいた頃に怪我をした鳩を保護したことがあります。動物病院に連れて行った時、獣医から驚くことを言われました。「東京では鳩は害鳥」なので治療できないとのことでした。むやみやたらに餌を与える人がいるからなのだと思います。野良猫に餌を与える構図と似ています。今回保護したヒナは巣に戻ったようですが、無事巣立つことができるでしょうか。
玄関横の庭木上に営巣 保護したキジバトのヒナ
夜中、窓の外が騒がしい季節になりました。蛾やコガネムシなどの虫が、電気の光に誘われて窓ガラスに当たるのです。窓に当たる音で、だいたいどの昆虫が来ているのか分かります。一方で、蛾などを狙ってたくさんのヤモリが窓ガラスにやってきます。ヤモリの腹側に私がいるので、ヤモリは私に気が付かないようです。昨日、その窓ガラスにひときわ大きな音でぶつかる昆虫がいました。カブトムシです。
夜中、私の部屋の窓ガラスに当たってきたカブトムシ
去年やって来たのと同じ位の大きさのオスのカブトムシです。捕まえると怒ります。そして、鋭い足の爪やトゲを私の手に引っ掛けて抵抗します。次の日、木の幹に止まらせて山に返しました。カブトムシがやって来るのは、まだまだ自然が豊富な証拠でしょう。来年も来て欲しいと思います。ところで、クワガタはまだ来ていません。そのうち窓ガラスに当たるようにやって来ると思います。
精悍な顔つき 立派な二つの角 山に返す
追記
昨日やって来たカブトムシの事をこのブログに書いていると、窓ガラスに当たる同じような音が聞こえてきました。窓を開けると、雌のカブトムシが勢いよく入ってきました。じゃじゃ馬娘のようで、部屋内を飛び回りました。捕まえると、グーグーと音を鳴らして怒ります。そして、足を動かして逃げようとします。その爪の痛いこと。また摘まんだ指を少しでも離すと、羽を広げて飛び回ります。部屋内を飛び回って埃が立つため、窓の外に追い出しました。何とも元気な雌のカブトムシでした。
入ってきた雌のカブトムシ 飛び立とうと羽を広げる
一年ぶりに、我家のカニを捕まえました。体が少し小さくうっすらと両手が赤いため、赤手ガニの子供ではないかと思います。雨が降って湿気が強いので、餌を求めて歩いていたのではないでしょうか。ところで、ここ数年赤手ガニの数が減ったようように思います。昔は溝や土管にたくさんのカニがいたものです。カニを餌にするタヌキ,アナグマ,アライグマなど獣が増えたからでしょう。たまに赤手ガニを見ても、すぐに穴の中に逃げてしまいます。カニにとって暮らしにくい世の中になりました。
体が小さくうっすらと両手が赤い、赤手ガニの子供
カニがいなくなった一番の原因は、獣の増加以外に海岸の堤防整備だと思います。卵を産みに海に出られなくなり、逆に子ガニが海から陸に戻れなくなりました。田布施町麻郷八海地区に蟹守様の伝承が残っておりその祠もあります。これは、かつて海沿いの八海地区に足踏みできないほどのカニが住んでいた言い伝えです。堤防や防潮堤が無かった昔は、八海地区はカニの天国だったのです。まさに、インド洋のクリスマス島のようにカニが溢れた時代があったのでしょう。
赤みをおびたハサミ 雄のカニ(腹の模様から)
10日ほど前に保護した伝書鳩、大空に放つ日がやってきました。保護した当初は、胸骨を手で触れるほど体が細く痩せていました。最初に紅花の種子を与え、次に小麦の種子を与えました。さらに、鳩の好物であるトウモロコシの種子も与えました。三つ共、私が収穫したものです。保護してから10日後の今日、丸々とした健康体に回復し元気になりました。いなくなるのは寂しいですが、飼い主の元に返さなければなりません。放つと一気に飛びたち、南の空に去っていきました。
解き放つと、南の空に向かって飛び去る
鳩に詳しいY君の話では、保護した鳩は去年生まれたのではとのこと。足環で分かるようです。そして、初めて伝書鳩レースに出場したのではないかとのことでした。長距離のレースの場合、伝書鳩の能力差が顕著に表れるそうです。疲れたりすると、途中で舞い降りて餌を食べた後にレースに戻るようです。
Y君によると、よその伝書鳩が厩舎入ってきたり、自分の鳩がよその厩舎に入ることが少なくないそうです。例えば、Y君の鳩が新潟県で見つかったことがあったそうです。また、沖縄県の鳩が自分の厩舎に入ったこともあったそうです。伝書鳩は、気楽に空を飛んでいるわけではないのですね。
好物のトウモロコシ 体調回復を確認 元気になった鳩
午後、干していた布マスクを取りに郷土館の外に出ました。すると、一羽の鳩が何やら駐車場で地面をつついていました。何か食べているのかなと思いその鳩に近づきました。野生の鳩ならばすぐに飛んで逃げるのに、2~3mの距離を保ちながら逃げません。その鳩の足を見てピーンときました。伝書鳩でした。レース途中にお腹がすいたのか力尽きて舞い降りたようです。試しに紅花の種を与えると、食べるではありませんか。保護するため、食べているところを捕らえました。
人間が持ち上げても怖がらない伝書鳩
伝書鳩は20年前にも救出したことがあります。その時も、お腹が空いたのでしょう田んぼの網に絡まっていました。稲に実ったお米を食べたかったのだと思います。足を見ると標識番号と電話番号が書かれていました。早速、伝書鳩の飼い主に電話をかけました。すると、数日後に伝書鳩を入れる箱が送られてきました。面白い事に、宅急便でその箱を飼い主の元に送り届けることができました。今、そのような鳩を送るサービスは宅急便には無いとのこと。思い出しましたが、ボーイスカウトとガールスカウトで通信の歴史をお話しをしたことがあります。その時、伝書鳩を紹介しその役割について解説したことがあります。
駐車場で保護 最初紅花の種を給餌 捕らえた籠と鳩
私は鳩の飼い方をよく知りません。伝書鳩を飼ったことがあるY君に電話すると、嬉しいことに早速郷土館に来てくれました。彼の話では、レース中に力尽きた伝書鳩とのこと。痩せこけていても餌を食べる元気は残っているので、回復する見込みがあるとのこと。このまま外で保護すれば猫などに襲われます。そのため、数日間、郷土館で保護しようと思います。水を入れた皿を籠(実はビール箱)に入れておきました。体重が増えて体調が回復すれば、すぐにでも大空に解き放とうと思います。私に捕まって幸運だった伝書鳩でした。
よく見れば、可愛い目 数日間保護する籠(ビール箱)
農作業小屋で探し物をしていると、陰で何か動くものがいました。そっと近づくとアカテガニでした。手をそのまま差し出すと、大きなハサミで挟まれて痛い思いをします。そのため、たまたま近くにあった軍手で掴み、カニの両脇を指で掴みました。捕まえたアカテガニは怒ってハサミを振り回していました。そのアカテガニ、顔に近づけて久しぶりによく観察しました。
両脇を指で挟んで捕まえたアカテガニ
最近このアカテガニを見かけることが無くなりました。理由は海岸の堤防や護岸工事です。アカテガニは幼生時代を海で過ごします。その後、海から陸に上がるのですが、高い堤防に遮られて上陸できないのです。また、堤防に遮られて親のアカテガニは卵を産むために海に行けないのです。カニにとって住みにくい世の中になってしまったようです。
赤く立派なハサミ 壮観な面構えで お腹を見ると雄です
夜中本を読んでいると、窓ガラスに何度も当たる黒い影と音が聞こえました。この季節多いのはカミキリムシです。しかし、音の大きさなどが違うので、もしやと思って窓に行ってみました。すると、案の定カブトムシでした。去年は雌のカブトムシでしたが、今回は雄のカブトムシでした。中くらいの大きさでした。カブトムシは、手で掴むとお腹を動かして低い音でグウグウ鳴くことがあります。しかし、今回捕まえたカブトムシは鳴きませんでした。
我家に飛び込んできた雄のカブトムシ
子供が小さい頃、カブトムシを養殖していました。大きな箱に腐葉土を敷き詰めます。そして、あらかじめ捕まえておいた雄と雌をカブトムシを入れておきます。すると、雌が卵を産むのです。冬の間に幼虫が腐葉土を食べて大きくなります。幼虫の数が多いと、小さなカブトムシが出てきます。少ないと大きなカブトムシが出てきます。ところで、カブトムシは夏から秋にかけて死んでしまいます。しかし、カブトムシより人気があるクワガタは数年間も生きて冬越しします。カブトムシは腐葉土を食べて育ちますが、クワガタは腐った楢の幹などを食べて育ちます。
黒光りする立派な角 壮観な面構え 足先の鋭い爪
この季節になると、草むらにいろいろな虫を見ることができます。バッタの仲間、チョウの幼虫、そしてカマキリなどです。秋のカマキリは堂々としていますが、今の時期のカマキリはみな幼い姿をしています。生き残って大人になれるのは数%もいないとのこと。動物の世界は過酷です。虫を見るたび、つい応援してしまいます。
今日見かけた幼いカマキリ、秋には大人になってね!
18年近く一緒に暮らした猫のリンちゃんが逝きました。ここ数日危篤状態だったのですが、少し餌を食べ始めたので持ち直したかなと思っていました。しかし今朝、静かに静かに逝っていました。寝ているかなと思って声をかけても顔を上げません。それで気が付きました。
数日前のリンちゃん 花束と一緒に 上に思い出の石を
リンちゃんには申し訳ない事をたくさんしたように思います。家の中で暮らしたかったろうに、ほとんど外で飼いました。室内で飼えば20歳までは長生きしたに違いありません。また、成猫になった頃、子猫ができないようにしてしまいました。子猫を産んで育てる母猫の喜びを奪ってしまいました。他にもたくさんあります。
今頃、亡き犬のロミが迎えに来ているに違いありません。そして、ロミと一緒に我家の思い出を語り合っているかも知れません。・・・・そう言う年齢になったのでしょうか、一人静かに涙腺が緩むことが多くなりました。
私をじっと見つめる子猫時代のリンちゃん
小雨の中、今年もカブトムシが我家にやって来ました。夕方、窓にガンガン当たる虫がいました。いつもはカミキリムシが窓に当たるのですが、今回はその音が大きいのです。もしやと思って窓を開けるとカブトムシが部屋に入ってきました。電灯の光に誘われて飛んできたのに違いありません。手で持つと、嫌がってグーグー鳴きました。実はカブトムシは鳴きません。羽を擦ってその音がグーグーと聞こえるのです。カミキリムシは、もう少し高い音で同様にギューギューと鳴きます。
1年ぶりに部屋に飛び込んできたオスのカブトムシ
カブトムシの足先にはカギ爪があるため、持つとその爪でひっかかれます。ひっかかれて痛いので、次の朝まで箱に入れておきました。そして次の日、箱から出してよく観察しました。とても元気で、私の方を向いて威嚇してきます。観察した後、山に逃がしてやりました。カブトムシが育つ自然が残ってることに感謝です。来年も来て欲しいものです。
正面から見たツノと顔 艶がある背中 切り株に放す
このところの長雨で、草刈りも農作業も滞りがちです。雨の中、畑を散策していると葉の先に小さなカタツムリを見つけました。殻をそっと摘まんで指先に載せてみました。最近小さな命を見ると心なしか癒されます。
今、我家の猫リンちゃんが危篤状態です。先日道端で動けなくなっているのを見つけました。抱いて連れ帰りましたが思わしくありません。ほとんど動きません。いつも食べているカリカリの餌はたべません。ゼリー状の餌はなんとか食べてくれます。名前を呼ぶと、悲しそうな目で私を見るのです。18歳くらいの老猫なので、もうそろそろなのかと思っています。埋める穴の場所を決めました。
透き通るような小さなカタツムリ
草刈りをしていると、偶然に小さなカマキリが手に乗りました。ふりほどこうと手を動かすと、だんだん指の先に移動するのです。この春に生まれたばかりのようです。その姿をよく覗き込んで見ると、小さいとは言え精悍な面構えです。厳しい生存競争の中、無事に育って欲しいものだと思います。
指先に移動した小さく幼いカマキリ
夕方用事があって玄関を開けて外に出ました。何か左側に気配を感じて振り向くと、何とマムシがいるではありませんか。しかも、尾を激しく振って威嚇しています。おお怖!マムシを見たのは3年前に平生町佐賀地区を下見ウォーキング中以来のことです。玄関で出会うのは初めてです。
突然ドアが開いてマムシも驚いたことでしょう。私を威嚇するマムシ
私も驚きましたが、マムシもびっくりしたことでしょう。このところ、雨が続いています。獲物のカエルなどがたくさん出てくる季節です。マムシもつられて出てきたのかも知れません。マムシに近づくと、口を180°開けて飛びかかってきます。いきなり口が飛んでくるかんじです。・・・・生き物の殺傷は気がとがめたのですが、ごめんなさいねマムシさん。
マムシの怖そうな頭 マムシのうろこ模様 ごめんなさいね