ちょっとした野良仕事をする時に重宝するのは猫車や一輪車です。まずは、昔良く使われていた猫車。農機具や収穫物などを入れた荷箱が運搬時に振動でずり落ちることがあります。そこで、荷箱がずり落ちないように改造しました。改造と言っても、単に荷箱がずれないような板を取り付けただけです。今後は安心してコロコロと猫車を押すことができます。なお、昔荷箱として使っていたわら細工民具のほぼろはずり落ちることはありませんでした。しかし、今やほぼろを手に入れることはできません。先日ほぼろを製作しましたが、荷箱ではなく別用途に重宝しています。
荷箱がずり落ちないように板を取り付け
一方、古い一輪車のゴムタイヤが硬化してペッタンコになってしまいました。空気入れで空気を入れてもスースー空気が抜けるだけです。パンク修理してもかまわないのですが、永久にパンクしない充填剤を入れたタイヤに交換しました。値段は1.6倍位しましたが、パンクしない安心感が勝りました。二年前に充填剤入りタイヤに交換したもう一台の一輪車は、何も問題もなく今でも使っています。
ペッタンコのタイヤ 新しいタイヤに交換 交換後の一輪車
今使っている一輪車は、今回改造した猫車と二台の一輪車です。しかし、坂道や土手を登る時は力が必要です。重い木材やレンガなどを運ぶときは腕が痛くなります。長距離を運ぶときは特に疲れます。近々モーターで車輪を回す一輪車を導入しようか迷っています。年齢と共に、重いものを運ぶのがしんどくなってきたもので。
猫車の横に板を取り付け 荷箱がずれないよう板を取り付け
その後、次のようにしてもくもくとほぼろの側面を編んでいきます。
①ワラを4本位選んで、真ん中を折るように曲げます。
②ワラ中心部のU字部分を取っ手になる紐に掛けます。
③一段目位置の駒二つを交差してワラを編んで固定します。
④二段目位置の駒二つを交差してワラを編んで固定します。
⑤三段目位置の駒二つを交差してワラを編んで固定します。
同じように①~⑤の作業を繰り返します。ワラの編み方を一度覚えると、何も考えずにもくもくと作業を繰り返すことができます。1~2時間編んでいると、ほぼろの側面が完成します。
ほぼろの側面を編み終わると、ほぼろの底を閉じるように編む
ほぼろの側面が完成したかどうかは、ほぼろの大きさ(直径)で変わります。小さなほぼろは直径が小さいため側面の長さが短くなります。数学的に言うと、側面の長さ = ほぼろの直径 x π となります。実際にはサンプルのほぼろと同じ側面の長さになればOKです。ただし、特大のほぼろを作ろうとすると、ワラの長さの制限があります。最大のほぼろの直径 = (ワラの長さ/2 - 側面の高さ) x 2 が大きさの制限となります。無理してこれ以上の大きさにしようとすると、中心に穴が空いたほぼろとなってしまいます。どうしても大きなほぼろを作りたい場合は、長いワラを用意する必要があります。例えば、お酒を造るための品種である山田錦のワラを使うと大き目のほぼろを作ることができます。
側面を編み始める 側面編み終わり 側面の長さ調整
側面を編み終わるとサンプルのほぼろに重ねてみて、合っていれば底部の編み込みに入ります。まずはワラの底部を中心部に向けて折り曲げます。曲げやすくするため、曲げ部を湿らせると良いでしょう。中心部に向けて曲げ終わると、ほぼろの底になるように編み込みます。その編み込みのために、先が曲がった曲がり針(鉤針とも言います)を使います。今そのような針を入手することができません。そのため、一番大きな釘を加工して作りました。下右の写真の上4本は昔からあった曲がり針、下4本は私が釘を加工して作った曲がり針です。太い針金を加工して作っても良いでしょう。次に底部の編み込みに入ります。
底部を中心に向けてワラを曲げる ほぼろ作りに使用する曲がり針
故障しているハンマーナイフモアを修理する時間がとれないため、小さいミニハンマーナイフモアを使うことにしました。ところが、始動ロープを引っ張ってもエンジンがさっぱりかかりません。キャブレター部分を見て「やってしまった!」と後悔しました。
去年使い終わった後、ガソリンを抜かないで燃料コックを開けたままだったのです。保管ミスです。プラグは正常でしたので、キャブレター内部が汚れて詰まったようです。がっかりです。最近、農機具を使い終わった後のメンテナンスがいいかげんになることが多いのです。やれやれ、キャブレターを取り外して掃除する羽目になってしまいました。恥ずかしいことです。
キャブレターを取り外しているミニハンマーナイフモア
このミニハンマーナイフモアは刈り取り幅が40cmです。小さな畑専用に草刈りするために8年位前に購入しました。毎年のように使ってきましたが、これまで特に故障することはありませんでした。ただ、幅が40cmしかないため、今修理中の60cmの物よりも草刈り効率が落ちます。どちらかと言うと、狭い畑の草刈りに向いています。狭い畑や花壇に使うことが多いです。
キャブーBOX取り外し キャブ取り外し 外したキャブ
さて、取り外したキャブレターですが、各穴にキャブクリーナーを吹きかけたりして掃除しました。1番細い穴があるジェット部分は取り外しました。そして、瓶の中に入れてキャブクリーナー液に浸けたまま1日置きました。その後圧縮空気を吹き付けるなどして綺麗にゴミを吹き飛ばしました。
キャブレターを掃除し終わり元通り組み立てると、元気にエンジンがかかりました。農機具は使い終わった後の保管がとても大切です。ガソリンを抜かないで燃料コックを開いたままにして保管すると、いざ使う時に惨めな目にあいます。反省しきりです。
直したキャブレターを取り付け ガソリンを入れて動作確認
昨日のことです。郷土館で仕事をしていると、Mさんが草刈機を持ってやってきました。実家にあった草刈機が動かないため、修理できないかとの相談です。ボランティアで田布施川の堤防の草刈りをするために使うそうです。
その草刈機の始動ロープを何度引っ張ってもピクリともしません。むなしく空回りするだけです。お話を聞くと、実家に数年間放置してあった草刈機とのこと。それがヒントとなり、あっけなく治りました。治った草刈機を29日にMさんに渡します。その時、一緒に郷土館で草刈りしてもらおうと思います。草刈り女子の誕生ですね。素晴らしい!
新しく作った混合ガソリンを草刈機に入れる
草刈機修理のセオリーに従って、最初にプラグを外して始動ロープを引きました。すると、綺麗な火花が飛びました。プライマリポンプも正常です。残る故障原因は主にキャブレターかガソリン周りです。数年間放置してあった草刈機とのことで、ガソリンの変質を疑いました。
動かなかったクボタ製草刈機 チョークの効きを確認
そこで、新しく作った混合ガソリンと入れ替えました。その後、始動ロープを引いていると、最初ポロッとエンジンがかかりました。さらに始動ロープを引くと、ポロロロッとエンジンがかかり、最後にブオーッとエンジンがかかりました。長期放置によって古いガソリンが変質していたようです。キャブレターを分解清掃する工具を持って来ましたが、使うことはありませんでした。
治った草刈機を29日に渡します。ところで、公的に草を刈る場合は紐刃は使えません。チップソーを購入して持ってきてもらうことにしました。
新しく混合ガソリンを作って草刈機に入れる
5年前に耕運機のロータリー刃を交換しました。その刃が摩耗して使えなくなりました。そのため、新しい刃を注文して5年ぶりに刃を交換しました。しかしながら、交換作業は大変でした。最初の難関は、ロータリーを耕運機から外す作業でした。ロータリー軸とロータリーを固定しているピンが錆や泥などで固着しているのです。ピン止めは取り外すことができましたが、ピンがなかなか抜けません。叩いたり、こじったり、ペンチで挟んだりして少しずつ抜きました。やっとの思いでピンを抜くと、今度はローター軸からロータリーが抜けません。やはり、叩いたり、ねじったり、揺らしたりしながら少しずつ抜きました。やっとの思いでロータリーを抜いた後、摩耗した刃18本を取り外し、新しい刃18本を取り付けました。
耕運機からロータリーを外した後、新品の刃に交換
そもそも刃を交換することになったきっかけは、最近耕運機を使っても土が掘り起こせなくなったことです。刃は畑に食い込むにも関わらず、土を反転できないのです。刃を見ると、摩耗して刃先が細くなっているではありませんか。これは刃を交換するしかありません。さっそく、刃を注文するために農機具店に行きました。すると、正規品の刃はとても高価でした。そのため、非正規品の刃を注文しました。刃1枚は安くても、18本の刃を一度に交換しなければなりません。それなりの出費となりました。さらなる出費を抑えるため、自分ですべての刃を交換することにしました。
A:新品,B:交換,C;5年前 摩耗した刃の取り外し 新品刃に全交換
新品の刃に交換したロータリー2個を耕運機に取り付ける前に、ピンとピン止めの錆や泥を取り除いて磨きました。そして、ピンとピン止めに油を塗布しました。そのピンとピン止めを使ってロータリー2個を耕運機に固定しました。エンジンをかけて試しに畑を耕運すると、生き返ったように土を掘って反転しました。これでまた、効率よく畑の耕運作業ができるようになりました。よかった、よかった!
磨いたピンとピン止め ロータリーを取り付け終わった耕運機
一ヶ月ほど前に極安の中古ハーベスタを購入しました。その後快適に動いていました。ところが、ある日エンジンを動かしてから脱穀クラッチレバーを入れました。すると突然、キュルキュルと音がして脱穀胴が動かなくなりました。音からするとベルトが擦れている音です。エンジンに過負荷がかからないように、すぐに脱穀クラッチレバーを戻しました。音から判断してベルトが緩んだのではないかと思いました。どのベルトが悪いのか最初分かりませんでしたが、このさい、すべてのベルトを交換することにしました。
カバーを外して脱穀ベルトを確認、ボロボロのベルト
農機具販売店に行って、このハーベスタの規格に合ったベルトを購入しました。ベルトは三種類あり、走行クラッチベルト、脱穀クラッチベルト、そして脱穀ベルトです。走行クラッチベルトはキャタピラを動かすベルトです。脱穀クラッチベルトは脱穀動作をするためのベルトです。脱穀ベルトは脱穀胴などを動かすベルトで、とても長いベルトです。なお、走行には問題ないので、走行クラッチベルトは後回しで良さそうです。
ベルトカバー取外し ネジとナット同時回転 グラインダーで削り取る
注文しておいたベルトが届いたので、さっそくベルト交換作業に入りました。まずは脱穀ベルトを保護するカバーを取り外すことにしました。ところが、ネジの一ヵ所がいくら回しても取れません。ネジとナットが同時に回る現象です。カバー内側のナットの溶接が取れたのでしょう。これはどうしようもありません。仕方なくグラインダーでネジ頭を削り取りました。すると、ポロリとネジが外れました。ベルトカバーを外すと、醜いボロボロのベルトが姿を現しました。予測したとおり限界に達したベルトでした。
カバーを外してベルトを確認 ボロボロになったベルト
次に、脱穀クラッチベルトカバーを外しました。すると、脱穀クラッチベルトが見えました。脱穀ベルトのようにボロボロではありませんでしたが、ずいぶんと伸びているようです。これも交換することにしました。このハーベスタは極安(三本の新品ベルトとほぼ同価格)でした。やはり極安中古には訳があるのですね。しかし、自分でベルト交換できそうなので私にとっては良かったです。
走行クラッチベルトカバー カバーを外す 古いベルトを外す
久しぶりに中型バイク(200cc)に乗ろうと思ったら、エンジンがかかりません。前照灯は少し光りスターターも少し動くのですが、とにかくエンジンがかからないのです。11月以来このバイクに乗っていなかったため、さらにこの寒さでバッテリーが上がってしまったようです。やれやれ!バッテリーを充電することにしました。トラクターはよく充電しますが、バイクは数年ぶりの充電です。やはり、普段からバイクにの乗っていないとこんなことになります。特に冬は。
バッテリーが上がったバイク、〇:バッテリーの収納箇所
バイクの足つきの部分にバッテリーが収めてあります。その場所の蓋を開けて、バッテリーの端子を露出しました。そして、その端子にバッテリー充電器を繋ぎました。最近の充電器は電圧などを自動で判定してくれるので助かります。しばらくすると、充電電流を表示しました。バイクをそのままにして車で出かけました。半日そのままにして充電器をみると完了サインが表示されていました。バッテリーコードを外してスタータースイッチを入れると、即エンジンがかかりました。今更ながら、時々バイクに乗る必要があることを感じた一日でした。
バッテリー端子露出 バッテリーと繋げる 充電中の表示
我家には温室がありません。そのため、熱帯性の植物が冬越しができず毎年枯らしていました。今年、ヘナの種を発芽させて育てていますが、ヘナは寒さにとても弱いようです。このままでは、冬越しすることができず枯れてしまいます。そこで、簡易な温室を作ってみることにしました。この簡易温室を作るにあたって、段ボールで制作できることを教わりました。そのため、段ボールを使って簡易温室を作ってみることにしました。
段ボールを使って製作した簡易温室 ※ビニールを張る前
スーパーで買物をした時、袋の代わりに入れて待ち帰った段ボールがたくさんありました。その段ボールの中から、比較的大きなものを選んで簡易温室に加工しました。上下の段ボールの間に支柱を立てて、その支柱にビニールを張るだけの簡単な加工です。温度調節のため、上蓋の隙間を自由に開けることができるようにしました。どの程度温室として効果があるのか、最高最低温度計を使って測っています。まだ日中の日差しが強いため、昼間は50°以上に温度が上昇します。本格的に気温が低くなる12月以降に温室として使おうと思います。
ヘナに合う大きさの段ボール 段ボールに支柱を立てる
今使っている3代目ノートパソコン(Windows 7)は10年位前に購入したものです。購入した当時はスイスイ動いたのですが、OSがWindows10になった頃から急に遅くなりました。電源スイッチを押しても15分位経たないと使えないのです。タスクマネージャーでその原因を探ると、一番の原因はディスクが100%で、特定のプログラムがメモリを占有することのようです。どうにも我慢できなくなって、つい購入してしまいました。5代目のノートパソコンです。4代目は職場で使っています。
新しく購入したNECのノートパソコン
購入したノートパソコンは、当然のことながら動作が速いです。電源を入れてからの立ち上がり時間が、それまで15分以上かかっていたのがたったの10秒です。CPUが9年前のi5から最新のi7に、ハードディスクが最新のSSDになったことなどが効いていると思います。これから10年位は活躍してくれるでしょう。これまで使ってきたパソコンのOSは、95,98,ME,Vista,XP,7 ,8,そして10です。OSの変遷が分かるように、郷土館で陳列しても良いかも知れません。なお、2代目はゲームと音楽専用にしています。
1代目:Windows ME 2代目:Windows XP 3代目:Windows 7から10
ところで、我家のマスターパソコンは9年前に私が自作したデスクトップ型パソコンです。当時の最新CPUであるi7-2600Kを使いました。また当時はまだ珍しかったSSDを使いました。デスクトップ型は、一般的にノートパソコンより性能が高く今でも十分通用します。動画編集に絶大な性能を発揮します。そもそもデスクトップ型は、IC,マザーボード,電源,メモリなどを自由に変更できます。つまり拡張性がとても高いのです。唯一の欠点はコンパクトでないことです。私はメインのパソコン作業はデスクトップ型を使っています。そして、仕事など出先で使う時はノートパソコンを使っています。
デスクトップ型の画面 パソコンケース内
バインダーの傷んだ刈刃を、届いた新品刈刃に交換しました。交換前にバインダーのエンジンが動かず、キャブレターのメインノズルを修理するアクシデントがありました。その修理を終えて、やっと傷んだ刈刃を新品刈刃に交換する作業に入ることができました。バインダーを傾けて、入り組んだ刈刃取り付け部分に手を入れての作業でした。ようやく新品刈刃を取り付けたと思ったら、麦の代わりに自分の指先を刈ってしまいました。やれやれ、痛い思いをしたバインダーの刈刃交換作業でした。
農機具販売会社から届いた新品の刈刃
刈刃交換作業を農機具販売会社に頼んでも良かったのですが、交換工賃代金が必要になります。私は、なるべく農機具の修理を自分でしています。その方が、突然の故障にすぐに対処できます。農業に少しでも携わるならば、少々の故障を自力で直せることが必要です。時間的な無駄を無くすにも、無駄なお金を使わないためにも必要だと思います。しかし、何でも自分で修理するにも限度があります。これまで一番大変だったのは、トラクター前輪のボールベアリング交換でした。無駄に時間がかかりました。このような修理はプロに頼んだ方が無難でしょう。
バインダーの底部 刈刃の止めネジを外す ネジの雄雌を外す
農機具を修理するにあたって一番大切な事は知識だと思っています。必要な工具があることも大切ですが、工具はお金さえあればいつでも手に入れることができます。しかし、修理するための知識は買えません。私は修理は推理だと思っています。修理するための推理力は、知識の一端ではないかと思います。これまでの知識習得,失敗経験,成功経験など、さらに修理が好きで好奇心があることも推理力に生きてきます。
取り外した上刃、刃に欠け 取り外した下刃
鋭い刃物である刈刃を扱うため、注意していたのも関わらず大失敗をしてしまいました。傷んだ刈刃を取り外して、新品の刈刃を取り付けた直後に起きました。刈刃交換が無事終わってホッとした時に気が緩んでしまったのです。何かの拍子に新品の刈刃が軽く動いて、私の指先が挟まりました。麦を刈るはずが、私の指先を刈ってしまいました。傷みと共に血がたらたら出てきたので、すぐに石鹸で洗って薬を塗布して包帯を巻きました。エンジンがかかっていたならば、と思うとぞっとしました。痛い思いをした刈刃交換でした。無事修理したバインダー、麦刈り時には活躍してくれることと思います。
横倒しで刈刃交換 麦の代わりに指を 交換後の新品刈刃
そろそろ麦刈りのシーズンです。来週には麦刈りをしようと思い、バインダーを小屋から出しました。実はこのバインダーは刃の一部欠けているため、刈り取りが少々うまくいきません。新品の刈刃が届いたため、今回交換することにしました。一年ぶりにバインダーを試運転してみました。するとエンジンが全くかからないのです。刈刃交換する前に、エンジンの修理をするはめになりました。やれやれです。・・・・メインノズル(燃料噴出口)の詰まりが原因でした。
エンジン動作しない原因は、メインノズルの詰まり
最初、プラグが煤などで汚れていることが原因ではないかと思いました。そこでプラグを磨きましたが、エンジンは動きませんでした。これはもう、キャブレターを分解修理するしかありません。最初エアフィルターを取り外し、続いてキャブレターを取り外しました。そして、フロートがある底蓋を外しました。ガソリン漏れはないのでニードルバルブの故障ではありません。
刈刃交換したバインダー フィルターを外す 調速器連結部を外す
メインノズルがゴミなどで詰ることがあるため、メインノズルを外しました。そして、中心部の穴を空に透かして見ました。すると、穴からの光がほとんど見えませんでした。これは穴が詰まっていることを示します。細い針金をぐりぐりと穴に通しました。再び透かして見ると、穴がはっきり見えました。これでエンジンがかからない故障が治りました。キャブレターを元のように組み立てると、エンジンに取り付けました。すると一発でエンジンがかかるようになりました。エンジンが治ったため、刈刃を交換する作業に入りました。
キャブレターを外す メインノズル取り外し メインノズル
我家には手回しミシンが3台あるのですが、元はみんな故障品です。なんとか修理して、2台は成器塾などで使っています。残りの1台は上糸と下糸を使うミシンです。ボビンを使っているタイプです。これまた使えるように修理しています。しかし、ボビンに糸を巻き付ける機構が分からなく修理を見送っています。ただ、指で押さえればボビンに糸を巻くことができるため、致命的な故障ではありません。ボビンの糸巻き部分を除けば、かろやかに動くようになりました。最後、上糸と下糸のそれぞれの張りの強さを最適に調節して縫えるようにしました。
ボビンをの糸巻き部分を除けば、かろやかに使えるようになった手回しミシン
修理で一番困ったのは、ボビンに糸を巻き付ける箇所です。規定の個所に油を差しましたが、ボビンを回すゴム車輪が滑って回らないのです。そのため、今のところ指でゴム車輪を押して回しています。それでもボビンに糸を巻き付けるのにそれほど時間がかかりません。気長に調査してゴム車輪付近を直そうと思います。
ボロボロに錆びたボビン 既定の個所に油を差す ボビンに糸を巻き付け
ボビン式のミシンは過去に何度か使ったことがあります。体で覚えていたためか、糸巻きからミシン針への糸通しは簡単です。このミシンの道具箱には、たくさんの部品が付属していました。例えば、バイアステープを容易に襟などに縫える付属品です。Tシャツは前見頃、後見頃、そして両袖しか布が必要ありません。時間があれば、一度ニット布を使ってTシャツでも縫ってみようかと思っています。
ボビンに糸を巻き取り中 縫えるように、上糸と下糸を出す
さて、微妙な調節が必要だったのは上糸と下糸の張りの強さです。縫ってみると、あきらかに上糸の張りが強すぎです。下糸が上糸側に見えていました。長い間に上糸の張りを調整する箇所が錆びて抵抗が増したようです。ネジを回して上糸の張りを調整しました。緩くし過ぎると、今度は下糸が強く張ります。何度か試し縫いをして調整を完了しました。なお、1本糸ミシンは、この調整が不要です。
何度か試し縫い 上糸が強すぎ(下糸が見える) 上糸と下糸がちょうど良い
私が一番多く使う農機具は草刈機です。その次に多く使うのは耕耘機です。その耕耘機が最近、エンジンは普通り動くのに力が出なくなりました。ロータリーがゆるゆるとしか回らないことがあるのです。この現象は、ベルトが伸び切ってしまったか切れる直前の兆候なのです。ベルトばかりは修理できません。新しいベルトと交換するしかありません。そのため、耕耘機のメーカーからベルトを取り寄せました。そして、空いた日に新旧ベルトを交換しました。
ベルトを交換するため、耕耘機側面のカバーを外す
新しいベルトを注文した時、麦を刈るバインダーの刈刃も一緒に注文しました。いただいてから18年以上経つバインダー、いつの間にか刈刃が欠けていました。ベルトと刈刃を合わせて2万円弱の出費でした。バインダーの刈刃交換は急ぎませんので後日に作業します。今回は、耕耘機のベルトを交換しました。まずは、ベルトが収まる耕耘機側面のカバーを取り外しました。そして、古いベルトを取り出しました。取り出したベルトはやはり伸び切っていました。そして、数ヶ所切れかかっていたり割れていました。
外した側面のカバー 古いベルトを外す 切れかかった個所
新しいベルトの規格をメモした後、耕耘機の側面にはめ込みました。そして、カバーを元通りに取り付けました。ところで、ベルトを交換していて耕耘機がずいぶん汚れていることに気が付きました。機会をみて、汚れを取ったり錆びている個所を磨くなどの処置をしようと思います。ベルト交換後、畑のあちこちを耕耘してみました。ベルト交換の成果か、ロータリーが元気良く回りました。
新しいベルトをはめ込む はめ込み終わった新しいベルト
一番多く使っている農業機械は耕耘機です。管理機とも言われます。今使っている耕耘機は父親が使っていたもので、父親が亡くなって以降は私が使っています。30年以上使っている古い耕耘機です。この耕運機、エンジンオイルを交換したとの話を父親から聞いたことがありませんでした。つまり30年間一度もエンジンオイル交換をしていなかったことになります。まだまだ調子が良い耕耘機ですが、今回初めてエンジンオイル交換をしました。
エンジンオイル交換中の耕耘機
エンジンオイル交換する前に耕耘機を水平の位置に置きました。そして、エンジン底部のオイルを抜くネジを外しました。すると、30年間分のエンジンオイルがどばっと出ました。新しいエンジンオイルは薄透明ですが、不純物などが混じった真っ黒な廃オイルが出てきました。車もそうですが、今後も快調に使うためにもエンジンオイル交換は必要です。
オイルを抜くネジ 真っ黒い廃オイルを排出 新しいエンジンオイル
廃オイルを吸収した箱は、まだ廃オイルを吸収できる余裕がありそうです。もう一台の耕耘機のエンジンオイルも近々交換するつもりですので、その時に使用しようと思います。さて、新しいエンジンオイルを規定量入れた後、エンジンを動かして畑を除草耕耘してみました。心なしか元気になったように思います。この耕耘機、あと30年は使えたらと思います。この耕耘機と私、どちらが長生きするでしょうか。
新しいエンジンオイルを挿入 規定量のオイルを入れたことを確認
タヌキなどの害獣からマクワウリを守ってくれた家庭用電柵を片付けしました。この電柵を使う前は、警告灯を付けたり、網を掛けたり、柵を巡らすなどしました。しかし、そのどれも害獣には通用しませんでした。しかし、電柵を使用してからはタヌキなどの害獣が来なくなりました。誤って電柵を触ったことがありましたが、電気でしびれると言うよりも強烈に痛いのです。害獣にはもっと痛かったはずです。
来年も使えるように、箱に収めた電柵
最初に電撃を発生する装置を解除し、中の電池を外しました。次に、電柵の紐を回収しました。最後に電柵を張り巡ぐらせる支柱を回収しました。来年は、マクワウリだけではなく、スイカ、カボチャなどのように地面に育つ実を電柵で守ろうと思います。電池は3年程度使うことができます。電柵が無かった頃の苦労を思えば、良い買い物でした。
電撃装置から電池を回収 長い電柵を回収 電柵を支える支柱を回収