東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

世田谷区桜木中学校の生徒が来て、苗取りや田植えを体験

2001年06月02日 | 田舎暮らし

 今朝は曇り空でしたが、お昼からは晴れました。田植えにはちょうど良い天気になりました。80人もの中学生と先生がやって来ました。田植え体験と酪農見学を計画どおりにグループ別に時間をずらせながら済ませることができてほっとしています。
 やって来たある新聞記者の方の話では、「田植え体験で、子供自ら苗取りするケースを見たことがない。」とのこと、さらに「校長先生自ら苗取りに参加するのも見たことがない。」とのことでした。

                      校長先生といっしょに苗取りする中学生達


 校長先生は、子供達に混じって生き生きと苗取りをしていました。気にしていたトイレですが、駅であらかじめ用を足してもらったため、トイレが必要な子供は一人もいませんでした。

      初めての苗取り              友達と談笑しながらの苗取り
 

 最初運動靴をはいてひの靴を紐で固定して田んぼを歩かせてみました。その動きを見て素足が良いと判断してすぐに全員を素足に切り替えました。田植えは、ほぼ予定どおりに進行しました。

        田植え開始、中心から右左方向に下がりながら苗を植える


  左方向に下がりながら苗を移植        右方向に下がりながら移植
 

             計画通りに左右方向に田植えが進行


     田植えが終わった生徒達は、近くを流れる小川で手足を洗う


   休憩の合間、自然や田植えの意義などについて古老のお話を拝聴


  別のグループが田植え引継ぎ          手際よく苗を移植
 

 苗取り、田植え、牛舎見学をした後に、冷たい牛乳を飲みました。のどが渇いていたのか牛乳はすぐになくなりました。

       冷やしておいた牛乳を持参してもらったコップに配る

 準備段階では、「田植え時期が早かったかなあ」と悩んだり、苗作りなどでトラブルがあったり、なかなか手伝い人数が集まらず気が滅入ったこともありました。しかしながら、子供達の歓喜の笑顔を見ていると、これまでの疲れが取れました。

              小川の周りに腰をおろして休憩する中学生達


     道端で休憩する中学生達         休耕田で休憩する中学生達
 

 この田植えを企画して本当に良かったと思いました。今回のことは生徒達全員の思い出に残ると思います。この子達の中から一人でも、将来農業や自然保護に関わりたいと思う子が出てくればと思います。
 今回のことで田植えに関するいろいろなノウハウを集めることができましたので、来年以降同じような企画をする時は今回よりは楽になると思います。

                  A組1~6班の中学生達


                  B組1~6班の中学生達


 今回、たくさん写真やビデオを撮影しました。明日は、今日やり残した後片付けと次の田植えの準備をしたいと思います。

           あるグループは田植え後に牛舎の見学

コメント
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