すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

『公教育の未来』を読み進める…その4

2005年08月04日 | 読書
私企業でも、地方自治体でも、NPOの組織でも、もはや当たり前になっている「ベンチマーク」調査。上手くやっている同業者から徹底的に学ぶこと。真似することから始めて、徐々にオリジナリティを入れながら独自のものに昇華させてゆく知恵。
本当に不思議だ。「まなび」の本家本元の教育界だけが「まねぶ」ことをしない。まるで、真似することでプライドが傷つくとでもいうように。



教師は「まね」することに嫌悪感を抱いてきたのかもしれない。
「仕事」という意識が希薄だったのだろうか。
上達論が語られず、自己流が価値あるものとされてきたからだろうか。

教師はある意味で表現者だと思うが、
自分の描く稚拙な絵を個性的だと勘違いしているような人もいる。