すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

ビジョンとバランスを備える

2005年08月24日 | 読書
実証データは大切だが、データだけではすすめられないところに、教育研究、教育政策の難しさがある。学力低下論争を一つの刺激としつつも、ビジョンとバランスを備えた学力論議が展開されていくことを切に望みたい。
市川伸一「現代教育科学 2005.9」(明治図書)

何のためのデータか、ということが肝心である。
教育に対するビジョンを示している人は少なくないが
そのことと関わりなく、いやそれがどうしたと言わんばかりに
データだけが強い力を持っているのが現状ではないか。
データに振り回されてないと言い切れるか。