すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

順序は定まっているのか

2005年12月10日 | 読書
社会の現実は、社会の現実を生きるようになれば、自ずから学ぶことである。子供のうちには、子供のうちにしかできないことがある。それが、考えることである。内省する習慣を持ち、正確に思考する仕方を覚えることである。生きているとはどういうことか、自分であるとはどういうことか、それを考えて知るよりも先に、金のもうけ方、世の中の処し方は、あり得ないではないか。
池田晶子『勝っても負けても』(新潮社)


学校教育の原則は
「生きる根本」を教えることにある。
教科の授業も、清掃の時間も
俯瞰すれば、身につけさせたいことは決まっている。
「挨拶の仕方」や「お金の儲け方」を
どこに位置づけていくか明確に定めていないと
薄っぺらなものにしかならない。