すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

自分で考える、自分たちで考える

2005年12月31日 | 読書
教育のように、将来にわたって大きな影響を及ぼすテーマにもかかわらず、感情的な反応や、一人一人の体験や印象だけでいろいろいな意見が飛び交い、物事が決められていくことの多い領域では、自分たちで考える力はとても大切な力だと思います。それも、たんに自分たちのアイデアを出すということだけでなく、考え方や見方を支える「学問」をベースにすることで、思いつきでない議論ができるようになるでしょう。
苅谷剛彦『学校って何だろう~教育の社会学入門』(ちくま文庫)


教育という大きなテーマに対して
意見を言ったり、何かを決めていくためには、まず勉強が必要である。
個人的な体験や思いも大切だけれど
それらをもとにして自分で考えること
そして、考えを交し合いながら自分たちで練り上げること
そうしたステップを、地道に踏んでいこう。