すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

整合性を考える責任はどこにあるか

2005年12月18日 | 読書
最近、運動会のかけっこで順位をつけない学校が出てきていると聞きます。必ずしも賛成できませんが、結果よりプロセスを重視するという意味ではひとつの見識だと思います。だとしたら、こうした教育を行うことと、その教育を受けた子どもたちが競争社会に送り出されることの整合性を考える責任があります。教育現場だけが特別であることは、子どもに混乱を与えます。
荻原博子「総合教育技術 2006.1」(小学館)


教育の場が、競争社会の縮図であるという考えは容認できない。
その意味では、「特別」であっていいと考える。
社会に合わせる力だけが求められているわけではないし
社会を作り上げていくという志の根をはらせることが
もっと必要になってくるのではないか。
学校の存在そのものが、整合性ではないだろうか。