すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

適切に出発点を選択できる力

2005年12月28日 | 読書
そうした「論理的に正しい」ものがゴロゴロある中から、どれを選ぶか。その能力がその人の総合判断力です。それにはいかに適切に出発点を選択できるか、が勝負です。別の言い方をすれば「情緒力」なのです。
藤原正彦『国家の品格』(新潮新書)


ここに、家庭教育と幼児教育、初等教育の使命がある。
かつて、普通に過ごしていれば得られた情緒の力は
その力を育むための機能が弱くなった家庭、社会により
急速に衰え始めている。自明のことだ。
それをどうやって取り戻すか。
声かけだけには終わらない、組織的な取り組みが強く求められる。