ICTの活用についてのアンケートがきて、その用紙をみたら選択肢の言葉が、こうなっている。
「わりにできる」「ややできる」「あまりできない」「できない」
四択なので意図はわかるにはわかるが、気になった。
「わりに」である。
今までも同じアンケートはあったが、こうした言葉遣いではなかった気がする。他のものでもこの「わりに」は記憶がない。
「わりに」と「やや」の比較の問題である。確かに使い方として「やや」は「少し」ということだろうし、「わりに」はそれ以上なのかもしれない。しかし、その境目はなかなか難しい。
早速、電子辞書である。広辞苑は「わりあいに。わりと」だけだが明鏡だと「思ったよりも」が足されている。あまり、ぴんとこないなあ。
和英辞典の語意がぴんとくる。「比較的comparatively」そして、なんと「かなりfairly,rather」とでているではないか。そうか、「わりにできる」は「かなりできる」と同義なのだ。じゃあ、なぜそう表現しない。
「かなり、とか、よく、とかにすると、その選択肢にマルをつけづらいんじゃないですか」
と同僚がいう。
なるほど、もっとも。「わりに」に惹かれて?一番左を選ぶ人が多い…つまり、教員のICT活用能力は高まってきていますよ、という展開をねらっているわけか。ちょっと穿った見方でしたね。
しかし、電子辞書検索はまだまだ続き、「わりに」を類語のシソーラスで検索すると、こういうグループになるのです。
「平凡 無難 割に」
ICT活用において、この仲間であることは喜ぶべき…かな。
なんとまあ便利な言葉であることよ。いや、わりに便利というべきか。
「わりにできる」「ややできる」「あまりできない」「できない」
四択なので意図はわかるにはわかるが、気になった。
「わりに」である。
今までも同じアンケートはあったが、こうした言葉遣いではなかった気がする。他のものでもこの「わりに」は記憶がない。
「わりに」と「やや」の比較の問題である。確かに使い方として「やや」は「少し」ということだろうし、「わりに」はそれ以上なのかもしれない。しかし、その境目はなかなか難しい。
早速、電子辞書である。広辞苑は「わりあいに。わりと」だけだが明鏡だと「思ったよりも」が足されている。あまり、ぴんとこないなあ。
和英辞典の語意がぴんとくる。「比較的comparatively」そして、なんと「かなりfairly,rather」とでているではないか。そうか、「わりにできる」は「かなりできる」と同義なのだ。じゃあ、なぜそう表現しない。
「かなり、とか、よく、とかにすると、その選択肢にマルをつけづらいんじゃないですか」
と同僚がいう。
なるほど、もっとも。「わりに」に惹かれて?一番左を選ぶ人が多い…つまり、教員のICT活用能力は高まってきていますよ、という展開をねらっているわけか。ちょっと穿った見方でしたね。
しかし、電子辞書検索はまだまだ続き、「わりに」を類語のシソーラスで検索すると、こういうグループになるのです。
「平凡 無難 割に」
ICT活用において、この仲間であることは喜ぶべき…かな。
なんとまあ便利な言葉であることよ。いや、わりに便利というべきか。