すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

手にとって選ぶ楽しみ

2009年03月19日 | 雑記帳
 行きつけの小さな書店とネットだけでは、どうしても読書の範囲が狭まってしまう(と言い訳がましいことを書いてしまった)。最近、教育書に手が伸びない理由をそんなところに求めるのは、まったくの見当ちがいだろうが、やはり何か刺激がほしい。

 ふた月に一度ぐらいは大型書店で実際の本を手に取りながら、選んでみたいものだなと、休日に仙台まで足を運び駅前の書店に入った。ぶらぶらしながら教育書のある棚へ行き、ずっと端から端まで見渡し、背表紙のタイトルを見て手に取る、著者名を見て引っ張り出す、めくって目次を見る、ぺらぺらめくって中身に少し目を通す…、乏しい財布のなかみでは次から次へというわけにはいかないが、いろいろなジャンル、違う著者の本を合わせて6冊購入した。

 ああ、やっぱりいいなあと思う。こんなふうに本を選べる時間が無性に好きだ。(選んだ段階で、何かもう半分読み切ったような雰囲気になっていることが少し可笑しい)

 大型の書店は、ここからが少し難関。レジで会計を済ませた後、予定の時刻まで少しあると、つい文庫や新書、選書などの棚へ向かってしまう。近所にはないものがたくさんあり、ついつい手が伸びる。だめではないか、と心で叫んでみて戻すけれど、その瞬間にまた隣りの書棚の背表紙が見えてきたりして…。

 本もやはり実物だなと思う。ネットも確かに便利で恩恵に与っているが、やはり手にもってこそ選べるような気がする。

 春休みは(といっても余裕あるのか)は、少し真面目に教育関係書を読もうと思う。様々な情報は仕入れているつもりだが、やはりきちんとネジを巻くためには、そういう時間が必要だ。