今回は、平成21年-健保法問3-B「出産育児一時金」です。
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出産育児一時金又は家族出産育児一時金は、妊娠85日以後の出産であれば、
生産、死産、流産(人工妊娠中絶を含む)又は早産を問わず、支給される。
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出産育児一時金に関する出題です。
出産育児一時金の支給対象となる出産について、過去に何度も出題されています。
次の問題をみてください。
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【 17-5-A 】
妊娠4カ月を過ぎてから、業務上の事故により流産した場合、健康保険
から出産育児一時金が支給される。
【 15-7-E 】
妊娠4か月を超える被保険者が業務上の事由により流産したときは、出産
育児一時金が支給されない。
【 11-9-C 】
出産育児一時金は、妊娠4ヶ月以上の人工流産の場合は支給されない。
【 9-2-B─改題 】
死産であっても、妊娠4か月以上の出産であれば、出産育児一時金又は
家族出産育児一時金が支給される。
【 7-6-A 】
被保険者が妊娠5か月で流産した場合であっても、出産育児一時金は支給
される。
【 7-6-D─改題 】
被保険者の帝王切開等の異常出産に対し、療養の給付が行われる場合で
あっても、出産育児一時金は支給される。
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「出産育児一時金」に関する出題です。
どういう状況で出産したのか?そこが論点です。
【 17-5-A 】と【 15-7-E 】は、いずれも業務上の事由による
流産として出題されています。
【 17-5-A 】は正しく、【 15-7-E 】は誤りです。
業務上の事由による流産であっても、妊娠4カ月以上の出産であれば出産
育児一時金は支給されます。
健康保険では、「出産」という事実が保険事故なのですから、たとえ業務
災害に伴う出産であっても、支給されます。ただし、「妊娠4カ月以上」の
場合です。
どちらの問題も、「妊娠4カ月を過ぎて」「妊娠4か月を超える」と「妊娠
4カ月以上」に該当しますよね。
それと、【 21-3-B 】にある「妊娠85日以後」ですが、これは、「妊娠
4カ月以上」ということになりますから、このような表現でも正しくなります。
では、人工流産、死産、流産、異常出産の場合は、どうでしょうか。
いずれの場合でも支給されます。
「流産」、「死産」などであっても、出産です。
これらの出産に際して合わせて療養の給付が行われたとしても、それは、
「出産」に対する給付ではありませんよね。療養に対する給付です。
ですから、「出産」に関する給付は、ちゃんと支給されます。
【 7-6-D-改題 】では、「妊娠4カ月以上」という点を明らかにして
いませんが、ここでは「異常出産」が出産育児一時金の対象となるか、
訊いているだけなので、正しいと判断して構いません。
【 21-3-B 】:正しい。
【 11-9-C 】:誤り。
【 9-2-B-改題 】、【 7-6-A 】、【 7-6-D-改題 】:正しい。
出産育児一時金の出題の多くは、このような論点か、支給額です。
いずれについても、難易度は高くありませんので、
確実に解答できるようにしましょう。
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出産育児一時金又は家族出産育児一時金は、妊娠85日以後の出産であれば、
生産、死産、流産(人工妊娠中絶を含む)又は早産を問わず、支給される。
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出産育児一時金に関する出題です。
出産育児一時金の支給対象となる出産について、過去に何度も出題されています。
次の問題をみてください。
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【 17-5-A 】
妊娠4カ月を過ぎてから、業務上の事故により流産した場合、健康保険
から出産育児一時金が支給される。
【 15-7-E 】
妊娠4か月を超える被保険者が業務上の事由により流産したときは、出産
育児一時金が支給されない。
【 11-9-C 】
出産育児一時金は、妊娠4ヶ月以上の人工流産の場合は支給されない。
【 9-2-B─改題 】
死産であっても、妊娠4か月以上の出産であれば、出産育児一時金又は
家族出産育児一時金が支給される。
【 7-6-A 】
被保険者が妊娠5か月で流産した場合であっても、出産育児一時金は支給
される。
【 7-6-D─改題 】
被保険者の帝王切開等の異常出産に対し、療養の給付が行われる場合で
あっても、出産育児一時金は支給される。
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「出産育児一時金」に関する出題です。
どういう状況で出産したのか?そこが論点です。
【 17-5-A 】と【 15-7-E 】は、いずれも業務上の事由による
流産として出題されています。
【 17-5-A 】は正しく、【 15-7-E 】は誤りです。
業務上の事由による流産であっても、妊娠4カ月以上の出産であれば出産
育児一時金は支給されます。
健康保険では、「出産」という事実が保険事故なのですから、たとえ業務
災害に伴う出産であっても、支給されます。ただし、「妊娠4カ月以上」の
場合です。
どちらの問題も、「妊娠4カ月を過ぎて」「妊娠4か月を超える」と「妊娠
4カ月以上」に該当しますよね。
それと、【 21-3-B 】にある「妊娠85日以後」ですが、これは、「妊娠
4カ月以上」ということになりますから、このような表現でも正しくなります。
では、人工流産、死産、流産、異常出産の場合は、どうでしょうか。
いずれの場合でも支給されます。
「流産」、「死産」などであっても、出産です。
これらの出産に際して合わせて療養の給付が行われたとしても、それは、
「出産」に対する給付ではありませんよね。療養に対する給付です。
ですから、「出産」に関する給付は、ちゃんと支給されます。
【 7-6-D-改題 】では、「妊娠4カ月以上」という点を明らかにして
いませんが、ここでは「異常出産」が出産育児一時金の対象となるか、
訊いているだけなので、正しいと判断して構いません。
【 21-3-B 】:正しい。
【 11-9-C 】:誤り。
【 9-2-B-改題 】、【 7-6-A 】、【 7-6-D-改題 】:正しい。
出産育児一時金の出題の多くは、このような論点か、支給額です。
いずれについても、難易度は高くありませんので、
確実に解答できるようにしましょう。