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平成21年-健保法問3-B「出産育児一時金」

2010-04-09 06:08:31 | 過去問データベース
今回は、平成21年-健保法問3-B「出産育児一時金」です。



☆☆======================================================☆☆




出産育児一時金又は家族出産育児一時金は、妊娠85日以後の出産であれば、
生産、死産、流産(人工妊娠中絶を含む)又は早産を問わず、支給される。




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出産育児一時金に関する出題です。


出産育児一時金の支給対象となる出産について、過去に何度も出題されています。


次の問題をみてください。




☆☆======================================================☆☆



【 17-5-A 】


妊娠4カ月を過ぎてから、業務上の事故により流産した場合、健康保険
から出産育児一時金が支給される。




【 15-7-E 】


妊娠4か月を超える被保険者が業務上の事由により流産したときは、出産
育児一時金が支給されない。




【 11-9-C 】


出産育児一時金は、妊娠4ヶ月以上の人工流産の場合は支給されない。




【 9-2-B─改題 】


死産であっても、妊娠4か月以上の出産であれば、出産育児一時金又は
家族出産育児一時金が支給される。




【 7-6-A 】


被保険者が妊娠5か月で流産した場合であっても、出産育児一時金は支給
される。




【 7-6-D─改題 】


被保険者の帝王切開等の異常出産に対し、療養の給付が行われる場合で
あっても、出産育児一時金は支給される。




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「出産育児一時金」に関する出題です。
どういう状況で出産したのか?そこが論点です。



【 17-5-A 】と【 15-7-E 】は、いずれも業務上の事由による
流産として出題されています。


【 17-5-A 】は正しく、【 15-7-E 】は誤りです。



業務上の事由による流産であっても、妊娠4カ月以上の出産であれば出産
育児一時金は支給されます。



健康保険では、「出産」という事実が保険事故なのですから、たとえ業務
災害に伴う出産であっても、支給されます。ただし、「妊娠4カ月以上」の
場合です。



どちらの問題も、「妊娠4カ月を過ぎて」「妊娠4か月を超える」と「妊娠
4カ月以上」に該当しますよね。



それと、【 21-3-B 】にある「妊娠85日以後」ですが、これは、「妊娠
4カ月以上」ということになりますから、このような表現でも正しくなります。



では、人工流産、死産、流産、異常出産の場合は、どうでしょうか。


いずれの場合でも支給されます。



「流産」、「死産」などであっても、出産です。



これらの出産に際して合わせて療養の給付が行われたとしても、それは、
「出産」に対する給付ではありませんよね。療養に対する給付です。
ですから、「出産」に関する給付は、ちゃんと支給されます。



【 7-6-D-改題 】では、「妊娠4カ月以上」という点を明らかにして
いませんが、ここでは「異常出産」が出産育児一時金の対象となるか、
訊いているだけなので、正しいと判断して構いません。



【 21-3-B 】:正しい。
【 11-9-C 】:誤り。
【 9-2-B-改題 】、【 7-6-A 】、【 7-6-D-改題 】:正しい。



出産育児一時金の出題の多くは、このような論点か、支給額です。
いずれについても、難易度は高くありませんので、
確実に解答できるようにしましょう。


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健康保険法14-9-C

2010-04-09 06:07:12 | 今日の過去問
今日の過去問は「健康保険法14-9-C」です。


【 問 題 】

任意継続被保険者の資格を取得するには、被保険者資格喪失の日の
前日までに通算して2ヶ月以上の被保険者期間が必要である。

  
              
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【 解 説 】

「通算」して2カ月以上ではなく、「継続」して2カ月以上被保険者で
あったことが要件となります。
なお、この被保険者には、日雇特例被保険者、任意継続被保険者又は
共済組合の組合員である被保険者を含めません。

 誤り。 
 

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