福島第一原発に関しては、海外のメディアは日本の情報隠し、隠蔽体質に堪忍袋の緒が切れかけている様子。しぶしぶ災害度をレベル7に上げたとことですが、レベル7なのは地方選の前からわかっていたという話。これは多分、もう収拾の仕様がなくなって、お手上げを宣言したということでしょう。これ以上レベルは上がりません。現時点までで撒き散らかされた放射能はチェルノブイリの1/10ということらしいですが、東電内部では、お手上げになった以上は、いずれメルトダウンが進んで爆発を呼び、チェルノブイリ以上の放射能が日本全国、世界中へばらまかれることになるだろうと予想しているのでしょう。前もってレベルを7にしておこう、そう考えたのかも知れません。
各地で行われた4/10の原発反対デモは、相当数の人々が集まったようで、東京高円寺のデモだけで15000人ということですから、かなりのものです。検察とマスコミの横暴反対デモの10倍規模ですね。それでも、このデモをニュースにとりあげたのは、比較的マイナーなメディアのみ、利権に操られた原発推進国策に協力する大本営御用達の提灯新聞は無視。いつまで、寝ぼけておれば気が済むのでしょうかね。韓国でも日本の情報隠蔽に憤る人々が、情報公開を求める市民がデモ。日本という国は全く信用を失いました。チェルノブイリでロシアがヨーロッパ諸国から叩かれたように、日本も今や地震の被害者という立場から変化して、世界に放射能をまき散らし、情報を隠蔽し、真摯に対応しない、ならず者のテロ国家だとみなされつつあります。韓国、中国では、真剣に日本に対して補償を求めることを検討中とのこと。
この時期にヒラリークリントンがやってくるというニュース。どう考えても、ドアホの空きカン政権に業を煮やして、かなり強烈な指令をもってやってくるに違いありません。日本の原発への対応が余りにひどいので、アメリカが指揮をとるというつもりではないか、またアメリカが日本を占領するつもりではないか、と心配しています。あるいは、これは空きカンがいよいよ降ろさそうなので、その後に小沢系が政権を取らないように根回しするのが目的ではないかと考える人もいるようです。
それにしても、ベンチがアホやと、国民は本当に苦労します。この間の空きカンの記者会見では、「現実問題として与野党協議にしても、最大の障害になっているのは首相の存在であり、後手に回った震災対応でも首相の存在自体が、国民の不安材料になっている。一体、何のために、その地位にしがみついているのか?」という痛烈な記者の質問に「私とあなたとの見方はかなり違っているとしか申しあげようがありません」と、例のサバ目で言い返したらしいです。頭のなかもサバになっているのでしょう。あるいは、アメリカに、小沢派阻止のために死ぬまで辞めるなと脅かされているのかもしれません。もしそうだとしたら、使えない人間はアメリカにとっても困ると思うのですけど。この際、たとえ敵であっても、日本を潰すことしかできないノーナシよりも取りあえず日本を救える人を使わないと先がないと思うのですけど。
一方で、ブログ、日々坦々(http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-971.html)では、原発関連の動画が削除されているという話。以下転載。
唯一の被爆国が原発を導入した背後で蠢(うごめ)いていた読売新聞と日本テレビ
今、ユーチューブを中心として原発関連の動画がドンドンと削除されているとツイッターで見たが、実際、最近削除されているのがあった。
話かわって、つい先日、コレステロール代謝経路の解明でノーベル賞を受けたJoseph Goldstein氏の話を聞く機会がありました。最近は、成長ホルモン分泌因子として当初同定された食欲制御ホルモンであるGhrelinの研究をしているようです。Ghrelinの発見と構造決定は10年以上前になりますが、このホルモンは第三番目のセリンにこのホルモンでしか見つかっていない脂肪酸修飾があります。この脂肪酸修飾は純粋に遺伝子配列から得られた合成アミノ酸ペプチドと実際に精製したGhrelinとの分子量との差から、計算で予測されたもので、しかもこれまで未知の脂肪酸修飾であったという劇的な話を聞いた覚えがあります。Goldstein氏は、この脂肪酸修飾を媒介するGOATという酵素を発見し、GOATのノックアウトでは活性型Ghrelinがなくなることを見つけました。しかし、GOATもGhrelinもGhrelin 受容体もいずれのノックアウトも、通常状態では何の目立った異常も示さないという、研究者ならがっくりくるデータに至りました。しかしマウスにストレスをかけて、飢餓状態にしてやると、GOATのノックアウトは低血糖で死ぬということがわかりました。これは成長ホルモンの補充によって防げるのだそうです。
この話で、何点か私が感心したことがあるのですが、第一は、この脂肪酸修飾を媒介する酵素を見つけるという研究計画です。酵素の同定をするというアイデアは誰でも思い浮かぶことかも知れませんが、この研究計画の素晴らしい点は、答えがあることが分かっていることと、それを見つけるための手段があることです。こういう研究がお金をとってこれる研究です。一方、ノックアウトマウスをつくって形質を解析するという研究はもっとリスクが高いわけで、それでお金をとってこようとすると、まずノックアウトをつくって、何らかの形質を見つけて、それを解析する価値があることを示す必要があります。いずれにしても、この酵素を発見するというボトルネックの疑問を同定した事がこの研究の肝でした。研究の一番重要なことは、最初に「よい疑問」を思いつくことでしょうね。
各地で行われた4/10の原発反対デモは、相当数の人々が集まったようで、東京高円寺のデモだけで15000人ということですから、かなりのものです。検察とマスコミの横暴反対デモの10倍規模ですね。それでも、このデモをニュースにとりあげたのは、比較的マイナーなメディアのみ、利権に操られた原発推進国策に協力する大本営御用達の提灯新聞は無視。いつまで、寝ぼけておれば気が済むのでしょうかね。韓国でも日本の情報隠蔽に憤る人々が、情報公開を求める市民がデモ。日本という国は全く信用を失いました。チェルノブイリでロシアがヨーロッパ諸国から叩かれたように、日本も今や地震の被害者という立場から変化して、世界に放射能をまき散らし、情報を隠蔽し、真摯に対応しない、ならず者のテロ国家だとみなされつつあります。韓国、中国では、真剣に日本に対して補償を求めることを検討中とのこと。
この時期にヒラリークリントンがやってくるというニュース。どう考えても、ドアホの空きカン政権に業を煮やして、かなり強烈な指令をもってやってくるに違いありません。日本の原発への対応が余りにひどいので、アメリカが指揮をとるというつもりではないか、またアメリカが日本を占領するつもりではないか、と心配しています。あるいは、これは空きカンがいよいよ降ろさそうなので、その後に小沢系が政権を取らないように根回しするのが目的ではないかと考える人もいるようです。
それにしても、ベンチがアホやと、国民は本当に苦労します。この間の空きカンの記者会見では、「現実問題として与野党協議にしても、最大の障害になっているのは首相の存在であり、後手に回った震災対応でも首相の存在自体が、国民の不安材料になっている。一体、何のために、その地位にしがみついているのか?」という痛烈な記者の質問に「私とあなたとの見方はかなり違っているとしか申しあげようがありません」と、例のサバ目で言い返したらしいです。頭のなかもサバになっているのでしょう。あるいは、アメリカに、小沢派阻止のために死ぬまで辞めるなと脅かされているのかもしれません。もしそうだとしたら、使えない人間はアメリカにとっても困ると思うのですけど。この際、たとえ敵であっても、日本を潰すことしかできないノーナシよりも取りあえず日本を救える人を使わないと先がないと思うのですけど。
一方で、ブログ、日々坦々(http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-971.html)では、原発関連の動画が削除されているという話。以下転載。
唯一の被爆国が原発を導入した背後で蠢(うごめ)いていた読売新聞と日本テレビ
今、ユーチューブを中心として原発関連の動画がドンドンと削除されているとツイッターで見たが、実際、最近削除されているのがあった。
ディズニーが制作した原発プロパガンダ「わが友、原子力」の日本語版を見たかったが「著作権侵害に関する申し立てが複数あった」としてここ2週間の間で削除されている。
(元の英語のものは残っている→『Our Friend The Atom』)
『痛いテレビ』には、画像は見られないが、文章が残っているので、その部分だけ抜粋させていただく。
≪我が国の原子力政策は、読売新聞社主にしてプロ野球の父である正力松太郎によって形作られました。
正力はアイゼンハワー大統領の意向を受け、自らが支配する読売新聞と日本テレビというメディアを使い、日本に原子力を売り込みます。その一環として、ウォルト・ディズニーが製作・出演したプロパガンダ映画「わが友原子力 Our Friend the Atom」を、1958年に日本テレビで放映しました。日本が原子力発電を取り入れるきっかけとなったこの映画を、この機会にもう一度見直してみましょう。≫
(元の英語のものは残っている→『Our Friend The Atom』)
『痛いテレビ』には、画像は見られないが、文章が残っているので、その部分だけ抜粋させていただく。
≪我が国の原子力政策は、読売新聞社主にしてプロ野球の父である正力松太郎によって形作られました。
正力はアイゼンハワー大統領の意向を受け、自らが支配する読売新聞と日本テレビというメディアを使い、日本に原子力を売り込みます。その一環として、ウォルト・ディズニーが製作・出演したプロパガンダ映画「わが友原子力 Our Friend the Atom」を、1958年に日本テレビで放映しました。日本が原子力発電を取り入れるきっかけとなったこの映画を、この機会にもう一度見直してみましょう。≫
話かわって、つい先日、コレステロール代謝経路の解明でノーベル賞を受けたJoseph Goldstein氏の話を聞く機会がありました。最近は、成長ホルモン分泌因子として当初同定された食欲制御ホルモンであるGhrelinの研究をしているようです。Ghrelinの発見と構造決定は10年以上前になりますが、このホルモンは第三番目のセリンにこのホルモンでしか見つかっていない脂肪酸修飾があります。この脂肪酸修飾は純粋に遺伝子配列から得られた合成アミノ酸ペプチドと実際に精製したGhrelinとの分子量との差から、計算で予測されたもので、しかもこれまで未知の脂肪酸修飾であったという劇的な話を聞いた覚えがあります。Goldstein氏は、この脂肪酸修飾を媒介するGOATという酵素を発見し、GOATのノックアウトでは活性型Ghrelinがなくなることを見つけました。しかし、GOATもGhrelinもGhrelin 受容体もいずれのノックアウトも、通常状態では何の目立った異常も示さないという、研究者ならがっくりくるデータに至りました。しかしマウスにストレスをかけて、飢餓状態にしてやると、GOATのノックアウトは低血糖で死ぬということがわかりました。これは成長ホルモンの補充によって防げるのだそうです。
この話で、何点か私が感心したことがあるのですが、第一は、この脂肪酸修飾を媒介する酵素を見つけるという研究計画です。酵素の同定をするというアイデアは誰でも思い浮かぶことかも知れませんが、この研究計画の素晴らしい点は、答えがあることが分かっていることと、それを見つけるための手段があることです。こういう研究がお金をとってこれる研究です。一方、ノックアウトマウスをつくって形質を解析するという研究はもっとリスクが高いわけで、それでお金をとってこようとすると、まずノックアウトをつくって、何らかの形質を見つけて、それを解析する価値があることを示す必要があります。いずれにしても、この酵素を発見するというボトルネックの疑問を同定した事がこの研究の肝でした。研究の一番重要なことは、最初に「よい疑問」を思いつくことでしょうね。