ナンダカンダと忙しい年の瀬です。大地震と原発事故からもう9ヶ月余りも経ったのがウソのようです。原発心配です。誰もメルトスルーした核燃料の正確な情報は知らず、ただ放射性物質はまだまだ飛散し続けている状況のようで、放射能汚染された食料があちこちで見つかって毎日のように問題になっています。意図的に汚染された食材を誤摩化して流通させる業者による二次的人災の部分も大きいようです。BLOGOSに次のような話がありました。あらためて言うような話ではないかも知れませんが、日本の食にすでに安心はないということですね。
日本でも今は、産地を偽装して売るということになってます。福島の海産物が夜に名古屋まで運ばれていって、名古屋の市場で安い値段で卸されて業者が買い付けして、関西圏に出回っているということが実際に行われているようです。それは噂としてではなく、実際にやってる人の親戚から聞いた話です。これからは食べ物によって、福島だけでなく日本中がくまなく汚染される事態になりつつあります。
一回限りのことではなくて、仕事としてやってる
「非常に安い」ということを聞きつけて、(被災地の産品だと)分っている人達が買い付けにくるようですね。
それにしても、あきれかえるのは東電と政府がつき続けてきたウソですね。最初からわかっていた状況を、直ちに影響はないとか、メルトダウンしている証拠はないとか散々、言ってきたくせに、最近になってホトボリが冷めたとでも思ったのか、少しずつウソを訂正し出しました。この9ヶ月もの間、国民を被曝させ続け、放射能汚染した食材を流通させてきた政府と東電こそがウソの情報を故意に流して「風評被害」を引き起こした当事者です。日本は国家としての体をなしていない、と人々はよく言いますが、全くその通りです。
そんな中で明るいニュースは、鈴木宗男さんの仮釈放でしょうか。この人も外務省の内紛に絡んでコイズミ政権に国策捜査で、嵌められましたが、気力は衰えず、出所後そのまま記者会見へ直行しました。この方の言うことは大変マトモです。政策的にも理の通っていますし、何より言葉に誠実さが感じられます。無理が通れば道理が引っ込むわけで、今では、マトモな人間が検察や司法を含む官僚組織とマスコミにデタラメなリンチを加えられてきた一方で、恥知らずの空きカン、ドジョウ、悪徳弁護士やマエハラ氏らは、官僚どもにすり寄って、国と国民を売り払おうとしています。
悪口は控えるはずでした。やめます。
鈴木氏が会見で次のように言っていました。
苦難を乗り越えるには3つ必要だと思いました。一つは筋を通す信念です。ブレないで生きる。もう一つは一人では生きていけない。家族、知人友人、仲間が必要だと思いました。家族は「天の配剤だと思って体に気をつけて頑張れ」と家内や娘から応援をもらいました。松山千春さんら多くの後援者からも「信じてるから頑張れ」と言ってくれました。3つ目は、ご先祖様を含めて万物に支えられてるなという思いを改めて思いました。
あたり前のように聞こえますが、実際に苦難を乗り越えてきた人の実感から出てきた重みのある言葉だと思うので、書き留めておきたいと思います。