百醜千拙草

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食料危機に備えて

2013-04-16 | Weblog
民主党が変節した空きカン、ドジョウのころから、期待を裏切られた人々の政治に対する不満が著しく増大し、それとともに不信も大きくなりました。そして、あの衆院選、「TPP断固反対」というビラを張りまくった自民党が、数ヶ月もしない内に前言を180度ひっくりかえすようなことがまかりとおる国です。ここまでやられたら、「やってられない、もうどうでもいい」と思う人の増えるのも仕方ないでしょう。民主主義にのっとってルールを作り、それに従って国家を運営するはずの政府が、一番最初にルール違反をし、ウソをつき、国民を騙すのです。それがこれほど開けっぴろげなのに、隠そうともしないのです。理屈がマトモに通じないのですから、この国の政府はキチガイと言ってもいいでしょう。外国ならとっくに革命が起きているでしょう。
「相手にしない、近寄らない」というのはキチガイに対する最善の対処法です。そう思えば、国民の政治に対する無関心というかあきらめは理にかなったことなのかも知れれません。

この国を運営する政治家や官僚は、経団連や国際企業の手先となって国民を奴隷化し税金を搾り取り、そのおこぼれを貰うという稼業のようです。奴隷になりたくないのなら、彼らのその手に乗らないことでしょう。中央銀行の発行する「カネ」と呼ばれる紙切れを余り信用しないことではないでしょうか。先日も日銀が「円」を刷り散らかしました。もちろん、しばらくはカネが市場に増えて景気がよくなったかのように見えます。しかしそのカネには根拠がないのです。単に刷っただけですから。バブルは必ずはじけ、市場は必ず暴落します。それを狙って火事場泥棒がやってきます。

ちょっと前、キプロスの預金封鎖がありましたが、これなど、火事場を作って泥棒する手間さえかけずに、いきなり人々の富を底引き網で漁ってしまうわけですから、悪質と言えば悪質です。ま、キプロスのようなタックスヘイブンに集まるカネですから少なからずキレイなカネではないのでしょうが。しかし、こうなると銀行の預金通帳の数字ほど虚しいものはありません。カネに依存した生活をしていると、いつ何時、こういう目にあうかわかりません。

ソ連が崩壊した時にロシアが生き延びれたのは、個人農園(ダーチャ)に食料の備蓄があったからだそうです。食料を外国に握られている今の日本では、多くの人がカネで食料を買うしかありません。思うに、個人農場などで食料を多少なりとも自給し、そこに「カネ」の関与をできるだけ減らすことは、私は個人レベルでの有効な安全保障だと思います。ローカルコミュニティでカネに依存しない生活の部分を増やしていくことが大切なのではないかと思います。そうすれば、キチガイとなるべくかかわり合いにならずに済みます。

ところで、やがて日本にも訪れるであろう食料危機に関してですが、「食べない」で生きれる人がいるそうです。Breatharianというそうです。日本でも「不食の時代」というドキュメンタリー映画が数年前に作られました。全く食べない、水も飲まないという人もいるようですが、多くの食べない人は、少しの野菜とミネラルビタミンのサプリメントと水ぐらいを摂取していて、それだけで体重と健康は維持できるようです。私、どうも信じられませんけど、もし食べないで生きれるのなら、食料自給率4割の日本の最大弱点は克服できそうです。そういう人の胃腸はウシの胃腸のような腸内細菌がいるそうで、腸内で老廃物からアミノ酸を合成することができるらしく、蛋白性食品を余り取る必要がないのだ、という説明を聞きました。ここ数年、私は基本的に菜食、穀物食ですが、菜食には数々の利点があると思います。食肉の生産は穀物や野菜の生産よりも遥かにコストがかかりカロリーや栄養ベースで考えると大変非効率です。だから食料自給の観点からは、食肉生産を減らすことは間接的に食料生産を上げることにもつながると思います。日本の場合はとにかく食料生産そのものが絶対的に不足しているにもかかわらず、国内の農業を保護するつもりが全くないのですから、これはもう個人で自衛するしかありません。昔のソ連のように個人農園で食料の確保を目指し、一方でコスト高で割にあわない肉食を減らしていくことが有効なのではないかと思うのですが。
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