原発事故がもたらした災害は大変なものです。阪神大震災の時を思えば、地震と津波だけなら今頃にはかなりの復興が見込めたはずです。然るに、放射能汚染のために周辺の地域は人が住めなくなり、いつ住めるようになるかもわからず、土地の人々は今も不十分な補償で終わりの見えない避難生活を余儀なくされています。現在も福島原発は、燃料プールに落下した20トンの大型機器を撤去するという極めて危険な作業の最中で、一歩間違えば再び大量の放射能が大放出されるという状況です。そんな状況にもかかわらずで九電、川内原発再稼動が予定されています。過去の過ちから学ばず、同じ失敗を繰り返す、本当にバカとしか言いようがありません。既に溜まり溜まった核廃棄物でさえどうしようもないというのに。加えて、先の国会でアベ内閣は、原発施設が攻撃を受けた場合の影響と避難計画について、全く何の想定もシミュレーションも行っていないということを明言しました。つまり、日本は身体中に爆薬を巻きつけた非常に脆弱な状態であるのに、アベ内閣は、アメリカの侵略戦争に参加して他国の恨みを買ったり、中国を挑発したりするようなことを平気でやろうとするぐらいの身のほど知らずだということです。
さて、福島原発においては、原発の杜撰な管理があったことは確かです。政府と東電は誰も責任を取らないまま、ウヤムヤにしたいのでしょうが、臭いものにフタをして、目先の利益のために将来に大きな危険を残し、本当に日本が「終了」するというような事態にさせてはいけません。そのためにも、事故の総括と責任者の処分は不可欠だと思います。検察審査会によって、東電元幹部を強制起訴されることになりました。残念ながら、検察も裁判所も官僚も大企業も同じ穴のムジナ、結果は最初から見えているようなものですが、それでも、国民の怒りを示すことは重要であろうと思います。団結すれば傲慢なアベ政権も霞が関も無視はできなくなります。ベルリンの壁が崩壊したのもたった千人のデモから始まりました。
たとえ、結果が分かっていても、行動しないといけない場合は多々あります。戦争法案に反対するデモや運動に高校生、大学生といった若者が参加しているのは心強い限りです。象牙の塔にこもるのを好むと思われている学者の人々も立ち上がりました。しかし、この戦争法案はアメリカと官僚が合意してアベ氏にやらせているのだから、国民が反対運動をしても結果は多分、変わりません。それでも、国民の意思は伝わります。日本では国民は舐められていますが、他の国では権力者はもっと国民の暴動を恐れるもので、もしも他の国でアベ内閣のようなデタラメを無理やり通そうとすると、とっくの昔に手榴弾が飛び交っているでしょう。だから、NHKや他の日本のマスメディアよりも、外国のメディアの方が、日本国民の怒りの声を取り上げ、アベ独裁政権の批判をします。そうして声を上げ続けることで、権力側もいずれは無視できなくなるのです。アベ内閣の終わりは近いです。
ライブドアで株式博打で調子に乗りすぎて、利用されたあげくに捨てられた人、「安保デモとかに参加してる奴らってアポロが月に行ってないとか本気で信じてるような奴らだよな」、「東電の刑事責任追及は再発防止には役立たない、本当害悪でしかない感情にに引きずられる人」などとツイートして顰蹙を浴びています。
人間は感情の動物であり、戦争を起こす人間は、その感情を操作して、扇動するのです。人間は理性では動かず、感情で動きます。原発廃止や安保法案を潰せるのは、最終的には人々の感情に基づく行動だろうと思います。 「アポロが月にいっていないと本気で信じている奴ら」の意図はよく理解できませんが、アボロが月に言っていないと信じたところで、アメリカがアポロは月に言ったと言っている以上、それに反論しても意味がない、という意味でしょうか。同じく、戦争法案は筋書きがあって通ることになっているから、デモをやっても意味がないという意味ですかね。そうなら、この人の理屈だと、どうせ人間もそのうち死ぬのだから、生きてきても仕方がないという理屈になりませんか。いずれにせよ、この人が行動する人々をバカにしているらしいということは分かりますが、人をバカにして何か得があるのでしょうか? そして、この人はデモで意思表明する若者たち以上にどんなに素晴らしい事をしているのでしょう?
そういえば、この人も元は東大だったな、と思い出して、山根治ブログを覗いてみました。そこで、「東大話法」という言葉を知りました。「霞が関文学」と同根のものでしょうか。
山根治ブログから引用。
なるほど、アベ氏の詭弁が説得力をもたないのは、東大話法を使いこなせないのに、東大話法で話の本質をごまかそうとするからなのでしょう。東大話法のプロの官僚答弁でさえ聞くに堪えないのに。
追記。私が個人的に知っている東大の人々の多くは、誠実で真面目な人々です。東大話法は東大出身官僚の答弁スタイルのステロタイプであり、決してblanketに東大の人々の言動を批判するものではありません。念のため。
さて、福島原発においては、原発の杜撰な管理があったことは確かです。政府と東電は誰も責任を取らないまま、ウヤムヤにしたいのでしょうが、臭いものにフタをして、目先の利益のために将来に大きな危険を残し、本当に日本が「終了」するというような事態にさせてはいけません。そのためにも、事故の総括と責任者の処分は不可欠だと思います。検察審査会によって、東電元幹部を強制起訴されることになりました。残念ながら、検察も裁判所も官僚も大企業も同じ穴のムジナ、結果は最初から見えているようなものですが、それでも、国民の怒りを示すことは重要であろうと思います。団結すれば傲慢なアベ政権も霞が関も無視はできなくなります。ベルリンの壁が崩壊したのもたった千人のデモから始まりました。
たとえ、結果が分かっていても、行動しないといけない場合は多々あります。戦争法案に反対するデモや運動に高校生、大学生といった若者が参加しているのは心強い限りです。象牙の塔にこもるのを好むと思われている学者の人々も立ち上がりました。しかし、この戦争法案はアメリカと官僚が合意してアベ氏にやらせているのだから、国民が反対運動をしても結果は多分、変わりません。それでも、国民の意思は伝わります。日本では国民は舐められていますが、他の国では権力者はもっと国民の暴動を恐れるもので、もしも他の国でアベ内閣のようなデタラメを無理やり通そうとすると、とっくの昔に手榴弾が飛び交っているでしょう。だから、NHKや他の日本のマスメディアよりも、外国のメディアの方が、日本国民の怒りの声を取り上げ、アベ独裁政権の批判をします。そうして声を上げ続けることで、権力側もいずれは無視できなくなるのです。アベ内閣の終わりは近いです。
ライブドアで株式博打で調子に乗りすぎて、利用されたあげくに捨てられた人、「安保デモとかに参加してる奴らってアポロが月に行ってないとか本気で信じてるような奴らだよな」、「東電の刑事責任追及は再発防止には役立たない、本当害悪でしかない感情にに引きずられる人」などとツイートして顰蹙を浴びています。
人間は感情の動物であり、戦争を起こす人間は、その感情を操作して、扇動するのです。人間は理性では動かず、感情で動きます。原発廃止や安保法案を潰せるのは、最終的には人々の感情に基づく行動だろうと思います。 「アポロが月にいっていないと本気で信じている奴ら」の意図はよく理解できませんが、アボロが月に言っていないと信じたところで、アメリカがアポロは月に言ったと言っている以上、それに反論しても意味がない、という意味でしょうか。同じく、戦争法案は筋書きがあって通ることになっているから、デモをやっても意味がないという意味ですかね。そうなら、この人の理屈だと、どうせ人間もそのうち死ぬのだから、生きてきても仕方がないという理屈になりませんか。いずれにせよ、この人が行動する人々をバカにしているらしいということは分かりますが、人をバカにして何か得があるのでしょうか? そして、この人はデモで意思表明する若者たち以上にどんなに素晴らしい事をしているのでしょう?
そういえば、この人も元は東大だったな、と思い出して、山根治ブログを覗いてみました。そこで、「東大話法」という言葉を知りました。「霞が関文学」と同根のものでしょうか。
山根治ブログから引用。
安冨歩著『原発危機と東大話法』を読み直してみた。
この著書の標題に用いられている「東大話法」は、安冨氏による造語であり、当ブログでたびたび言及してきたものである。黒を白と言いくるめるインチキ話法のことだ。東大関係者、あるいは東大関係者もどきが、人を煙(けむ)に巻いたり、騙したりするときに用いるレトリック、論法のことである。安冨氏は、『屁理屈のためのレトリックの体系』(前掲書.P.240)と言っている。
、、、
「東大話法規則一覧」
規則1.自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する。
規則2.自分の立場の都合のよいように相手の話しを解釈する。
規則3.都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする。
規則4.都合のよいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す。
規則5.どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々で話す。
規則6.自分の問題を隠すために、同種の問題を持つ人を、力いっぱい批判する。
規則7.その場で自分が立派な人だと思われることを言う。
規則8.自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテル貼りし、実体化して属性を勝手に設定し、解説する。
規則9.「誤解を恐れずに言えば」と言って、嘘をつく。
規則10.スケ-プゴ-トを侮辱することで、読者・聞き手を恫喝し、迎合的な態度を取らせる。
規則11.相手の知識が自分より低いと見たら、なりふり構わず、自信満々で難しそうな概念を持ち出す。
規則12.自分の議論を「公平」だと無根拠に断言する。
規則13.自分の立場に沿って、都合のよい話を集める。
規則14.羊頭狗肉。
規則15.わけのわからない見せかけの自己批判によって、誠実さを演出する。
規則16.わけのわからない理屈を使って相手をケムに巻き、自分の主張を正当化する。
規則17.ああでもない、こうでもない、と自分がいろいろ知っていることを並べて、賢いところを見せる。
規則18.ああでもない、こうでもない、と引っ張っておいて、自分の言いたいところに突然落とす。
規則19.全体のバランスを常に考えて発言せよ。
規則20.「もし○○○であるとしたら、お詫びします」と言って、謝罪したフリで切り抜ける。
(前掲書.P.24~P.25)
この著書の標題に用いられている「東大話法」は、安冨氏による造語であり、当ブログでたびたび言及してきたものである。黒を白と言いくるめるインチキ話法のことだ。東大関係者、あるいは東大関係者もどきが、人を煙(けむ)に巻いたり、騙したりするときに用いるレトリック、論法のことである。安冨氏は、『屁理屈のためのレトリックの体系』(前掲書.P.240)と言っている。
、、、
「東大話法規則一覧」
規則1.自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する。
規則2.自分の立場の都合のよいように相手の話しを解釈する。
規則3.都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする。
規則4.都合のよいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す。
規則5.どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々で話す。
規則6.自分の問題を隠すために、同種の問題を持つ人を、力いっぱい批判する。
規則7.その場で自分が立派な人だと思われることを言う。
規則8.自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテル貼りし、実体化して属性を勝手に設定し、解説する。
規則9.「誤解を恐れずに言えば」と言って、嘘をつく。
規則10.スケ-プゴ-トを侮辱することで、読者・聞き手を恫喝し、迎合的な態度を取らせる。
規則11.相手の知識が自分より低いと見たら、なりふり構わず、自信満々で難しそうな概念を持ち出す。
規則12.自分の議論を「公平」だと無根拠に断言する。
規則13.自分の立場に沿って、都合のよい話を集める。
規則14.羊頭狗肉。
規則15.わけのわからない見せかけの自己批判によって、誠実さを演出する。
規則16.わけのわからない理屈を使って相手をケムに巻き、自分の主張を正当化する。
規則17.ああでもない、こうでもない、と自分がいろいろ知っていることを並べて、賢いところを見せる。
規則18.ああでもない、こうでもない、と引っ張っておいて、自分の言いたいところに突然落とす。
規則19.全体のバランスを常に考えて発言せよ。
規則20.「もし○○○であるとしたら、お詫びします」と言って、謝罪したフリで切り抜ける。
(前掲書.P.24~P.25)
なるほど、アベ氏の詭弁が説得力をもたないのは、東大話法を使いこなせないのに、東大話法で話の本質をごまかそうとするからなのでしょう。東大話法のプロの官僚答弁でさえ聞くに堪えないのに。
追記。私が個人的に知っている東大の人々の多くは、誠実で真面目な人々です。東大話法は東大出身官僚の答弁スタイルのステロタイプであり、決してblanketに東大の人々の言動を批判するものではありません。念のため。