申請書の締め切りが近づいてきて、ちょっと焦ってきました。データの確認もできていないのがあるので、その関連部分をどこまでつめるかまだ決めることができずスカッとした申請書が書けません。ということで、めずらしく忙しくしております。
それでも、ツイッターなどでニュースは毎日チェックしています。ここ数日の話題は、CRISPRがノーベル化学賞、HCVが医学生理学賞。HCVは抗体での検査ができるようになったのが30年ほど前ではないかと思いますけど、ノーベル賞になるまでずいぶん長くかかりました。一方、CRISPRは発見そのものはずいぶん前だと思いますけど、それを遺伝子改変技術に応用した論文は2012年ぐらいだと思います。その後のCRISPR(というより、Cas蛋白)技術の目覚ましい発展は目を見張るばかりで、私もここ数年、Cas9とCas12aにはお世話になっています。最近ではCas13を使ったコロナウイルス検出法の開発も話題になりました。CRISPR/Casの技術的な発展はBroadのFeng ZhengやDavid Liu、HarvardのGeroge Churchらのテクノロジストが分野をリードしてきました。UCとBroadとのパテント騒動も記憶に新しいです。CRISPR/Casは最初の論文から7-8年でノーベル賞ですから、生命科学技術の分野ではiPSなみのインパクトがあったということだと思います(事実そうだと思います)。
ところで、ツイッターを見ていると同時に腹の立つことも多いです。今回のトランプのコロナの感染と、その感染者にあるまじき振る舞いには、呆れかえりましたが、アメリカのメディアはキッチリとトランプのその行動を批判し、フェイスブックもツイッターもトランプの問題あるポストやツイートをブロックしました。救いがあるのは、大統領が無能なウソつきであっても、アメリカのメディアは少なくとも正気を保っており、すべき仕事をしていることです。
一方、日本もトランプなみに無能な男が首相をやっているわけですが、救いがないのはメディアがマトモに機能していないことでしょう。オフレコのパンケーキの会などにノコノコでかけているメディアは恥ずかしいと思わないのですかね。朝日新聞と東京新聞はこれを拒否し、「必要なのはオフレコ懇談会ではなく、会見だ」と主張。朝日もよくわからぬところがあるものの、今回は、これを評価しましょう。突っ込まれたらやましいことだらけのスガ、回答拒否の一手しか持ち技がない無能さは自覚しているのでしょう、アベ同様、真剣勝負の会見を避け、パンケーキで手懐けたメディアとだけの台本朗読会でお茶を濁そうとする態度が淺ましくも恥ずかしい。恥を知らぬのもアベ政権からの継承ということのようです。
こんなブログでも政権批判すると、まれに一本50円で冷笑コメントを書き込んでくるアルバイトが釣れたりしますが、今回はどうでしょう。