百醜千拙草

何とかやっています

詩人

2020-10-16 | Weblog
診察はまだですけど、やっぱり心不全のようで、ちょっと症状があるので困っています。高血圧と心房細動の組み合わせが悪かったようです。血圧は高いので左心房不全からの肺うっ血が主で、限界を越えてしまったようです。戻りますかね?

人間の体は精巧な機械で、一つ狂うと、あれよあれよという間に下り坂です。今年の夏は一日に1時間は歩いていたのに、今や階段を一つ昇ると息絶え絶えで、急に老人になったような気分です。酸素吸入しながら歩行器でヨタヨタ歩いている自分を想像しました。まだ家の借金も子供の授業料も払わないといけないし、何より自分の親を先に見送らねばなりません。それからコロナの中この一年かけて準備してきた申請書の締め切りが二週間後ですから、それをとりあえず終えるまではとは思っているのですけど、そんなことを言っている間に人生終わってしまうのでしょうね。ま、それでもいいですけど。

数年前、昔の知り合いが癌で若くして急逝しました。闘病の様子をブログに綴っていたのを後から知りました。余命数ヶ月の彼は、それでも学生の原稿を添削したりという毎日を体の許す限り続けていました。自分の余命があと数ヶ月だったら、私ならどう過ごすだろう、とぼんやり考えました。

病気は人を詩人にしますね。ふと見上げた秋の空と色付く木の葉の美しさに息を飲むのもこういう時です。よく人は死ぬまえには、世界が美しく見えるといいますし。昔、大学を終えたあとの就職前のグアム旅行の時に、職業を「詩人」だと言って入国しようとしたら「儲かるか?」と聞かれたことを思い出しました。

でこんぺちまった悲しみに今日も小雪が降りかかる、でこんぺちまった心臓は喩えばヴィトンの革袋、、、、でこんぺ、でこんぺで半年暮らす、ヨイヨイ、、、、でこんぺちゃったのよ、ララランラン、、、、、

詩作してみました。


コメント (1)
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