来月発表のレコーディングは無事終わりました。レコーディングはズームを使って向こうの技術アシスタントが録音しました。
しかし、聴衆ではなく、コンピューターの画面に向かってしゃべるというのは勝手がずいぶん違います。聞いている人の反応というフィードバックがないので、原稿を正確に一定スピードで間違いなく読むことに集中しました。ライブだと原稿を読むことはできないので、言うべきことを忘れたり、脱線したりもしますけど、一方、聴衆の様子をみながら、スライドを飛ばしたり、戻ったりということができるので、私はやりやすいです。一方、画面を見てのレコーディングは、相手が見えないという不安感はあるものの、画面に集中してしまえば原稿を読みさえすればいいので、思ったよりスムーズでした。とはいうもののポインターを操作しながらなので、原稿から目が離れた際に、つい、うっかり、そのままスライドを見ながら話し続けてしまい、何度か脱線してしまいました。それでも、時間内に終わったし許容範囲と思います。ポインターやスライドを誰かが操作してくれたら原稿から目を離さずに済んで、脱線しなかったのではないだろうかと思います。
それで思い出しましたが、昔は大腸内視鏡は二人でやる方法もあって、二人法では内視鏡の出し入れを担当する人と、内視鏡操作をする人と役割分担していました。息のあった二人なら盲腸まで二分でいけるらしいです。学会発表でも、ライブでないなら、原稿を読む人とスライドやポインターを操作する人を分けるとやりやすいように思います。ピアノでも譜面をめくる人がいますし。
発表に関しては、もう一度、テクニカルリハーサルというのに参加しないといけないようですが、それ以外は当日の質疑応答の時間までは何もする必要はありませんので、当日は気楽なものです。