緑色がほとんどなくなり、てらてらと黄色く熟しきった状態になった一つを食べてみることにした。果物だから、もちろん生で食べないと食べたことにならない。ネットの記事では、尖った部分を削り取るとあったけれど熟しているのでその必要もなさそうで、輪切りにしたのをそのまま噛む。
甘酸っぱい繊維の束を噛んでいる感じ。酸っぱさが勝ったら食えたものじゃないけれど、甘さがかなりあり、繊維が口に残るかと思えば、噛んでいるうちに全部飲み込めるという不思議な食感。
これは自然の状態だと何が食べるのだろう。鳥は食べないだろうと思われる。完熟しているならば、猿が食べるか。少し酸っぱいから整腸作用がありそうな感じなので、医食同源風に樹上生活動物が少し食べそうではあるけれど、これだけを食べる生き物がいるとは思われない。
一緒に送られてきた釈迦頭はクリーミーで、これはジューシー(スカスカな感じもあるけれど)。釈迦の脳味噌を食い、星を輪切りにして食うという本当に珍しい体験で、長生きはするもんだと思う次第にて感謝。