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食べる前に何となく遊んでみた。子どもの頃にやった福笑いを想い出す。唇が悩ましい。『食べ物で遊ぶんじゃない』などと言われたことがあるような気がする。嫌いな食べ物をぐちゃぐちゃにするだけで食べなかったり、満腹になっても銘々皿や飯茶碗や汁椀に残っているのを箸でつついたり掻きまわしたりしてると言われたような気がする。
コーヒーアートやデコレーションケーキや愛情弁当はどうなのだ!? ヒトのためにやるのは良くて、自分のためだけにやるのは単なる遊びとみなされてしまうのか? 愛があるかないか、真剣さがあるかないか、仕事として成立するかしないかで分かれるのだろうか? 最終的に全部食べたら許されることなのだろう、ということにしよう。途中で水を飲むこともなく、口直しが欲しくなることもなく、一気においしく完食しました。