

こいつをヘクサムシ(屁臭虫)のオスだと教えられた。
こちらも名を知らなかったので、へーっと感心した。
オスは少ないとも言われたけれど、晩秋や春先には田舎の廊下の窓周りやカーテンに止まっているのをよく見かける。
その後、カメムシの仲間ではあるけれどヘクサムシのオスではなく、オオトビサシガメというヤツで、刺されるとかなり痛いらしいことを知った。
ヘクサムシなんだから触ったら臭いだろうと、今まで触らぬ神に祟りなしで来て幸いだった。
刺すから、刺し亀か。
こいつはバナナの香りがするらしいので、暇な折に捕まえて確かめてみたいと思っていた。
ついにその機会がやってきたので、いつものようにガムテープを上から押し付けて捕まえ、嗅いでみたら少~し甘い匂いがしないでもないという感じ。
個性もあるのか、雌雄で差があるのか、次の機会に又嗅いでみたいと思っていたら、また電灯の周りをブンブン飛んでから着地したので撮ってからガムテープで捕まえ、嗅いでみた。
やはり、かすかに甘い香りかなという程度だった。