鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

猫の誘導

2018年11月25日 00時17分17秒 | 身の回りの生き物のこと

杉の切り株に点々とある杉の子は、ひこばえではなく、よその杉の種が落ちて芽吹いたものと思われる。

つい最近の実話。
前の家では可愛がっていた猫が死んでから、また新しい猫を飼っているのだけれど、今度は家の中に入れず玄関先にダンボール箱と餌皿を置いて中途半端な飼い方をしている。
田舎のことだから猫の放し飼いをとがめる人なんぞいないのだ。
その猫が裏にある物置小屋で3匹の仔を産み、育てている。
仔猫達は他所にもらわれていっても良いほどに育ち、小屋から出て冒険を始めるようになった。
先日、親猫が飼い主である我が農事の師の前でしきりに啼いてから、どこかに誘導するそぶりを見せたのだそうだ。
5mほど先から後ろを振り返るということをするので付いて行った。
確実に誘導していると思ったので、後を付いて50mほど行ったところ。
立ち止まって鳴き、今度は仔猫達の声も聞こえたのだ。
探してみると、他所の物置の戸が開いていて中からのようだったので、入ってみると風呂桶(最近のバス)が有り、子猫が3匹とも中に落ち込んでいて上がれなくなっていた。
救い出してめでたしめでたしなのだけれど、猫が誘導していくさまを見ていた隣の奥さんが『ゴウギなもんだの〜』と言ったということまで語ってくれた。
ゴウギというのは、すごいという意味でここいらの人が使う方言。
漢字を当てるなら豪儀(程度の甚だしいことと辞書にはある)。
話してくれるほうは感心しきりの嬉しくてたまらない豪儀な話だけれど、猫があまり好きではないこちらとしては豪儀に薄気味悪い話だ。
コメント (4)
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