偶然か必然かこれらの本を読むことになった。
『未成年』(The Children Act)イアン・マキューアン著 村松潔訳 新潮社刊は、かなり前に友人から勧められて読み始め、最後まで読みたいと強く思ったのに雑事にかまけて読まずじまいだったもの。
また図書館から借りることができてようやく読み終えた。
周りの何人かに読んで欲しいと思うくらいに感動し、しばらくはこれ以上の小説に出会わないかもしれないなどと思う。
子どもに対して大人たちはどのような影響を与えてしまうのか福祉とはどうあるべきものかといったようなことを思えば、十歳女児虐待死の事件とは背景も内容も全く違うのに較べないではいられない。
あとの2冊はのめり込むほどまで読み進まないうちに、病院のベッドで読むことになる本。
自分の気持ちと状況を照らし合わせれば、タイトルがタイムリーにシンクロする気がして、これがあるからいいか・・という気持ちになる。