本文とは関係ないけれど、ねじれて倒れてなお咲くセイタカアワダチソウ
ラグビーW杯の興奮をいまだにテレビは引きずっているように見える。
とか言いながら、鳥瞰目線の私もニホンチームのトライシーンが映されるといつでも嬉しい。
親しくさせてもらっていた仕事仲間の先輩から聞いた話を思い出す。
彼はラグビーの盛んな有名高校の出身だけれど、自身はラグビーをやったことなど一度もないはずの細身だった。
母校後輩たちの試合観戦を楽しみにしていて、毎年花園ラグビー場に応援に行くと言っていた。
彼の高校は毎年一定程度の成績をあげていて、優勝候補常連でもあったのだけれど、ある時にもう観に行かないと言う。
選手の父兄と思われる人たちが試合中にヤジを飛ばすのだと、それがみっともなくて観る気も応援する気も失せたのだということだった。
鍛え上げた肉体がぶつかり合うゲームだけれど、厳格なルールがあり罰則もある中でのケガを承知の肉弾戦。
今だから思うに、審判と双方の選手達とが試合を作り上げていくという紳士的スポーツであればこそ、観戦にも暗黙のモラルがあって試合が成り立つのに、野球の試合で見られるようなヤジを飛ばす人たちがいたのが残念でならないということだったと理解した。
私はヤジを飛ばす雰囲気は好きではないので、野球はするのも観るのも好まない。
野球はスポーツニュースの好プレーと得点シーンのサワリを観るだけでいい。
野球は一瞬一瞬のスポーツでスタンドプレーを見せる競技だから、ラグビーとはかなり違うものなのだろうと思った次第。