ギシギシ
スイバ
左2枚がスイバで右2枚がギシギシ
姿は良く似ているけれど、大きめで葉の基部が丸いのがギシギシで、小さめで葉の基部が矢尻型なのはスイバ。
花茎が伸びていなかったので判断できにくかったのだが、ここしばらくの陽気で急にスイバの薹が立ち上がり、赤い花芽が見られるようになった。
田舎ではギシギシをウマズッカシと言い、スイバをスッカシと言う。
ギシギシはタデ科ギシギシ属で、スイバはタデ科スイバ属なのに、なぜ田舎ではギシギシのことをウマズッカシと言っているのだろう。
2015年4月25日に『スイバの花』という記事を書いている。
検索すると、別名が色々とあってイタドリ(スカンポ)との混同もあり、ギシギシのことをウマスカンポとも言うようだ。
そうしてスイバのことをスカンポとも言うのだから、ギシギシをウマズッカシと言うのは間違いとも言えないと納得できる。
ウマは馬で、馬が喰うスイバということなのだろう。
今回、スイバには、ヒメスイバというものもあるという記述を読んだ。
葉の基部が矢尻型ではなくて、鉾型がヒメスイバというはっきりした特徴があるので、いつか見つけてみたい。
それにつけても、ギシギシもスイバも食用になるとあるのに、犬の散歩コース辺りに生えているので、味わえないのが残念だ。