以前から多肉植物に興味があるけれど、どれもこれも収集してまで楽しむということは出来ないだろうという思いが先走り、ひとつも手に入れないできた。
散歩コースの他所様の敷地から擁壁に垂れ下がっている薔薇の形のこれを、なかなかにいいなと目に止めていた。
そうしたら数日前に花を咲かせているのに気づき、手に入れるなら、もうこれしかないなという気になった。
サボテンの花ならもっと派手派手しく、棘の塊からこんな花が、という意外性のあるものはいくらでもある。
それでも、形だけ薔薇に似ている地味な色合いの多肉から、地味め五弁の花を咲かせる、こいつがいい。
検索してみると、薔薇の形のこの手の多肉は色々とあったが、花はそれぞれに違うので分かりやすかった。
グラプトペタルムの臘月という種類に間違いなくて、ネットでなら簡単に購入できそうだ。
ぽっちゃりしているから、葉(?)の先は棘になっておらず、食べてもおいしいらしい。
寒さにも暑さにも強いらしいし、多肉植物だから挿し葉(?)で簡単に増えるというのもいい。
もうすぐ宇治での冬ごもりを切り上げて、新潟県の田舎に行き農作業生活に入る。
動く生き物を連れ歩くのは難しいので、この臘月をペット代わりにしたいと、まだ手に入れてさえいないのに想う。
飼うなら、これ。