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勝手に基準木(標本木)と決めていた華僑墓地の染井吉野は7分咲き程になっていた。
小さな花虻がホバリングしては花に突っ込んでいく。
マルハナバチも1匹、蜜蜂も2,3匹見たが、スマホでは撮れなかった。
それより注目したのは、基準木の隣の木に生えているサルノコシカケ。
桜の樹に生えたサルノコシカケは珍重されるのだと、一言寺さんの住職が話してくれたことがある。
手の届かない高さにあり、花が咲いている今の時季に木登りはマズいだろう。
もう木登りする歳ではないし、お墓に植えられている樹から採るというのは出来そうにない。
どれほどの値打ちのものか、どんな効能があるのか、本当に切羽詰まったら何らかのコンタクトをとって、すがることになるかもしれない。