キアゲハ(黄揚羽)が、放置田のそこここに生えているセリ(芹)の花に止まったと思ったら、すぐにひらひらと葉っぱに移動して尻をくるりと曲げた。
直ぐに飛び去ったので、その辺りから目を離さずに近寄り、葉裏を確かめたら、思ったとおりに産卵していた。
キアゲハとなれば、ニンジンの葉に黄緑と黒の横縞鮮やかな芋虫が発生して葉を丸坊主にするのを、子どもの頃から観てきた。
セリも食草なのかと調べてみたら、セリ科のフェンネル、パセリ、コリアンダー、ニンジンとあるのだから、セリは大元だ。
慌ただしい飛び方なので撮れないでしまった、というより卵を産み付けたはずの葉から目が離せなかったので、それどころではなかった。
卵を撮って、さてもう一度キアゲハが来てくれないかと待ったけれど、来たのは真っ黒いクロマルハナバチ(黒丸花蜂)。
大きな図体で小さなセリの花から吸蜜しているのか、花粉団子も脚に着けている。