日照り続きでも全くへこたれない草があり、そのなかでも代表格がスベリヒユではないかと思われる。
初めて花が咲いてるのを見たような気がするのは、しゃがんだときにでも目に留まらなければ見逃すほどの小さな花だからだろう。
大きくはびこった太い茎のスベリヒユではなく、むしろ痩せている小振りな姿なのに花を咲かせている。
C4植物だそうでトウモロコシなどと同様に乾燥にも高温にも強いというのは、今夏、確かに間違いないと納得できる。
雑草を刈った庭に、ほとんど葉っぱが見えないほどに小さいギボウシ(擬宝珠)が花を咲かせていた。
薹立ちがわずか20cmほどの高さでしかなく健気そのものの様子は、スベリヒユもそうだけれど、極限的危機感からの開花なのだと思われる。