昨日は、毎日の歩数目標5000歩になるよう、数合わせ目的の散歩をした。
歩き始めてすぐの階段でサザンカ(山茶花)の花びらが目を惹いた。
放置されている家屋敷といったものはなく、荒れた前栽もあまり見ない新興住宅地なので、散った枯葉も花びらもすぐに片付けられる。
そういうわけで、コンクリート階段に赤い花びらが散っているのだって、ここで風情を感じないでどうする、といった感じ。
次に高台の公園から観たのが、曇り日の夕方なのでうっすらとした輪郭だけの比叡山。
450年余り前に、焼き討ち大虐殺があったとされているところだが、検索してみると、何千人も殺されたというほどではなかったらしいという記述もあった。
やった方もやられた方も双方が大げさに表現したかったようだ。
根本中堂も燃えずに残ったのかも知れないというような証拠があるとかなんとか。
とにかく、残っている記録がさまざまなのは、捏造と誇張は歴史の当たり前だからで、何が真実やらわからないからこそドラマは創られ続ける。
次に古い団地の中を通ったのだが、金網の張ってある遊休地というのか、土地の遊び部分に枯れススキ(芒)があって、良いアングルをさぐった。
きっちり綺麗に組み立てられたような物や景色より、どこかしらに綻びのあるようなユルイ感じに惹かれるのはいつものことだ。
12000歩余り歩いて、昨日時点での今年の平均歩数は5000歩を超えたから、帳尻合わせはできた。
今日からは、とにかく5000歩余りを毎日のつもり。