雪の下と言えば、植物のユキノシタということになるけれど、文字通りに雪の下から現れたモノ二つ。
雪が消え畑が見えて、昨年の痕跡が現れてくる。
1枚目の画像は玉葱の苗なのだが、4ヶ月間弱も雪の下になっていたのに消滅しなかった。
会社務めを終えてから農地を借り、趣味として農業をやり始めた同級生が『おー大丈夫そうだな』と言ってくれた。
彼から『玉葱は90日以上雪の下になると溶けてダメになると年寄から聞いた』と昨年教えてもらっていたので、諦めていた。
2年続きの大雪で去年はわずかしか生き残らなかったが、この分なら今年は追肥もしたら、初めてまともに玉葱が収穫できるかもしれない。
雪国用に玉葱の苗は、雪解けとともに売り出したら良いものを、なぜ晩秋に予約販売までして売るのだろう。
雪の下でいじけながらも生き延びてこそ玉葱として育つのだろうか、この疑問を周りにぶつけてみたい。
2枚目の画像は、昨秋に育ちきらなくて穫り残した白菜。
昨年とは積雪の仕方が違うからか、潰れながらも生きているようだ。
まともに育った分は収穫して新聞紙にくるんでおいたのが残っているので、わざわざこれを穫る必要もない。
むしろ、このまま残しておけば、とうが立って菜の花も咲く。
1群しか残らなかったニホンミツバチのための菜の花は、他にいくらでも咲くので、とう菜として食べるべきか。
同級生が言うには、『白菜のとう菜は作っている者しか食うことができないごちそうなんだ・・』とのこと。
別の人からは『白菜のとう菜は美味しくない』と聞いてもいるけれど、あくまで個人の感想で、種類の別もあるだろう。
数年前に初めて作ったキャベツも白菜もモノにならなくて、春に貧弱なとう菜を食べたことはあるのだが、先ずは今回も実食して経験を積む。