和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

あつといふ間。

2009-02-10 | Weblog
読売歌壇・俳壇は毎週月曜日に新聞に掲載。
昨日の月曜日は休刊日で、読売新聞火曜日に歌壇・俳壇が載っておりました。
昨日のブログに続いて、2月10日の読売新聞に元旦・新年を探してみました。

元旦のあつといふ間に暮れゐたりはや一年の一日を欠く
              久喜市 深沢ふさ江

この小池光氏の選評は
「本当に、まこと本当にこの通り。もう今年の一割は終わってしまった。歌は結句の『欠く』が的確に的を射貫く。」

冬至きぬ明日より日脚あづきつぶほどづつ伸ぶと母は言ひたり
              横浜市 小池詔明

とどきたる餅の重さよ遠き日の越後をおもい腰かがめ受く
              秩父市 内田定男

以上の2首は岡野弘彦選。

七十のわれも団員出初式   別府市 河野靖朗

初日受く一草一樹われもまた  町田市 枝沢聖文

以上の2句は宇多喜代子選。
コメント
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