テレビで、サッカー中継を見ていると、
守りが堅く、ゴールを決めるのは、まれで、
数にすると、イエローカードをもらうほうが
多いのじゃないか(笑)
と思ったりしながら、みていることがあります。
さてっと、そういえば、
国会中継も、イライラ度で比較すると、
サッカー観戦と同じような気がしてきます。
場外乱闘はプロレスで、
そういえば、国会議員には、
プロレスの方がいらっしゃるけれど、
サッカー選手あがりは、いませんね。
さてっと、
きれいにゴールを決めるのは一瞬で、
たいてい見逃していたりします。
そうすると、繰返されるゴールを決めた際の映像が
なんとも、ありがたい。
国会の議論も、
乱闘などは、たびたび映像となりますが、
きれいに決った議論となると、
はたして繰返し放映されているのか、
ちょっと疑問に思えてきます。
私が聞きたいのは、
きれいな意見を拝聴できる喜びにあります。
そのほとんどが、防御にはばまれて
ゴールを決められないわけですが、
やはり、白熱した議論の魅力は、あるはずです。
ということで(笑)、
鶴見太郎著「座談の思想」(新潮選書)から、
みごとに、シュートが決ったような座談の箇所を引用。
それは、竹内好と梅棹忠夫の座談にありました。
竹内好が「いまのアジアの抵抗運動は、
単に生存権の主張という以上に、人類的な
普遍の価値を高めるという意味をもっている。・・・」
というように指摘すると、
それに対して梅棹忠夫が語る箇所。
そこを引用。
「その見方は、やや楽観的にすぎるように思いますが・・・。
それは、アジア諸国において
そういう動きを示している人たちに対する、
たいへん好意的な見方ではありますが、
そういう方向が、今後のアジア諸国において
圧倒的な力を持つようになるかどうか、
心配だというわけです。
アジアの内部自体に、
人類的普遍的価値をぶちこわすような要素が、
ないとはいえない。
日本のことをいえば、われわれ日本人は、
アジア諸地域のもっているこの種の事実的側面を、
うっかりすると見のがして、
観念が空中滑走をしてしまうんじゃないか、
という心配をもちます。・・・」
うん。最初から読めばダラダラとしやすい、
座談ではありますが、
こうして、繰り返して読みたい
その箇所をとりあげる、
この「座談の思想」は、ありがたい。
守りが堅く、ゴールを決めるのは、まれで、
数にすると、イエローカードをもらうほうが
多いのじゃないか(笑)
と思ったりしながら、みていることがあります。
さてっと、そういえば、
国会中継も、イライラ度で比較すると、
サッカー観戦と同じような気がしてきます。
場外乱闘はプロレスで、
そういえば、国会議員には、
プロレスの方がいらっしゃるけれど、
サッカー選手あがりは、いませんね。
さてっと、
きれいにゴールを決めるのは一瞬で、
たいてい見逃していたりします。
そうすると、繰返されるゴールを決めた際の映像が
なんとも、ありがたい。
国会の議論も、
乱闘などは、たびたび映像となりますが、
きれいに決った議論となると、
はたして繰返し放映されているのか、
ちょっと疑問に思えてきます。
私が聞きたいのは、
きれいな意見を拝聴できる喜びにあります。
そのほとんどが、防御にはばまれて
ゴールを決められないわけですが、
やはり、白熱した議論の魅力は、あるはずです。
ということで(笑)、
鶴見太郎著「座談の思想」(新潮選書)から、
みごとに、シュートが決ったような座談の箇所を引用。
それは、竹内好と梅棹忠夫の座談にありました。
竹内好が「いまのアジアの抵抗運動は、
単に生存権の主張という以上に、人類的な
普遍の価値を高めるという意味をもっている。・・・」
というように指摘すると、
それに対して梅棹忠夫が語る箇所。
そこを引用。
「その見方は、やや楽観的にすぎるように思いますが・・・。
それは、アジア諸国において
そういう動きを示している人たちに対する、
たいへん好意的な見方ではありますが、
そういう方向が、今後のアジア諸国において
圧倒的な力を持つようになるかどうか、
心配だというわけです。
アジアの内部自体に、
人類的普遍的価値をぶちこわすような要素が、
ないとはいえない。
日本のことをいえば、われわれ日本人は、
アジア諸地域のもっているこの種の事実的側面を、
うっかりすると見のがして、
観念が空中滑走をしてしまうんじゃないか、
という心配をもちます。・・・」
うん。最初から読めばダラダラとしやすい、
座談ではありますが、
こうして、繰り返して読みたい
その箇所をとりあげる、
この「座談の思想」は、ありがたい。