和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

巻によって。

2015-11-13 | 書評欄拝見
内容は忘れてるのですが、
あの本は、読みごたえがあったなあ。
というような本があります。

「喧嘩両成敗の誕生」も
そういう一冊。
だからって、読み返そうともしません(笑)。
ただ本棚に並べて、忘れておりました。

読売新聞11月8日の読書欄。
その「空想書店」。
その「11月の店主」が
清水克行氏でした。

え~と。清水克行?
すぐ下にある。簡単な紹介があり、
著書に「喧嘩両成敗の誕生」とある。

ということで、普段は読まない
「空想書店」を読んでみました。

その回は「マイベスト日本中世史」。
そこから、すこし引用。

はじまりは、

「日本史関係の出版物には昔から
全20巻とか15巻といったシリーズ企画物が
多い。」

中頃にこうあります。

「次々と新刊書籍が刊行されるこの時代、
たまに街のふつうの本屋さんで、何年も前に出た
『日本の歴史』シリーズが依然として全巻揃えて
棚を飾っているさまを見かけると、
『よくぞ並べておいてくれた!』と、
店主の矜持に拍手を送りたい気持ちになる。
ただ、そんな書店主の努力に水をさすようで
恐縮なのだが、シリーズ物の『日本の歴史』には
巻によって『アタリ』『ハズレ』が大きいのも事実だ。
よく一般の方々から『日本の歴史シリーズでは、どの
出版社のものが一番いいですか?』と聞かれるのだが、
『断然××社がいいですよ』とは、とても即答できない。
どうしても『鎌倉前期なら○○社』
『南北朝時代なら、やっぱり△△社』というような、
答え方になってしまう。・・・
各社の日本の歴史シリーズのうち、最も良質な巻だけを
セレクトして、『おすすめマイベスト日本通史』を
店頭にならべる本屋さんというのはどうだろうか?
刊行時期も出版社も超越した、歴史書のドリームマッチだ。
・・・・」

う~ん。写真入りの5冊が並びます。
空想書店から、今日2冊届きました(笑)。
コメント
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