和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

エイ、オー、エイ、オー・・

2022-01-08 | 本棚並べ
たのんでいた古本が今日とどく。
『明治神宮 戦後復興の軌跡』(鹿島出版会・平成20年)。
今泉宣子編・明治神宮社務所発行。

うん。ページをめくるたび写真が目にはいる。
明治神宮の写真集のような感じで見れる一冊。
パラリとひらいたこの箇所を引用することに。
その写真には、
「昭和30年6月26日、木本祭斧入れ式・・」(p67)
と説明があります。そこの文のはじまり

「エイ、オー、エイ、オー、エイ、オー —―――。
昭和30年6月26日、奥深い木曾山中に杣人(そまびと)の声が響き渡った。

明治神宮造営工事の開始を告げる第一の神事、
御用材伐採始めの木本祭(このもとさい)である。
御社殿の御柱に供する木の本で斧を祭壇に供え、
この日より始まる伐採の無事を祈るのだ。

ここは岐阜県武儀(むぎ)郡七宗(ひちそう)村(現・加茂郡七宗町)、
岐阜営林署管内岩井谷事業所の国有林地である。

造営委員会においては、木造による社殿造営が決定したのをうけて
直ちに御用材の調達に着手、林野庁に特別払い下げを申請した。
林野庁はこれを受けて、長野・名古屋を含む各営林署を通じて手配。
伐採の最初の現場となったのが、この七宗国有林であった。
・・・・」(p66)

表紙には、こうも書かれておりました。

「代々木の杜と鎮座地渋谷。焼け跡からの再生物語」

はい。わたしなど、読まずに写真だけをパラパラとめくります。
建設現場の雰囲気が伝わってくるようなそんな一冊なのでした。

コメント (2)
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