和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

四年半前の民主党。

2015-07-20 | 産経新聞
産経の古新聞をひらく。
その6月30日に、さりげなくも
印象に残っていた記事があったので
あらためて読み直すことに。
総合欄の真ん中囲み記事。
政治部次長・船津寛氏の署名記事でした。
せっかくなので引用してみます(笑)。

はじまりは

「自民党の若手議員が開催した勉強会
『文化芸術懇話会』における発言が、
『報道機関への圧力』だとして批判されている。
新聞各紙は『自民の傲慢は度し難い』(朝日)
『言論統制の危険な風潮』(毎日)などと
怒りの拳を振り上げ・・・
そのたびに4年半前の悲しい体験を思い出す。
当時、私は政治部の『与党キャップ』という立場で
永田町にいた。民主党が政権の座に就き、
1年ちょっとたった時期だ。
・・・・・」

ここは具体的で重要な箇所ですが、
あえてカット。そのあとを引用。

「しかし、民主党はその後も、前原誠司政調会長(当時)
のことを『言うだけ番長』と書いたら、
記者会見から本紙記者を排除した。
別の記者は、菅直人首相(当時)の記者会見で
挙手しても挙手しても無視され、ついに
質問の機会を与えられなかった。
これはわが社だけが標的になったわけではないが、
松本龍復興担当相(当時)が被災地で
テレビカメラが回っているにもかかわらず、
『今の最後の言葉はオフレコです。いいですか?
皆さん。書いたらもうその社は終わりだから』
と報道陣を恫喝したこともあった。
・・・・
岡田克也代表は記者会見で、
自民党の若手議員の発言をつかまえて、
『おごりでしょうね。自分たちに権力があると、
メディアを自由に左右できるという、
そのおごりの結果の発言だと思う』と語った。
私は4年半前の民主党の『おごりっぷり』は、
今の政権の比ではなかったと思っている・・」


他の党を批判ばかりする政党が政権をとると、
まずは、批判封じにかかるという
貴重な経験を私たち日本人は持ったわけです。
この経験は何度でも反芻していいのだ。
「4年半前の民主党の『おごりっぷり』」。


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