「ひふみん語録」の
はじまりを引用しなきゃ。
「まず紹介したいのは妻の言葉です。
1960年に結婚して以来、妻は共に
魂を燃やして人生を歩んでくれました。
ある時、その妻からこう言われたのです。
『あなたは棋士なのだから、
どんな時でもいい将棋を
指さないといけません』
この言葉を聞いたのは、
日本が高度経済成長期の真っ只中だった頃です。
ただ、いくら世間が好景気に沸こうと、
将棋の世界が恩恵を受けることはありませんでした。
そこで、タイトル戦を主催する新聞社の幹部と
話をしたのですが、
『将棋界には大きな変化がないので
契約金を上げる理由もない』
と言われてしまった。・・・
当時はそういう反応でした。
その時、もし妻に
『いくら頑張っても将棋界は
先がないんじゃないですか』
と言われたら困ってしまったと思いますが、
そうではなくて、
状況が良かれ悪しかれ、
たとえどんな時でも
いい将棋を指しなさい
と背中を押されたわけです。
『そうか!妻の言う通りだ!』
と感じた私は将棋に精進する
ことを決意しました。
思えば、『名人』という
大きな目標を初めて意識したのも
この時でした。
妻の言葉にはいまも深く
感謝しています。」
(「新潮45」2月号p83)
ちなみに、
加藤一二三氏には、近著
「天才棋士加藤一二三 挑み続ける人生」
があるそうです。
う~ん。私は雑誌で満足(笑)。
はじまりを引用しなきゃ。
「まず紹介したいのは妻の言葉です。
1960年に結婚して以来、妻は共に
魂を燃やして人生を歩んでくれました。
ある時、その妻からこう言われたのです。
『あなたは棋士なのだから、
どんな時でもいい将棋を
指さないといけません』
この言葉を聞いたのは、
日本が高度経済成長期の真っ只中だった頃です。
ただ、いくら世間が好景気に沸こうと、
将棋の世界が恩恵を受けることはありませんでした。
そこで、タイトル戦を主催する新聞社の幹部と
話をしたのですが、
『将棋界には大きな変化がないので
契約金を上げる理由もない』
と言われてしまった。・・・
当時はそういう反応でした。
その時、もし妻に
『いくら頑張っても将棋界は
先がないんじゃないですか』
と言われたら困ってしまったと思いますが、
そうではなくて、
状況が良かれ悪しかれ、
たとえどんな時でも
いい将棋を指しなさい
と背中を押されたわけです。
『そうか!妻の言う通りだ!』
と感じた私は将棋に精進する
ことを決意しました。
思えば、『名人』という
大きな目標を初めて意識したのも
この時でした。
妻の言葉にはいまも深く
感謝しています。」
(「新潮45」2月号p83)
ちなみに、
加藤一二三氏には、近著
「天才棋士加藤一二三 挑み続ける人生」
があるそうです。
う~ん。私は雑誌で満足(笑)。
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