映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

アメリカ大変!

2008-09-15 22:58:53 | Weblog
何気なく携帯で日経のニュース見ていたら、アメリカ大変なことになっているようですね。

先週リーマンブラザーズの大赤字が判明した後から落ち着かない日が続いていましたが、ついに破産だそうですね。身売り交渉どうなるかとも思っていたけどね。
平成9年の日本でいう山一証券の倒産と意味合い一緒ですし、むしろリーマンの方が世界経済への影響大でしょうからとんでもないことになりました。

それに加えてのバンクオブアメリカのメリルリンチ吸収合併はビックリ!!
これはすごい合併だ。
でもこういう流れで、ウォール街ではたくさんの金融関係のエリートたちが職を失うと思うと気が重い。当然、それぞれ日本法人があるはずだから、日本でも首切りあるんだろうなあ↓心が痛みます。

住宅ローン金利が約7%台で、資産価格が下落するという流れは、日本のバブル崩壊とまったく同じ流れだと思う。あの時は、総量規制が銀行から出された後、不動産会社の借り入れの行き先が、朝鮮系金融機関や住宅専門金融会社(いわゆる住専)にいってしまった後、不動産会社が持ちこたえられなくなってつぶれると同時に金融機関がやられるという構図だった。
住宅ローンが7%というのはやっぱり高い。調達金利が高いだけに当然そうなるのだろうが、ある意味住宅ローンというのも、少ない自己資金で家を建てるという一種レバレッジをきかせているのと同じことだから、転売がきかなくなった時点でババを引かされる人が続出するはずだ。

土地の値上がりはどこかでいったんピークを迎えるわけで、そういった意味ではアメリカ人も日本の教訓を生かしきっていなかったのかもしれない。でもアメリカのすごいところはこういった倒産があっという間になされるということ。
日本は平成2年に大きな資産価格の下落が始まって、結局北拓銀行や山一がつぶれるまで7年かかったが、アメリカは昨年サブプライム問題が出たばかりだ。
やはりスピード感があるし、回復も早いのではないかと思う。

原油もあっという間に100$割れ、自分はいったん最高値147$の黄金分割ラインの91~92$程度まで下がって、最終半値の73$前後まで下がると見ている。下落チャートはいつも似たような動きをするはず。
でもガソリンスタンドの店頭価格はまだまだ160円台がいいとこ、もっと加速度を上げて下がってほしいなあ。
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キルビルとタランチーノ

2008-09-15 08:33:18 | 映画(洋画:2000年以降主演女性)
タランチーノはエリートではない。
知能指数が極めて高いと言われるが、普通の学校を中退して、ビデオ屋の店員になっている。そこでは好きなだけ映画が見れたらしい。
そのとき大量に仕入れた映画のネタがベースになっているものが多い。

数多く食べ歩きした人が、いい料理人になるとは限らないが、彼には食べ歩きをした方々のネタを自分の料理に生かす能力が抜群にある。ミシュランガイド的グルメ店だけでなく、幅広くB級、C級のグルメ店のいいところを吸収している。

キルビルもその一つだ。
日本が舞台となっているVO.1は、千葉真一や栗山千秋などの日本人俳優も数多く出演して、日本人にも馴染み深くなっている。しかし、やくざの親分リューの日本語などわれわれ日本人から見ると不自然なところも多い。
しかしそれを埋めるほどの迫力がある。

まずは、復讐第一戦の黒人女性宅への訪問と対決である。
このスピード感で一気に盛り上がる。相手の娘がいるにもかかわらず、復讐の灯は止まらない。ここで容赦なく黒人女性を倒す場面で一気にひきつけられる。娘がいるのに殺すなんてちょっとそお展開はいきなり驚かされる。
あとは、栗山千秋
これはいかにも強そう。しかもセーラー服がかっこいい。
ハンマーのようにビュンビュンふりまわす。互角の対決と思わせる迫力が栗山千秋に備わっている。

映画全体にどたばたかなと思う部分もあるが細かく練られた感じが強い。
日本映画やイーストウッドのウェスタンなどいろんなところからヒントをもらって場面場面でつかっているらしい。

リューを倒した後のVO.2ではずっと連戦連勝かな?と思わせるが、単純には行かない。ビルの弟を倒そうと寝城の車に行くが、弟にいきなり撃たれて棺おけに入れられてしまい、お墓に埋められる。これも逆にびっくりだ。映画の時間まだまだ長いなあ?大丈夫かな?なんて思っていると白い眉の老人が出てくる。
中国の古代武術に熟達した仙人のような老人に、武術を教わる場面がでて、そこで手の突きで木を打ち破る極意を習うのを見てようやくなんだそうなのかと思う。
棺おけを突き破り、砂の中を地上に這い上がり、再びビルの弟の車に戻るが、そこにはユマのライバルの片目の女殺人鬼が来ている。。。。

結局最後はビルを倒すんだろうなあ。。。とストーリーの先は想像がついてしまうが、そこには軽い迷彩がちりばめられて単純にはいかない。
情緒的な話も混ぜながら、単なる対決だけに終わらせないところがいい。

自分もたくさん映画を見ているけど、創作への道はまったく想像がつかない。
やっぱりタランチーノはすごい



コメント (4)
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吉越浩一郎 デッドライン仕事術

2008-09-15 06:16:17 | 
吉越浩一郎氏はトリンプジャパンの前社長である。

社長当時はやり手で知られ、テレビで紹介された時に彼のことを知った。
会社の諸問題を早朝会議にて次から次に即断即決していくその姿をみて驚いた。こんなに会議を有意義に利用している日本の経営者は見たことなかったからだ。会議以降うやむやにするのではなく、すべてデッドラインをもうけ、それが進捗しているかどうかは会議にて確認するという方式だ。

この本で気になった記述は
1.有限の時間の中で、より多くの仕事をこなそうと思ったら、処理するスピードを上げるしかない。3倍のスピードで仕事をすれば、三分の一の時間ですむ
2.社内向け書類を作成する時、見栄えを整えるのに熱心な人が多い。
3.社内メールを一対一でやることを禁じていた。(同じことを多人数に伝えるためにメールを利用する)
4.事前に正解を見つけて行動するよりも、行動しながら考えた方がいい。
(まずは川に飛び込め!)
5.社員の仕事は「小さな意思決定」の連続だ。悩む前に行動しろ
6.仕事のアウトプットを決めるのは、能力×時間×効率
7.書類は時系列で整理する。
書類を整理するため、日付を入れたA4サイズの仕切りが3か月分あり、そのほかに月別のファイルを作る。何日もかかる仕事も分解して、その日やる仕事を示す。
8.何を誰がいつまでにやるかを明確化する会議
9.時速300KMのF1マシンを若葉マークの運転手が運転しても、100KMくらいしか出せないだろう。かえってF1ドライバーがトラックを運転した方が早いかもしれない。
10.トップが現場から遠い企業はダメ
11.仕事のできない管理職に限って情報を隠す
12.撤退のルールを決めておけば、いつでも撤退できる。
13.世の中には、「一人でできなくても、会社というチームで進めば何とかなると思っている。」風潮がある。当事者意識がないとダメ。仕事は「駅伝」のようなもの。
14.ボトムアップと言いながら最終的に決めるのはトップの仕事。多くの意見を聞きながら最良の案を選択して、組織内に貫徹させる。

基本的には今までの著書と一緒の流れだが、整理術が参考になった。
仕事をするのに役に立てたい。


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