映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

ショーンコネリー  ザ ロック

2008-09-25 19:12:57 | 映画(洋画 99年以前)
今をもって、ショーンコネリーは「007」の印象が強いのは仕方がない。
その全盛時代にアルフレッドヒッチコック監督「マーニー」にも出たが、ヒッチコック映画でも007のにおいをぷんぷんさせる。

ある時期に髪の毛の薄さを世間にばらしてから、少しやさしい役が増えた。
ザロックは老いてからつくった作品だが、なぜか「007」のにおいを若干感じさせるところが良い。

ベトナム戦争の英雄エドハリス准将が、戦争で戦った戦死者の遺族の処遇が悪いと反乱をおこし、サンフランシスコのアルカトラズ牢獄の跡地に人質をとって立てこもる。そのミサイルが撃たれると数万の人が亡くなるというすごいミサイルを打つ準備をした。戦争の天才エドハリスに対処するにはどうすれば良いかを政府当局が熟考して、FBIの化学班の爆弾専門家ニコラスケイジがまず選ばれる。
もう一人はアルカトラズの脱出経験者元英国情報部員ショーンコネリーだ。
コネリーは超法規的に2日の約束で、牢獄を出てエドハリス一派に立ち向かうことになる。

2人は海兵隊の精鋭を引きつれ、ヘリコプターから潜水艇でアルカトラズに入り込む。コネリーは巧みにアルカトラズ要塞の中へ入る。しかし、相手に見破られ海兵隊の精鋭が全滅するが、2人は危うく生き残る。しかし、まだ牢獄の中にいることがわかってしまって、炎上攻撃などの執拗な攻撃を受けるが。。。。

アルカトラズの戦いの前に、サンフランシスコ市内のすさまじいカーチェイスを見せる。コネリーが逃げ回るわけである。ここで観客の目を奪う。コネリーの「007」のにおいはそのあたりから出し始める。いずれにせよ、コネリーは強い。ニコラスケイジは、FBIといっても本当はインテリ系なので、活躍するのはコネリーだ。強い!強い!逆にお茶らけたキャラクターはニコラスケイジの得意とすることろで、これはこれでよい。

「アルカトラズの脱出」というイーストウッドの映画がある。静かに流れる映画なので、同じ場所を扱った映画でも全然違う。
☆5つになる映画ではないが、見ておいて損はなかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする