映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

明治村 ライト帝国ホテル 名古屋旅行2

2009-08-09 15:14:56 | 家族
3日目は明治村へ行った。初めてである。旅行に行く前に妻に明治村の話をしたら却下された。残念であった。しかし、妻の行きたいところを2日間で行ったので、行ってもよいといわれた。憧れの建築家フランクロイドライト設計による「帝国ホテル」に出会えると思うと2日目の夜うれしくなった。

名古屋駅から名鉄で約30分で犬山駅に着く。そこから20分田園地帯の中バスに乗っていくと「明治村」はある。「明治村」では、明治時代に建てられた全国各地の由緒ある建物を60棟ほど移築復元している。まずは全体を一通り見ることが必要と、村内バスに乗る。その終点は「帝国ホテル」である。
バスで全体像をつかむ。非常に広い敷地なので、建物がゆったりと配置してある。まわりの樹木も適切に配置され、見る方向も考えられているせいか、それぞれの建物が非常に美しい。そう感じているうちに「帝国ホテル」に着く。

12年前シカゴのオークパークでフランクロイドライトの自邸と住宅街を見学した。プレイリースタイルといわれるその住宅のたたずまいは美しい。家の中に入ると、細かい造作にライトのこだわりを感じた。特にステンドグラスのデザインが印象に残った。彼の作品集はその後意識してみてきた。残念ながら明治村に来る機会はなかった。

「帝国ホテル」の前に立った。それだけで感動した。長年の願望が成就したうれしさになんともいえない気持ちになった。外観はレンガタイル貼りに大谷石を組み合わせる。大谷石は細かい彫刻がしてある。凝っている。西海岸のライト作品を特集した洋雑誌を持っている。そこで見た石の使い方に似ている。

近づいていった。細かいところに凝っているのがよくわかる。玄関の中から中に入る。そうするとまた素晴らしい空間があった。実際にホテルのロビーの様相を呈していた。レンガタイルと大谷石を中心とした意匠が外部から内部へとつながっている。3階まで吹き抜けている。窓ガラスを見た。いかにもライトらしい美しいステンドが細工されている。これをみてまたしびれた。家具、調度品、小物もよく考えられて配置されている。二階に素敵なカフェがあった。寄りたかったが時間がないのでやめた。他にたくさん見なければならないものがあるので。。。でもここだけで3時間くらいいても時間はもつであろう。

他の家も本当によかった。教会の中の造作とステンドグラス、漆喰壁の高天井、西郷邸のダイニングは素晴らしかった。ザビエル教会、8角形の屋根の監獄、北里研究所、昔の三重県庁など我々に与えられた3時間半ではとても見切れない。ここをきっちり見るには最低5~6時間、普通であれば2日間必要だと思った。行き方もわかったので、もう一度行ってみたい。
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