映画「殺人の告白」は2013年日本公開の韓国映画だ。
韓国のサスペンス系で評判いいのはなるべく劇場で見るようにしている。迫力が違うからだ。この映画は気がつかなかった。これもネット系で評判のいい作品だ。
見るやいなや、すごいアクションシーンに驚く。2人の格闘に目が離せないし、ぐいっと引き寄せられる。下町の飲み屋で大乱闘して、ビルの屋上で追いかけごっこをする。ものすごい迫力である。韓国アクション映画らしいスピーディな展開である。
見せ場は最後までたくさんあるし、次にどうなるのか?という感覚を起こさせる瞬間が続く。ただ途中で少しだれる。自分の感覚でいえば「チェイサー」「殺人の記憶」のレベルには達してはいない気がするが、日本のアクション映画では悲しいかなこのレベルまでもいかないんだよなあ。
10人が次々殺害される凶悪な連続殺人事件がおきた。主人公の担当刑事であるチェ班長(チョン・ジェヨン)が犯人をあと一歩のところで逃したシーンを映し出す。
それから15年たち凶悪事件も時効が成立した。成立後突如イ・ドゥソク(パク・シフ)という男が自ら犯人だと名乗り出る。彼は自分の犯した殺人事件について詳細に記した本を出版する。ルックスがいい彼は、一躍人気者となる。犯人を探し続けてきたチェ班長は突如現れた男の振る舞いに挑発される。
犯人はそれぞれの家族に謝罪に行ったりしたが、恨みを抱く遺族たちは黙っていなかった。犯人を懲らしめしようと試みる遺族も出てきた。ある家族は犯人を監禁する。しかし、ひどい目にあいながらも犯人は公安当局に訴えたりはしなかった。そんな中、自分こそが真犯人だと名乗る男が現れるのであるが。。。
担当刑事と犯人の取っ組み合いである最初のアクションシーンに圧倒されドキドキしてしまう。観客の目を釘付けにさせる。韓国アクション映画史上有数のすごいシーンじゃないかな?スタントマンを使っているとは思うけど、こりゃやっている方も大変だ。水槽がらみの乱闘は「シュリ」を連想させる。
あとすごいのはカーチェイスの場面だ。犯人を懲らしめようと、ある遺族が作戦を練る。犯人がプールで泳いでいる際に毒蛇を水中に放つ。毒蛇に刺された犯人が救急車で運ばれるが、その救急車に乗っていたのは救助隊員に変装した遺族のグループであった。ものすごい逃走劇が始まる。単に車同士を走らせるだけではない。車のボンネットの上で格闘したり、ハチャメチャになる。このカーチェイスも普通によくあるパターンとは違う。これも面白い。この映画もカット割りが多いが、それにより緊張感が高まる構造になっている。
刑事役チョン・ジェヨンは少し見て映画「黒く濁る村」の気触悪いジジイ役の奴だなとすぐわかった。嫌な感じの映画だったので、感想は書いていない。薄気味悪かった。でもチョンの刑事役はなかなかやるねえといった荒っぽい身動きだ。それにしても顔立ちが矢沢永吉そっくりなのに笑えた。
熱狂的なヤザワファンの自分からしてみても、髪型が似ているせいか、見れば見るほどそっくりだ。身長も同じくらいだ。それでチョンの写真をネット検索したけど、この映画のような顔をしている作品は皆無だ。全然違う表情をしている。さもなければ、もう少し矢沢に似ている評判がたってもおかしくないはずだけどね。
昔の恋人との逸話はちょっとクサイなあという気がするけど、こういう情交場面も映画には必要か?
パクシフは日本でいえば三善英史を連想させる顔立ちだ(ちょっと古いかな?)ここではもてもての元犯人といった役柄だが、韓流のおばさまには人気あるのであろうか?
ただ、この役柄みたいに犯人が時効直後に出現するなんてことあるのかなあ?日本でいえば、時効寸前で捕まった殺人事件の逃走犯福田和子がもし逃げ切れたとして、表舞台に出てくるとは到底思えない。しかも、本がバカ売れしてリッチになっていくという設定、印税の額は10億円単位で入ってくる話になっている。いくらなんでもそれはないでしょう。遺族に土下座してお詫びに行く話も含めてずいぶんと大げさだ。
最終に向けて軽いどんでん返しがある。確かに予測しづらい。でもこれは凄いという展開ではなかったなあ。
部分的には凄いアクションがあったけど、あとは飛びぬけるほどではない。もちろんレベルの高い韓国アクション映画界でということ。
若手の新人監督がこれほどまでのレベルの高いアクション映画を作ってしまうのが、韓国映画界の凄いところだ。
日本とはレベルが格段に違う。
韓国のサスペンス系で評判いいのはなるべく劇場で見るようにしている。迫力が違うからだ。この映画は気がつかなかった。これもネット系で評判のいい作品だ。
見るやいなや、すごいアクションシーンに驚く。2人の格闘に目が離せないし、ぐいっと引き寄せられる。下町の飲み屋で大乱闘して、ビルの屋上で追いかけごっこをする。ものすごい迫力である。韓国アクション映画らしいスピーディな展開である。
見せ場は最後までたくさんあるし、次にどうなるのか?という感覚を起こさせる瞬間が続く。ただ途中で少しだれる。自分の感覚でいえば「チェイサー」「殺人の記憶」のレベルには達してはいない気がするが、日本のアクション映画では悲しいかなこのレベルまでもいかないんだよなあ。
10人が次々殺害される凶悪な連続殺人事件がおきた。主人公の担当刑事であるチェ班長(チョン・ジェヨン)が犯人をあと一歩のところで逃したシーンを映し出す。
それから15年たち凶悪事件も時効が成立した。成立後突如イ・ドゥソク(パク・シフ)という男が自ら犯人だと名乗り出る。彼は自分の犯した殺人事件について詳細に記した本を出版する。ルックスがいい彼は、一躍人気者となる。犯人を探し続けてきたチェ班長は突如現れた男の振る舞いに挑発される。
犯人はそれぞれの家族に謝罪に行ったりしたが、恨みを抱く遺族たちは黙っていなかった。犯人を懲らしめしようと試みる遺族も出てきた。ある家族は犯人を監禁する。しかし、ひどい目にあいながらも犯人は公安当局に訴えたりはしなかった。そんな中、自分こそが真犯人だと名乗る男が現れるのであるが。。。
担当刑事と犯人の取っ組み合いである最初のアクションシーンに圧倒されドキドキしてしまう。観客の目を釘付けにさせる。韓国アクション映画史上有数のすごいシーンじゃないかな?スタントマンを使っているとは思うけど、こりゃやっている方も大変だ。水槽がらみの乱闘は「シュリ」を連想させる。
あとすごいのはカーチェイスの場面だ。犯人を懲らしめようと、ある遺族が作戦を練る。犯人がプールで泳いでいる際に毒蛇を水中に放つ。毒蛇に刺された犯人が救急車で運ばれるが、その救急車に乗っていたのは救助隊員に変装した遺族のグループであった。ものすごい逃走劇が始まる。単に車同士を走らせるだけではない。車のボンネットの上で格闘したり、ハチャメチャになる。このカーチェイスも普通によくあるパターンとは違う。これも面白い。この映画もカット割りが多いが、それにより緊張感が高まる構造になっている。
刑事役チョン・ジェヨンは少し見て映画「黒く濁る村」の気触悪いジジイ役の奴だなとすぐわかった。嫌な感じの映画だったので、感想は書いていない。薄気味悪かった。でもチョンの刑事役はなかなかやるねえといった荒っぽい身動きだ。それにしても顔立ちが矢沢永吉そっくりなのに笑えた。
熱狂的なヤザワファンの自分からしてみても、髪型が似ているせいか、見れば見るほどそっくりだ。身長も同じくらいだ。それでチョンの写真をネット検索したけど、この映画のような顔をしている作品は皆無だ。全然違う表情をしている。さもなければ、もう少し矢沢に似ている評判がたってもおかしくないはずだけどね。
昔の恋人との逸話はちょっとクサイなあという気がするけど、こういう情交場面も映画には必要か?
パクシフは日本でいえば三善英史を連想させる顔立ちだ(ちょっと古いかな?)ここではもてもての元犯人といった役柄だが、韓流のおばさまには人気あるのであろうか?
ただ、この役柄みたいに犯人が時効直後に出現するなんてことあるのかなあ?日本でいえば、時効寸前で捕まった殺人事件の逃走犯福田和子がもし逃げ切れたとして、表舞台に出てくるとは到底思えない。しかも、本がバカ売れしてリッチになっていくという設定、印税の額は10億円単位で入ってくる話になっている。いくらなんでもそれはないでしょう。遺族に土下座してお詫びに行く話も含めてずいぶんと大げさだ。
最終に向けて軽いどんでん返しがある。確かに予測しづらい。でもこれは凄いという展開ではなかったなあ。
部分的には凄いアクションがあったけど、あとは飛びぬけるほどではない。もちろんレベルの高い韓国アクション映画界でということ。
若手の新人監督がこれほどまでのレベルの高いアクション映画を作ってしまうのが、韓国映画界の凄いところだ。
日本とはレベルが格段に違う。