10月2日(2日目) 天候晴れのち曇り
唐松岳の夜は空一面に星が広がる凄い夜だった。3時間ほどウトウトしただけで、深夜12時前から山の上をウロウロし、そのまま朝を迎えることになる。東にはきれいな雲海が広がり、浅間山、八ヶ岳、南アルプスをはじめ、遠く富士山を望むこともできた。
雲海遥か 唐松岳の夜明け
黎明の唐松岳と帰らずの嶮
日の出の頃には唐松岳山頂はたくさんの人が詰めかけているのが見える。その頃に私は展望台に移動し、朝焼けに焼ける空や唐松岳、五竜岳などを撮影していた。夜明け前に1本目の電池が無くなり交換したばかりなのだが、夜明けを撮影していると交換した電池があっという間に点滅しはじめた。充電が不十分だったらしい。もう1本あるのでなんとかなると思いつつ、そちらの電池に交換すると、それは交換した直後から残量わずかの表示、数枚撮っただけで点滅しはじめた。充電し忘れたのか、それともしばらく使っていなかったので放電してしまったのか?いずれにしても夜間撮影するにはライブビュー機能とノイズリダクション機能を使い、多量に電池を消耗するので、何枚撮れるかわからない状態だ。予定した五竜岳どころか、本日昼間の撮影すらままならない。痛恨の電池切れ、止む無し、五竜岳はあきらめて本日八方尾根を下山することにした。
雲海に陽昇る
朝の五竜岳
朝の斜光線のうちにビューポイントに移動したかったので、ソイジョイで軽く朝食を済ませ、早々に準備して6時半に下山しはじめる。唐松山荘から15分ほど下ったところで5~6羽の雷鳥の群れに出くわした。たぶん親子の雷鳥なのだろう。私の姿を見ると、早々にハイマツの中に逃げ込んでしまった。天気が良く、きれいな雲海と紅葉がきれいだったので、三脚をあちらこちらで立てながら歩き、五竜岳と鹿島槍ヶ岳の双耳峰が見える丸山ケルンに8時到着。ここで三脚を立てっぱなしにして朝食をとる。気温の上昇とともにしだいに雲海が上がり始め白馬三山の谷間に忍び寄ってきた。
白馬三山
丸山ケルンから見る五竜岳と鹿島槍ヶ岳
雲海迫る白馬三山
その先1時間ほどは歓喜の景色が広がる。暴れだした雲海が山肌に巻きつき、紅葉と雲海の素晴らしい景色を見ることができた。心配していた電池は、衣服でこすりながら使用していたが、丸山ケルン下のビューポイントで2本目が完全に空になり、残るは1本のみ。点滅状態だが、撮れるだけ撮ることにする。三脚を担ぎながら歩き、八方尾根の秋を満喫した。
紅葉と雲海、秋の八方尾根
雲上の五竜岳と鹿島槍ヶ岳
垣間見る白馬鑓ヶ岳
10時半を過ぎた頃にはもうすっかり雲海が登り、尾根はガスにつつまれて眺望はほとんど利かなくなってしまった。11時、八方池到着。唐松山荘はトップで出発したのに、もう大勢の人たちに追い抜かれて後のほうのグループに入ってしまった。良い景色が楽しめたのでそれもまた良し。八方池はたくさんのハイカーたちが訪れていたが、この時間にはもうすっかり雲に巻かれ、白馬三山も鹿島槍・五竜も見えない状態だった。ゆっくり歩いてリフト駅に到着。1本目のリフトを下りたところで再び白馬三山が姿を現し、池に映る数枚を撮影して八方尾根に別れを告げる。電池もなんとか持ってくれた。
雲上の白馬三山
紅葉と逆さ杓子岳
思えば、この日は八方尾根を下りたことが正解だったのかもしれない。五竜岳に向っていたら、おそらくこの雲海と五竜・鹿島槍や白馬三山の景色は見られなかっただろう。ちょうど五竜に向う尾根道を歩いている頃に雲海が昇ってきてしまうからだ。電池切れのおかげで良い景色が見られた。怪我の功名か!?
唐松岳の夜は空一面に星が広がる凄い夜だった。3時間ほどウトウトしただけで、深夜12時前から山の上をウロウロし、そのまま朝を迎えることになる。東にはきれいな雲海が広がり、浅間山、八ヶ岳、南アルプスをはじめ、遠く富士山を望むこともできた。
雲海遥か 唐松岳の夜明け
黎明の唐松岳と帰らずの嶮
日の出の頃には唐松岳山頂はたくさんの人が詰めかけているのが見える。その頃に私は展望台に移動し、朝焼けに焼ける空や唐松岳、五竜岳などを撮影していた。夜明け前に1本目の電池が無くなり交換したばかりなのだが、夜明けを撮影していると交換した電池があっという間に点滅しはじめた。充電が不十分だったらしい。もう1本あるのでなんとかなると思いつつ、そちらの電池に交換すると、それは交換した直後から残量わずかの表示、数枚撮っただけで点滅しはじめた。充電し忘れたのか、それともしばらく使っていなかったので放電してしまったのか?いずれにしても夜間撮影するにはライブビュー機能とノイズリダクション機能を使い、多量に電池を消耗するので、何枚撮れるかわからない状態だ。予定した五竜岳どころか、本日昼間の撮影すらままならない。痛恨の電池切れ、止む無し、五竜岳はあきらめて本日八方尾根を下山することにした。
雲海に陽昇る
朝の五竜岳
朝の斜光線のうちにビューポイントに移動したかったので、ソイジョイで軽く朝食を済ませ、早々に準備して6時半に下山しはじめる。唐松山荘から15分ほど下ったところで5~6羽の雷鳥の群れに出くわした。たぶん親子の雷鳥なのだろう。私の姿を見ると、早々にハイマツの中に逃げ込んでしまった。天気が良く、きれいな雲海と紅葉がきれいだったので、三脚をあちらこちらで立てながら歩き、五竜岳と鹿島槍ヶ岳の双耳峰が見える丸山ケルンに8時到着。ここで三脚を立てっぱなしにして朝食をとる。気温の上昇とともにしだいに雲海が上がり始め白馬三山の谷間に忍び寄ってきた。
白馬三山
丸山ケルンから見る五竜岳と鹿島槍ヶ岳
雲海迫る白馬三山
その先1時間ほどは歓喜の景色が広がる。暴れだした雲海が山肌に巻きつき、紅葉と雲海の素晴らしい景色を見ることができた。心配していた電池は、衣服でこすりながら使用していたが、丸山ケルン下のビューポイントで2本目が完全に空になり、残るは1本のみ。点滅状態だが、撮れるだけ撮ることにする。三脚を担ぎながら歩き、八方尾根の秋を満喫した。
紅葉と雲海、秋の八方尾根
雲上の五竜岳と鹿島槍ヶ岳
垣間見る白馬鑓ヶ岳
10時半を過ぎた頃にはもうすっかり雲海が登り、尾根はガスにつつまれて眺望はほとんど利かなくなってしまった。11時、八方池到着。唐松山荘はトップで出発したのに、もう大勢の人たちに追い抜かれて後のほうのグループに入ってしまった。良い景色が楽しめたのでそれもまた良し。八方池はたくさんのハイカーたちが訪れていたが、この時間にはもうすっかり雲に巻かれ、白馬三山も鹿島槍・五竜も見えない状態だった。ゆっくり歩いてリフト駅に到着。1本目のリフトを下りたところで再び白馬三山が姿を現し、池に映る数枚を撮影して八方尾根に別れを告げる。電池もなんとか持ってくれた。
雲上の白馬三山
紅葉と逆さ杓子岳
思えば、この日は八方尾根を下りたことが正解だったのかもしれない。五竜岳に向っていたら、おそらくこの雲海と五竜・鹿島槍や白馬三山の景色は見られなかっただろう。ちょうど五竜に向う尾根道を歩いている頃に雲海が昇ってきてしまうからだ。電池切れのおかげで良い景色が見られた。怪我の功名か!?